2021/06/15 UP
この前、MTGのためZOOMを繋いだ一瞬の時間で、水を口に含んで飲んでいたら、「やっぱりハムスターだね!ww」と言われてしまいました。
どーも、こんにちは。ハムです。
肌感覚ですが、7~8割の学生に内々定がでているようでそのうち5割弱の学生が、就活を終えている印象があります。3年間ほど新卒採用担当をしていますが、インターンシップ期による就活の長期化・就活ツールの多様化&オンラインツールの普及による企業選択肢の増加に伴って、就職活動はより複雑怪奇になっています。
私は普段、採用をする側・企画する側の人間ですし
今は今なりの学生の気持ちも100%分かっているかというと、そうではないかもしれません。
ただ、今も昔も変わらない普遍的な
「これで内定先を選んだら、高い確率で失敗する企業選び」はいくつかあるように思えます。
今日は、その基本方針を書いていきたいと思います!
・「正解を選択する」という意識を持とう!
・たくさんの社会人からのアドバイスを全て聞き入れよう!
・人事の印象で、承諾先を決めよう!
・給与や待遇面だけで、承諾先を決めよう!
・「もっと自分に合った会社があるはず」なので、色んな会社の選考に参加しよう!
これらすべてを実行したなら、『他責で、なんとなくの理由で承諾先を決められる』はずですし、
さらには、巷の居酒屋によくいる『量産型・グチグチ社会人』にきっとなりやすくなるはずです。
そういった企業を選択をしたいと思っている学生の参考に、もしくは、
そんな企業選択をしたくはないと思っている学生の反面教師になればと思います。
それでは、さっそくいきましょう!
「正解を選択する」という意識を持とう!
まずは、「正解を選択する」という基本的な考え方です。
これまでの学校教育と同じように、すべからく「正解」というものが存在しています。
「自分にとって唯一の解」があるからには、そこは妥協してはなりません。
Twitter上では「自分の道を正解にしていく」や「正解にしたい道を選ぼう」なんて言っている人達がいますがそれは結果論です。
それこそ、「自分の道を正解にしていく」という意志が強ければ強いほど、「今の選択肢の中には完璧なものはないけど、これから働いていけば、そんなもの補える」と迷いや不安が消えてしまいます。
不確かな未来よりも、確実にな近未来。
「100%の正解を選択する」という考えのもと、妥協してはなりません。
たくさんの社会人からのアドバイスを全て聞き入れよう!
就活を経てビジネスの世界でも様々な経験をしている社会人からのアドバイスはとても参考になります。
自分にない考え方や新しい価値観を教えてくれる稀有な存在です。
だからこそ、すべてを聞き入れることが大切です。
「十人十色」ということわざがありますよね。同じことを言ってくる社会人はいません。
むしろ、会う人会う人が各々の経験をたくさん語ってくれて、各々が違うベクトルでアドバイスをしてくれます。
たとえ、その社会人たちがあなたとは違うバックボーンを持ってるとしても、そんなことは関係ありません。
あなたのことを想ってアドバイスをする社会人に悪い人はいないからです。
自分(=あなた)とは違う背景を有していたからこそ、そのような背景の基にその選択ができたからであって、
あなたも真似さえすれば、同じように正解を選ぶことができる
のかは、わかりませんがそんな細かいことは、気にする必要はありません。
人事の印象で、承諾先を決めよう!
決め手がないなら、人事の印象で決めてしまっても良いと思います。
選考中のあなたのことを一番見てくれている、人事。あなたの両親・親友の次くらいには、あなたのことをわかってくれている理解者です。色んな会社の人事がいますが、懇切丁寧に相談にのってくれたり、時には厳しいこを言ってくれたりする人事は稀有の存在。
こんなにもあなた想いの人事がいる会社が、悪い会社であるはずがありません!
「え?私の配属先は人事部じゃなくて、営業部?」
そんなこと、目をつぶってしまいましょう!その人事と一緒に働けるかなんて、考えなくてもダイジョーブ。
給与や待遇面だけで、承諾先を決めよう!
結局、差がないんだったら、「給料や待遇」で決めてしまいましょう。
貰えるものはたくさん貰っておきたいし、働く上で不自由なく働きたいし。
年収も1000万くらいあったらいいなぁ。いくら税金で取られるのか知らんけど♡
アメリカの臨床心理学者ハーズバーグという偉い方が
外部誘因(給与や待遇)と内発的動機(自己実現、成功、責任)のバランスを解いた考え方。
外部誘因(給与や待遇)は、それがないと不満が高まるけれど、いくらあったとしても満足や納得にはつながらない要素。他方、内発的動機(自己実現、成功、責任)というのは、あればあるほどやる気をもたらす要素。
外部誘因(給与や待遇)が充実していると不満は減るけど、いくらあっても「満足を得る」ことがない。そこに内発的動機(自己実現、成功、責任)が伴わないと、モチベーションが低下して、最終的に幸せを感じられない状態になる。
Frederick Herzberg(1959). How do you motivate your employees?
のようなこと提唱しているらしいけど、難しいことなので気にしなくていいです。
「もっと自分に合った会社があるはず」なので、色んな会社の選考に参加しよう!
一番最初の項目にも当てはまることですが、自分にぴったりな「100%の会社」が存在するはずです。
1社でも内定を貰えるということは、他の会社でも内定を貰えるということ。
最後の最後で決め手に欠けるし、そんな状況の中だからこそ、
たくさんの会社を受け続け・内定をもらい続ければ、きっと唯一の会社は見つかるはずです。
とりあえず内定をもらっている会社には一旦承諾をしつつ、あなたぴったりな1社を探し出してくださいね。
古いことわざに「二兎を追う者は一兎をも得ず」とかありますが、そんなの関係ねぇです。
いかがでしょうか。
ここまで茶番に付き合っていただき、ありがとうございました。
一生懸命に就職をしている学生のことを馬鹿にしたい訳ではありません。目先の内定承諾に対して、視野が狭くなってしまうことへの反面教師として書いてみました。
あなたのことを騙そうとしてくる人事は社会人はいませんし「後悔がない意思決定を応援したい」というのが本心です。ただ、自分にとって何が大事かを脇に置いて、様々なアドバイスのシャワーをあびることで、本当に大事な何かを見失ってしまうことがあります。
そういったことを心にとめておかないと、入社して1年2年経ったときに後悔する可能性が非常に高くなるでしょう。
ちなみに、会社を選んでいくフェーズにある、企業の社風を知りたい学生さんには、このコラムがおすすめです。
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