2023/01/12 UP
初めまして!24卒のりんかと申します!
ご縁あって今年の11月から職サークルの学生委員として活動を開始しました。
自分の学んだこと、経験をお届けできるように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!
私の初コラムは、12月23日に開催された2022年最後の職サークルギャザリングの報告レポートになります。
(ギャザリングとは人事と学生が‘’選考関係なく‘’ぶっちゃけてお話ができるイベントです。毎月異なるトークテーマに沿って、ざっくばらんにお話をします。前回のギャザリングレポートはこちらをどうぞ!)
今回のテーマは年末大放出!!
「ちゃんと話そう、お金の話」
面接での逆質問や個人面談、普段社会人の方と話すときでもなかなか聞けないお金の話や詳しい福利厚生の話。
それでもちゃんと知らなくてはいけないものですよね。
今回の参加者は24卒を中心に23~25卒まで幅広い学生がいらっしゃいました。
その中で、私自身や参加者の皆さんも
- 年収っていくらあれば満足なんだろう…
- 貯金のこととか考えたほうがいいのかな…
- 福利厚生ってどんなものがあるんだろう…
- 給料の話って聞いていいのかな、誰に聞けばいいのかな…
こんな疑問や不安を抱えていました。
実際、働くことを考えたとき、お金ってとても大切なものですよね。
しかし、お金について重視してはいけないような指導を受けたり、聞きづらい雰囲気があったります。
そんな中、今回のギャザリングはむしろとことん聞くことができる!
「働く」と「お金」について、学生と社会人が腹を割って話せる時間でした。
大まかなイベントの流れは以下の通りです↓↓↓↓
- アイスブレイキング
- 質問出しタイム
- とことん議論タイム
社会人に聞いてみた
まず初めに、参加してくださった社会人の方々に4つの質問に答えていただきました。
Q1 社会人のお給料は時給ではない?何に対してお金が支払われるの?
A 社会人のお給料は時給ではない。
「会社を通した社会への貢献」「会社の売上へ貢献」
このような成果に対してお金が支払われるため、お給料は時給で換算できるものではない。
Q2 小さい会社はお給料が少なく、大きい会社はお給料が高い?
A 業界の平均を基準にした時、低いと感じることはない。(従業員規模約400人の企業の方)
Q3 福利厚生はどこまで重視するべきなの?
A どこまでよりも「自分にとって何が必要なのか」ということを考えるほうがいい。
例えば、
・社宅があって生活費用が抑えられていたとしても、基本給が少なくていいのか?
・将来的に転職したいのなら退職金はいらないのではないか?
Q4 いくらあれば不自由なく暮らせる?初任給はどれくらいあればいいの?
A 自分がどんな生活をしたいかによる。
(最低賃金を満たしていること、基本給が高いことは前提として考える)
一人暮らしor実家住み、短期間で一気に稼ぎたいor長期間で考えて稼ぎたい、どこに住んでいるか等によって必要な金額が変わる。
初任給が高くてもそこから上がらない会社(完全歩合制)や高い給料でも残業が多い会社もある。
「お給料をいただく意味」や、お金について考えるためにはまず「自分のライフプランを考える必要がある」ということを再認識しました。
質問出しタイム
続いて、学生/社会人ごとのチームに分かれて15分間
- 学生:企業に聞いてみたい「お金に関する質問」
- 企業:学生に聞いてみたい「お金に関する質問」
について、それぞれリストアップしました。
それぞれから出た質問を一部抜粋すると
《学生側》
- 基本給に残業代が含まれているのは普通?残業代で稼ぐのは普通?
- 給料が高すぎる=ブラック?
- ボーナスの上がり下がりはどうやって決まるの?
- あってよかった福利厚生は?
《社会人側》
- 就活軸でお金の優先順位は高いの?仕事内容とどちらを重視している?
- ワークライフバランスについてどう考えている?
- 重視している福利厚生は?欲しい手当は?
- 期待していた福利厚生がなくなったとしても、その会社に居続ける?
上記のように様々な質問が出ました。
私は目標を作ってお給料や福利厚生について考えたかったので、特に「いつまでにいくら貯金をして老後を過ごすべきなのか」について伺いたいと思っていました。
質問タイム
ここからは企業・学生MIXチームになり、アイスブレイクを挟んだ後、いよいよ質問タイムに入りました。私のチームでは社会人5人、学生3人という計8人のチームで行われました。
※40分間 学生→企業→学生…と交互に質問を実施
ここからは私のいたチームで出た質問・答えを、学生側と社会人側に分けて紹介していきたいと思います。(それぞれの質問に1人ずつ答えていきました。)
《学生から社会人への質問》
Q. 家賃補助はどれくらいもらえるのが普通?基準はあるの?
A. 大丈夫という基準は特にない。
①あまり重きを置いていない。
自立ができるまでの配慮として、新卒2年目までは月2万円の補助を出す。
それ以降はボーナスがもらえるようになるが家賃補助は無くなる。
②借上社宅制度・引越し費用を負担する。
全国転勤がある企業のため、家賃補助ではなくこの2つの制度が導入されている。
③社宅制度/実家から通ってもらう。
Q. 何歳までにいくら貯金をしたらいい?
A.
