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コラム

2020/01/21

皆さんのお悩みに、社会人が回答!
第8回:ナビの情報では会社のことがよく分からない(大学3年・女子)

■今回のお悩み■

ナビサイトで企業情報を見ているのですが、本当に欲しい情報が見つかりません。書いてあることは、なんだかそれらしくはあるけど、その企業がどんな企業なのか、人で言う「性格」や「人間性」のようなものが全く見えず…。どうしたらいいでしょうか? (大学3年・女子)

若手

若手写真

なるほど、ナビの文面から何も伝わってこないように感じてるんだね。
私が思うのは、学生が仕事や社会人について知らないのと同じように、社会人も社会人になって数年したら、学生の感覚を忘れてしまう、ということ。
「学生は何が分からないのか」が分からない。「どう言ったら伝わるのか」が分からない。
「自社に魅力を感じてもらう方法」が分からない。
だから、仕事をしたことがない学生に本当に詳細に業務を説明したところで、「理解できない&誤解されるかも」という逡巡を経て、こんな感じなら伝わるかな?と、探り探り文章にしてみたのがナビの文面だと思うのです。

だから、私のおすすめはこれ。
気になる企業には、会いに行く。そこで、面と向かって質問をぶつけてみる。
きっとナビ文面のような、分かったようで分からない答えが返ってくるでしょう。
そしたら、それで分かったフリをせずに、さらに聞く。
「お客様と提携企業との間の調整って、具体的には何ですか?」
「いつどこで、どんなことがあった時の話ですか?その時本当は、どう思ってましたか?」
※もちろん、表現方法と相手の感情には配慮して。でも、遠慮しすぎずに。

就活って、好きでもない人に好かれるために、八方美人を練習する期間ではないんです。
相手を知って、好きになって、本当に好きな相手との理解を深め合う期間だと思うのです。
勇気を持って頑張ってください、応援しています。

ベテラン

突然ですが、以下の求人広告を見てください。これは20世紀初頭にアーネスト・シャクルトンという人が隊長を務めた「帝国南極横断探検隊(英)」が、探検隊員を募集する際に、新聞に掲載した求人広告です。

=========================
Men Wanted:
For hazardous journey.
Small wages, bitter cold, long months of complete darkness,
constant danger, safe return doubtful.
Honour and recognition in case of success.

こんな男性を募集しています:
危険な旅に耐えられる人。
わずかな報酬、極寒、暗黒の日々、絶えざる危険、無事に帰還する保証無し。
ただ成功の暁には、名誉と賞賛が与えられる。
=========================

仕事の厳しさ、条件・待遇、そして仕事の先に得られるものが、簡潔かつ正確に描写されています。
これが街中に貼ってあったとしたら、ほとんどの人は見向きもしないか、そんな危険に飛び込みたくはないと、立ち去るでしょう。
でも一部の人は、他では絶対に得られない経験ができる、もし生きて帰れたら英雄になれるこの特別な募集を見て、興奮して鳥肌が立つかもしれません。
「無事に帰還する保証なし、か。でも成功したら…。」

さて。
これは過激で特殊な例ですが、あなたがいつも見ている就職ナビと同じ、「求人広告」の一つです。
でも、この広告のように、真実を単純明快かつ赤裸々に書いてはありませんね。
きっとあなたは、仕事内容や先輩の声として書かれている「それらしいこと」を見て、こう感じてもいるのではないでしょうか?
「いいことばっかり書いてあるけど…本当かな?」

企業がいいことばかりを書いてしまうのは、だいたい以下の理由です。

1.【タテマエ】企業ブランドイメージが低下するリスクを心配している
→将来顧客になるかもしれない学生からのイメージダウンを気にして、どうしても無難で耳障りのいいものができやすい傾向があります。

2.【規制】本当のことを言いたくても言えない
→法律のしがらみがあるからです。例えば、実際は、営業部署には男性しか配属していない会社だとしても「男性のみ募集」などとは書けません。また、仮に学歴で応募者を足切りしている企業でも「偏差値○○以上の大学の卒業見込み者だけ応募可能」などとも書けません。

3.【見栄っ張り】どうせ作るなら、なるべくいいことを書きたい
→企業側はお金と労力を使って作っているので、なるべくいいことを書こうとしてしまうのが人間の心理というものです。(皆さんがエントリーシートを書く時の感覚に近いかもしれません)

つまり本当のことを言うべきだと思っていたとしても、そんな簡単に思ったようにはできない、というのが企業側の現実なのです。

だから、私としてのお答えは、「就職ナビをいくら読み込んでも、企業の性格は見えてこない」です。
恐らく、悪い部分はほとんど全く見えませんし、良い部分に関しても、上手く学生に伝わりやすく言語化できている企業がどれほどいるかというと、うーん…という感じです。

事実、皆さんの先輩の約3分の1が、3年以内に新卒で入った会社を去ります。退職理由は「仕事の内容が想像と違った」と「賃金などの労働条件に満足できない」のどちらかをあげている人が全体の7割以上。
(参考:厚生労働省)

仕事の内容や賃金などの労働条件ならば、就職ナビで調べればわかるはずのものです。でもなお、多くの人がそれを理由に退職するのです。それは、ナビなどのそれらしい情報を見ただけで分かったつもりになってしまい、本当の企業の性格を知らずに就職する人が少なくない、ということを表しているのではないでしょうか。

なのであなたには、ナビとにらめっこするのはもうやめてほしい。
少しでも体を動かして直接会社へ足を運び、社員の様子を見て、怖がらずに質問して、最大限企業の性格を「感じて」欲しい、と思います。

若手写真
結論!

ナビはほっといて、実際にそこで働いている人に会いに行こう。
そして、納得するまで体当たりでぶつかってみよう。
就活は、八方美人を練習する期間ではない。

今回の【職サークル通信 第24号】は以上です。
次回もお楽しみに!

☆今回の執筆者/岡崎 葉澄(おかざき はすみ)

新卒1年目(オカザキって…?

海外留学経験もあるグローバル女子。

社内でのニックネームは「はすみん」。

☆職サークル通信編集長/清水 真理(しみず まり)

福岡県出身、新卒で入社し現在7年目(シミズって…?

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