職サークル

職サークル企業委員会

【第3回】面接のウラ話

2020/02/25

「学生のためになる」面接を!

より良い就職と採用のために、企業人事は何ができるのか?
そんな大きなテーマに臨むのが、職サークル企業実行委員会です。
毎月1回、メンバーが集い意見交換しています。その一部を覗いてみましょう。

<参加メンバー>
カトーレック株式会社(市川様、小福様)
株式会社信興テクノミスト(宮川様)
内外日東株式会社(手嶋様)
三菱電機ビルテクノサービス株式会社(高橋様)
株式会社リンクアット・ジャパン(半田様)
ユーザックシステム株式会社(樋野様)
株式会社パフ(大岡、田代)


パフ:田代さん
皆さん、本日もお集まりいただきまして、ありがとうございます!
毎回、より良い就職と採用のあり方をディスカッションするのが職サークル企業実行委員会ということで、本日もテーマに沿って意見交換を進めていければと思います。
本日は、学生が気になる「面接」について。裏話があれば、ぜひ皆さんに聞いてみたいです。

三菱電機ビルテクノサービス:高橋さん
当社の採用数は約200名。そのため、面接数はとても多いのが実情です。
具体的に言うと、朝から夕方まで、22コマ面接しています。
面接官も人間ですから、朝・昼・夕方では、コンディションが違ったりしますね。

パフ:大岡さん
ものすごい面接数ですね!ちなみに、面接をする際、学生が有利に働く時間はあるのですか?

三菱電機ビルテクノサービス:高橋さん
大前提、どの時間帯も真剣勝負ですから、面接の「質」という意味で差はありません。
ただ、朝一番の面接は評価基準が辛くなりがちですね。その日の基準点になりますからね。

パフ:田代さん
確かに。オーディション番組や採点スポーツでも、最初の審査は慎重になりますよね。
でも、朝はお互い頭が冴えているので良質なコミュニケーションが取れるメリットもあります。

ユーザックシステム:樋野さん
皆さんは、面接でも自社の特徴などを伝える機会があると思いますが、どの学生にも一律同じ説明をしているのですか。

カトーレック:市川さん
一人ひとり違いますね。その学生が、どの情報を欲しているか、で変えますね。

リンクアット・ジャパン:半田さん
私は、特徴の説明だけでなく、学生の就職活動がより良くなるようアドバイスすることもしばしばあります。

カトーレック:市川さん
確かに!フィードバックしますね。靴下がピンクは良くないよとか(笑)。

ユーザックシステム:樋野さん
そういえば、石田純一風に素足の学生もいました(笑)。

カトーレック:市川さん
質問したことに対して、答えがずれている人にも指摘しますね。「先ほどの質問もう一回してもいい?」と聞いて、回答がずれていたことをフィードバックしています。

内外日東:手嶋さん
当社は、面接でも学生の満足度が上がった状態で帰ってもらうことを意識しています。
皆さんと同じように、自社の理解だけでなく、今後のためを思ってアドバイスもする。こうしたやりとりってすごく大事だと思います。

パフ:大岡さん
皆さんやっているのですね。まさに、学生の視座に立つ「職サークル協賛企業」ならではの回答だと思いました。
ところで、面接が開始して何分ぐらいで合否を付けますか。

三菱電機ビルテクノサービス:高橋さん
よく、組織は「2:6:2の法則」があると言いますよね。あの考え方と同じです。
飛び抜けて優秀な人、そうでない人は、すぐ分かるのですが、ボリュームゾーンである6割の人は、その場ですぐには分からないですよね。
だからこそ、面接の意味があると思っています。

パフ:田代さん
面接時に、よく分からなかった時はどうするのですか。

信興テクノミスト:宮川さん
私は一次面接を担当しますが、「分からない」は上げるようにしています。
まだ初期段階なので、当社とミスマッチだと感じる人だけ不合格にしています。

カトーレック:市川さん
どのタイミングかによりますよね。当社の場合は、一次面接では合格、二次面接では不合格かなぁ。

内外日東:手嶋さん
当社は、面接前に当日の情報開示もしますし「しっかり考えて、準備をしてきてね」と言ってあるので、よく分からない場合は準備不足とみなして不合格にしています。
仕事でも準備は大事ですからね。

就活は終盤戦の方がハードルが高い?!

パフ:田代さん
最終面接は、社長や役員の方が多く関わると思いますが、人事採用担当者の皆さんから見て、理不尽に落とされたことはありますか。

内外日東:手嶋さん
当社は、社長にネゴシエーションしていますね。人事としてこれまでの選考プロセスを見てきて「この人は絶対に通したい!」という学生は、社長にも丁寧に話をしていますし、社長も聞いてくれます。
もちろん、面接官は社長ですから、最終的な意思決定は社長が行います。

パフ:大岡さん
皆さんの会社では、最終面接の合格率はどれぐらいですか?

