2022/07/09 UP
こんにちは、職サークルの平原です。
最近ガストの豆乳レアチーズケーキ ラズベリーソースがおいしすぎてハマりました。
就活の隙間に、おすすめです!!
さて、今日のテーマは【インターンシップ】です。
「色々ありすぎて分からない!!」という方に、就職支援と採用支援18年目のヒラハラが、インターンシップの全体像、企業の開催目的、参加する際の心得をまとめてみようと思います。
みなさんの「保存版」になれるように頑張りますっ
インターンシップとは
学業についている者が企業や官公庁などで一定期間、就業体験をすること。実際の仕事につくことで、自らの専攻や将来の職業選択に生かすねらいがある。
~コトバンク~
本来欧米で行われていた活動で、正式な就職の前に研修生として企業で働き、お互いにマッチングを確認してから入社するためのいわば「丁稚」制度です。そもそも欧米ではこのインターンシップが浸透しており、新卒学生を一括で採用する社会システムにはなっていません。
キャリア採用と新卒採用の区別も日本ほどはなく、学生時代の専攻を元に専門性を持って仕事を選ぶ傾向が強く、基本的にジョブ型採用。会社都合で職種がコロコロ変わることもありません。
日本は「終身雇用」「ゼネラリスト」「一から育て上げる」という文化が強く、入社後にその人の最適なポジションを探していくため、総合職として採用し、異動を経験しながら幅広く業務を経験させます。その場合、欧米のように入社時点での専門性も求めることはありません。
「やりたいことが見つからない」日本の学生にとっては、ありがた~~~~~~~~~~い仕組みだと思いませんか。
おっと話が逸れました。
ということで、欧米の本来のインターンシップと、日本のインターンシップは全く性質が違うということを認識してください。
日本でのインターンシップとは
日本でのインターンシップは、大半が新卒採用のための集客・広報施策として行われています。
一部大学からの要請で、採用活動とは切り離し、学生に職業選択の材料を与えるための就業経験を目的としたインターンシップもあることにはあります。
そういったものは大学のキャリアセンターを通じ、定員が決められており、毎年〇人受け入れてください、のような形で企業側に依頼があるものです。
インターンシップのナビに掲載していたり、HPに掲載しているものは、基本的には採用活動のためのイチ施策です。
企業にとってのインターンシップ開催目的
前述した通り、多くの企業にとってはインターンシップは求職者に自社を知ってもらうための広報活動、集客活動です。
年々学生の就職活動が早期化する中で、政府からは「採用広報活動の解禁は3月1日から」という要請が出ており、大手ナビ運営会社などはこれに沿った内容しか掲載できないという縛りがあります。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou_yousei/index.html
とはいえ、3月1日から企業を調べ始めて、速攻で受ける企業を決め、6月1日から選考実施だなんて、誰が考えても無理なスケジュールです。学生から見えずらいBtoB企業や、中小企業は知ってもらう前に採用活動期間が終わってしまいますよね。
そこで「採用活動ではないけれど、学生の職業選択のための就業経験機会を提供する」という名目で各社はインターンシップを用意しています。
理想を追い求める政府は、インターンシップはあくまで採用活動とは別物なので、インターンシップで取得した個人情報を採用活動に使ってはいけないというルールを敷いていますが、そのあたりは24卒以降事前の提示によって緩和されるようです。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou_yousei/2024nendosotu/yousei2.pdf
あれこれ書きましたが、社会的な、政府的な定義はどうでもよくて、あなたの将来にとって「インターンシップ」という場を有効に使って欲しいと思います!
そこで、ここからはあなたの目的に沿ったインターンシップの選び方をご紹介します。
目的別 インターンシップの選び方
職業選択のために、実際に企業での就業体験をしっかりと積んで、リアルに「働く」ことをイメージしたい!実力をつけたい!という方
→ 必ず【長期】に参加してください
1)学校が窓口となる現場配属型インターンシップ(5days~2weeeksくらいが多い)
2)企業が用意する現場配属型インターンシップ(5days~2weeeksくらいが多い)
3)企業が募集している長期インターンシップ(学生アルバイト)→無期限、数年働けるものもある
3)が一番おすすめ。本当に「成果を上げて欲しい」と思って仕事を依頼されます。はっきり言って3じゃないと本当に自分に力をつけるレベルでの経験はできません。
1)は良くも悪くも現場に委任しており、リアルなケースが多いです。人事の目もあまり届いておらず、必ずしも早期選考対象というわけではありません。
2)は企業が採用活動目的に実施しているため、参加するためには大抵選考があります。現場体験とはいえ、優秀な学生さんを魅力付けしようと考え、プログラムを組んでいます。インターンシップの中でも行動を見られており、早期選考への誘導が高確率で発生します。
インターン選考に落ちた!もうヤダ!という人はこちらをご覧ください
インターン選考で落ちたんですけど…インターンシップで不合格になる理由と採用の裏側事情を大公開
3月に入る前に、色々な業界や仕事について知ってみたい!自分に何が合うのか探りたい!という方
→ 期間は重要ではありません。たくさん【社数】を参加することをお勧めします
企業が事前選考無で開催している1DAYインターンシップ(という言葉はもう使えなくなりました。1DAY仕事体験)でも全然意味があります。
自分が知らなかった業界、何をしているんだろう。
自分が知らなかった仕事、どんな力が必要なんだろう。
自分が知らなかった会社、どんな人が集まっているんだろう。
知らないことを知る、ということに何よりも価値があります。3社しか見ていない人と、30社見た人では企業選択の軸の強さが圧倒的に違います。何が自分に合うか、は比較してみないと絶対にわかりません。
また、選考がないからといって、1DAYだからと言って、早期選考の案内がないわけではありません。実は「夏のインターンシップ参加者全員」に早期選考を案内する、という企業も珍しくないんですよ!!!
インターンシップ=選考を突破しないと参加できないもの と考えている人、もったいない!
たくさんのまだ見ぬ企業が「選考なし」「半日で参加できる」
オープンカンパニー
を用意してくれています。是非この機会を活用して、夏休み中いけるだけインターンシップに参加してみてください。
インターンシップ参加の心得
受け身では、何に参加しても大した成果は得られません。
最低でも、参加する際には以下を実施してほしいと思います。
<参加前>
■このインターンシップで得たい事を書き出す
〇〇業界について学ぶ、〇〇職についてイメージを持つ、社会人の声を直接聞くなど
<参加後>
■参加して得られた事
〇〇業界は社会において~~~という価値を提供していた!
■自分とこの<業界/仕事/会社>が合いそうだと思った理由/合わなそうだと思った理由
自分の~~~という強みが活かせそう
~~~という雰囲気が自分には合いそう
この3つのメモを、参加する度に言語化してみてください。
10社分溜まったら、あなたの価値観や大事にしたいポイント、モチベーションの源がかなり
見えてくると思います。
行動しない後悔が一番もったいない!!夏を有効に使ってくださいね。
▼インターンシップをやっている企業に出会いたい、就活の準備も進めたい!という方はこちらへ