①希望の生活水準による。
とにかく使わなかったお金を貯金するようにしている。
将来的に何を買いたいかを目標に考えて貯金額を決める方法も良いのではないか。
物価の変動等の理由から、今の100万と10年後の100万の価値は違うということを理解して考えることが必要。
②実際ライフイベントごとにいくらかかったのか(都内在住)
結婚式(新婚旅行等も含め)=250万
出産費用=50万
育休中は半年近く給料が入らない状況になるが、健康保険組合から給料の3割は負担してもらえた。しかし、健康保険組合からは育休後2ヶ月遅れで支給されるため、その期間はお金が入らない状況になることから、その期間分の資金は準備しておきたい。
③いくら必要かは人によるが、シミュレーションサイトを参考に考えてみると指標になる。
老後の心配をしている人は学生から社会人まで幅広くおり、その中でも1000万で済む人から4000万以上必要という人もいる。65歳(現在の定年)までに必要な資金を貯め切ることができるのかということを考えると、対策としてつみたてNISAや投資をする方法もある。投資の準備は大学生のうちからできることなのではないか。
Q. 非上場企業の年収はどこで調べられるのか?
A. 企業によるが、内定者には昇給や年収について詳しく公開している企業が多い。
①昇給に関していうと、全てブラックボックス。
資格やグレードによる目安位はあるけれど、あくまでも目安で本当にそうなるとは限らない。
②昇給システムは入ってみないとわからないところもあれば、質問NGの会社もある。
《社会人から学生への質問》
Q. ワークライフバランスはどれくらい重視しているの?
A.
①ワークライフバランスを重視している。
楽しく快適に安心して暮らすために働きたいため、自分の趣味を充実させるために、趣味にお金を回したい。その中で、自分も成長できるような仕事ができたら嬉しい。
②ワークライフバランスよりも、自分が成長できる仕事がしたい。
これを聞いた社会人の方からのフィードバック:
入ったばかりの頃は自分がいかに成長するかを大切にしていたけれど、子供ができたり地位が上がったりしたことで、自分の成長よりも部下や会社のこと、家庭のことなどの優先順位が上がることがある。
このようにライフステージが変化することで、仕事に求める優先順位が変わることがあるため、その優先順位に合わせて、自分の希望に合った働き方ができる会社に転職することも良い案だと思う。
Q. 福利厚生にどれくらい重きを置いているのか?
A.
自分が求める福利厚生があれば、そこまで気にしていない。
福利厚生よりも社風や事業内容を重視している。
社会人からのフィードバック:
・重視する福利厚生があると、企業選びしやすいと思う。
・生活の大半を占める、長く過ごす仕事。その内容が楽しくない、やりがいのないもので合ってもいいのだろうか。福利厚生や給料は最低限あることは当たり前として、自分がどんな将来像を持っていて、そのためには何をしなくてはいけないのか、どんな仕事をしなければいけないのかということをよく考えて欲しい。
グループトークタイム
40分の質問タイムを終え、最後に今日のワークを通して感じたことをグループ内でシェアしたところ、
《学生》
- 福利厚生面を中心に、現状を教えていただき参考になりました
- 普段お金について聞きにくいと思っていたから、とても参考になりました
《社会人側》
- 初めて参加したけれど、学生の不安や疑問を知ることができた。
- 他の社会人の話を聞いて、自分も勉強になることが多かった。
- ここまでざっくばらんに話す機会は少ない。今回のワークのように、インターンや座談会でここまでぶっちゃけて話せるようにするにはどうしたらいいのかを考えるようになった。本音で話す関係性を作り上げたいと思う。
- 福利厚生が自分にとってどれくらい大事なのかを改めて考えるほうがいい。
このようなお話を聞くことができました。
今回のまとめ
私自身も、今まで詳しく聞いたことのなかったお金の話をNGなしで赤裸々に話していただいたこと、社会人の方からも質問を受けたことで、実際にお話を伺わないとわからなかったことや考え方について学ぶことができ、とても貴重な時間を過ごすことができました!
今回のワークを通して、一人で悩んだりサイトを調べたりするだけではなく、経験のある社会人や人に頼るということも必要だなと実感しました。
今回の学びを、より多くの人に届けられたらとても嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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