三菱電機ビルテクノサービス:高橋さん
文系は6割くらいですね。

ユーザックシステム:樋野さん
同じく、6割くらいですね。
当時は、最終面接はジャッジの場と言うよりも、当社で働くことに前向きになれるよう魅力付けだったり、疑問や不安の解消を行ったりといった要素が強かったですが、今は合否判断もしっかり行っています。
面接は、大きく分けてジャッジと魅力付けの2つの要素があると思いますが、どちらの割合を選考プロセスごとに重きを置くかは、社長や役員陣と連携しながら行っています。

パフ:田代さん
いわゆる「学歴」って、面接で見るものなのですか。

三菱電機ビルテクノサービス:高橋さん
当社は理系採用がメインですので、学んできた専攻は必ずチェックしますよね。
面接重視なのは間違いないのですが、大学の偏差値は参考程度に見ますよ。もとい、高校の偏差値も気にしています。

リンクアット・ジャパン:半田さん
当社も高校は見ていますね。偏差値という指標もありますが、出身高校や大学のプロセスを見ることで、その人の生き方が見えたりします。
例えば、付属高校から大学進学したのか、高校の偏差値はそこまで高くなくても努力をして進学したのか、とか。

ユーザックシステム:樋野さん
いわゆる高校も大学も超一流ではなくても、面接や筆記試験の結果が良い人はいますよね。
「今、頑張っているんだな」と分かりますし、好感が持てます。

パフ:大岡さん
面接の事前情報で重視するポイントはありますか。

内外日東:手嶋さん
当社は、住宅補助を出していないので、実家から通えるかは見ていますね。
入社当初はお金の面も大変だと思いますし、特に遠方の方には「住宅補助がないけど大丈夫?」は念を押しています。

ユーザックシステム:樋野さん
皆さんは、面接をする前のタイミング、受付の人への態度は気にしていますか。

三菱電機ビルテクノサービス:高橋さん
大事です。当社は若手社員や事務職の女性が面接受付をしていますが、その時の挨拶や、応対で違和感を覚えた人がいたら教えてもらうようにしています。
裏表があるかどうか、普段の会話ができるかどうか、が見えます。

ユーザックシステム:樋野さん
やはりそうなのですね。当社も受付をした社員に所感を聞いています。
面接をしていて、ちょっと気になる点があった時に確認しています。

カトーレック:小福さん
履歴書の文字の上手い下手は見ますか。

内外日東:手嶋さん
上手い下手というよりは、文字から一生懸命さは伝わりますよね。文字もそうですが、就職活動の時期に応じて見る視点も少し変えています。
具体的には、履歴書の書き方や面接の受け答え、いつ頃から活動しているかなど、就職活動を通じて成長しているのか、PDCAができているのかは、意識して見ています。

信興テクノミスト:宮川さん
時期による有利不利はありますか。

ユーザックシステム:樋野さん
手嶋さんの話と同じで、プロセスでの成長度合いは私も気にします。そういう意味では、就職活動、終盤戦の方がハードルは高くなるかもしれません。

パフ:大岡さん
採用活動って、いつ終わるか分からないじゃないですか。内定辞退も考慮して最初は多めに出すものなのですか。

三菱電機ビルテクノサービス:高橋さん
どの時期であっても、合格ラインは下げません。でも、目標内定数に到達していれば、枠も少なくなるので、合格基準が上がるのは事実です。

カトーレック:小福さん
同じ人でも、採用活動の序盤に来ていたから厳しめに見て不合格にしたけど、終盤に来ていたら合格だった、というケースもありますね。

パフ:田代さん
面接対策をした人って分かるものですか。

リンクアット・ジャパン:半田さん
分かりますね。本音じゃない感じは、態度や言葉から感じ取れます。

内外日東:手嶋さん
準備も大事ですが、話は素がいいですよね。あと、身だしなみは、お客様のところに行くことを前提に見ています。

リンクアット・ジャパン:半田さん
当社も身だしなみが気になる方がいたら、一次面接で指摘するようにしています。

パフ:大岡さん
皆さんから色々な話が出ましたが、面接は互いに尊重しながら気持ちの良いコミュニケーションが取れるかどうかなんですよね。
学生の皆さんは、対策も大事ですが、あくまで血の通った「人」とのコミュニケーションという意識をしっかり持ってほしいです。人事担当者も同じ人間なんですから。

信興テクノミスト:宮川さん
この企画を通じて、人事担当者も色々考えながら面接しているんだなということが少しでも伝われば嬉しいですね。

スタッフより

学生の皆さんはなかなか聞けない、面接のウラ話。いかがでしたか??

・皆さんの就職活動が納得いく結果になるよう、本気で向き合う人
・選考で最大限のパフォーマンスが発揮できるようサポートする人
・すぐに直せるようなポイントで不合格にならないよう、アドバイスする人 など
面接官は学生の敵ではないことが、少しだけお分かりいただけたのであれば嬉しいです!

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