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人事インタビュー

先入観を捨て、可能性と選択肢を拡げよう!文系出身こそ活躍できる、建設業の世界

株式会社ヨコソー
新谷 唯(経営企画部 人事課)

むしろ、建設業に興味がない学生のほうがいい。

 「文系出身の学生さん、すごくウェルカムです!」とおっしゃるのは人事担当の新谷(しんや)さん。
“直すことは、守ること。”というワードを掲げ、マンションや集合住宅の修繕を行っている、株式会社ヨコソーでは、実際に入社する方のうち、意外にも理系の方は3割以下だそうで、役員ですら、「土木建築専攻の学生にこだわらない」とおっしゃっているとか。
「私たちが扱う大規模修繕工事の仕事は、作る・壊すという工程と異なり、居住者の方がいる状態で工事を進めるのが特徴です。そのため、工事全体のマネジメントだけでなく、居住者の方への配慮やコミュニケーションが極めて重要になってきます。つまり、建築に関する知識を持っていることより、誠実さや熱意、あきらめない姿勢などのほうが、圧倒的に業務に必要な要素となるんです」。

 そんな新谷さんも文系のご出身。もともとは養護教諭になりたいという夢をもって進学しましたが、より具体的に学び、現状を知っていく中で自分が抱いていたイメージとギャップを感じ、途中からは卒業に必要な単位だけ確保しつつ、アルバイトに専念していくようになったそうです。
「そんな大学生活だったので、就活を意識しだした3年生の夏ごろ、すごく焦りました。企業に就職することも想像していなかったし、何も見てこないままスタートラインが目前に迫ってきて、とにかく不安でしたね。就活の軸なんて、まったくなくて。ただ、誰かの役に立ったり、お世話をしたり、そんな風に人と関わりたいということだけは昔からぼんやり思っていました」。

 迷走状態から始まった新谷さんの就活ですが、そこからの行動力がスゴイ。
他大学の友人から職サークルを教えてもらい、「100×10チャレンジ」という、2か月で100人の社会人と1対1で直接話をするというプログラムに参加を決意、当時は片道2時間かけて毎週パフのオフィスに通っていたとか。
「とりあえず飛び込んでみよう、という感覚ですね。何か進めたい、変わりたいという気持ち。会ったことのない人と触れあって、視野を広げようと思って。」
そんなアクションの中で、偶然出会ったのが株式会社ヨコソーの人事担当者、現在の新谷さんの上司である川部さんだったそうです。

業種や職種は「手段」。それを通じて、その会社が誰にどんな価値を提供したいのか、ということが大事。

 「当時のわたしは、人事という立場の人にものすごく警戒心がありました。オファーをもらっても、フィードバックもありきたりだし、こんな数十分で本当に一人ひとりちゃんとみているんだろうか?どうせ聞こえのいいことしか言ってないんだ、って不信感と気持ち悪さしかなかったです」。
しかし、川部さんは他の人事の方々とは違った、といいます。
「学生に変に迎合していないというか、できてないところは、それ出来てないよ、とハッキリ言う。ちょっと怖かったですけど(笑)でもそれが逆に嬉しくて、安心感がありました」。

 川部さんと何度か面談を重ね、最初の2回はまるで就活相談に乗ってもらっているだけのような時間だったそうですが、「3回目にやっと会社の話をしてくれて(笑)、建設業なんて全く自分の選択肢になかったけれど、こんな風に人とのかかわりに重きを置いているんだ、ということがわかり、途端に“面白そう!気になる!”という感覚になったのを覚えています。そして、私のような軸がみつからない、なんて言っている就活生にも味方してくれるような人事もいるんだなと。」
その後、選考に進んだ新谷さんは、役員面談で「仕事の内容をイメージできていないです」と正直に伝え、現場で働く先輩社員の様子を見学させてもらえることに。
「女性の先輩社員が実際の現場で職人さんに指示を出したり、居住者の方へ対応したりしている姿は本当にカッコイイの一言で。自分もこうなりたい!というイメージが一気に具体的になりました。」

 大規模修繕工事におけるヨコソーの仕事は、約6ヶ月時間をかけて居住者の方、職人さん、建物と関わっていく、濃厚な信頼関係の構築そのもの。
建設業らしい派手さはなくとも、堅実、丁寧、コツコツ、そんなマインドで人と関わっていくヨコソーのスタイルは、まさに自分の価値観、求めていたものにぴったりだなとわかった、と新谷さん。
「自分に合う会社って人それぞれですよね。私にとっては、仕事に対する価値観、そしてそんな会社に集う信頼できる人たちと共に働くこと、そんな環境で社会人スタートをきれることが大事なファクターでした。業種や職種というのはあくまで手段。それを通じて会社が誰にどんな価値を提供していきたいのか、という点でマッチングしたんだと思います。まさか、自分が建設業に就職するなんて今でも不思議に思いますが、あの時、“業種で絞る”というような就活をしていたら、出会えなかったご縁だなと感謝しています」。

 さらに、そんな就活を経験してきた自分が人事として採用を担当することになるなんて、と新谷さんは笑っていらっしゃいました。
「就活生の皆さんに伝えたいのは、迷うことも、不安になることも当たり前だということ。その不安を必死に隠して、着飾って、よく見られようなんてことをしたら、入社した後にもそれを続けていくことは苦しいですよ。自分は、直に不安をぶつけてよかったと思うし、それを解消してくれた社会人の方々がいてくれたから、一つひとつイメージを掴んでいくことができました。誰でも迷いや不安はある。だからこそ動こう!そして、先入観を持たずに、自分の可能性を拡げてください!」

もう一つの顔

お話に出てきた上司の川部さんからみて、就活当時の新谷さんはどんな風に見えていたのか聞いてみました!
「学生の多くが就活用に“作った言葉、用意した言葉”を語ることが多い中、新谷さんはいい意味で何も考えてない、染まっていない印象を受けましたね。まだわたし何も決められていないんです!ってきちんと自己認識していて、それを隠さずに言える。すごいな、いいな、この人って思いましたね」。
飾らず、盛らず、素でいること。
でも、単に「そのまま」でいればいい、という受け身の姿勢ではなく、自分にできるアクションは自ら起こす。そんな「自分自身への誠実さ」が、会社の価値観と共鳴したのかもしれませんね。
そんな新谷さん、川部さんと直接お話がしてみたい!という方は、ぜひ職サークル企画の「1on1パーソナルトレーニング」にご参加ください。株式会社ヨコソーさんは、社会人訪問の受け入れ先として登録いただいております。
https://shokucircle.jp/yomimono/peek/yokosoh/

取材班の気づき

昨今、SDGsが就活における企業研究のキーワードとしてもよく聞かれるようになってきました。
改めて、これからの建設業は「作る・壊す」よりも「直す、保つ」ことに重きをシフトしながら社会インフラを支えていく、重要かつ意義あるお仕事になんだなぁ、とヨコソーさんのお話を聞きながら感じました。
この社会は多くの「目に触れない」企業と社会人に支えられて日常が存在します。
今この記事を読んでいるアナタが、これから社会に価値を提供していく側になる。
社会に飛び出していくための可能性や選択肢はめちゃめちゃたくさんあるんだよ!というヨコソーさんからのメッセージ、何か感じていただけたらウレシイです。

会社概要

社名

株式会社ヨコソー

事業内容

マンション、集合住宅、公共施設等の大規模修繕工事

資本金

1億円

従業員数

199名(2021年4月1日現在)

設立年月日

1908年10月1日

本社

神奈川県横須賀市森崎1-17-18

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