2022/04/06 UP
こんにちは!横山です。
つい最近桜が咲き始めたと思っていたのに、あっという間にピークが過ぎてしまいました。
4月に入って就活もさらに本格化している方、学年が変わって新生活が始まっている方、
はたまた社会人としてスタートを切った方など様々かと思います。
そんな皆さんにお伝えしたい本日のテーマはこちら。
「よくある間違い敬語」
就活の場や入社先、アルバイト先などで見直すきっかけとして使っていただけたらと思います。
目上の人に使う言葉、もちろん意識をしているかとは思うのですが、
案外、「この言葉って敬語じゃないの?」なんてものもあったりします。
よく聞くなーと思うのが、
了解しました・すいません・なるほど の3つ。
え?ダメなの?と思った方もいるかもしれません。
× 了解しました
○ 承知しました・かしこまりました
言いやすいので「了解です!」とつい答えたくなってしまうのですが、
実は「了解しました」は敬意のないフランクな表現。
× すいません
○ ありがとうございます・申し訳ございません
こちらもついつい口癖で「すいません」と言ってしまうのですが、
そもそも「すいません」は「すみません」の口語。
さらにビジネス上では「すみません」を使うことさえNGという考え方もあります。
この言葉には感謝と謝罪、2つの意味が込められる場合があるので、
「ありがとうございました」もしくは「申し訳ございません」と伝えるのがよいです。
× なるほどですね
○ おっしゃる通りです
便利な言葉なので使ってしまいがちなのですが、
「なるほど」は目下の人に対して使う言葉なんです。
同僚や後輩に対して使う分には問題ないのですが、
目上の人に対して使うと失礼に当たります。
他には…
× ご苦労さまです
○ お疲れさまです
⇒「ご苦労さま」は目下の人に対して用いる言葉
△ お座りください
○ お掛けください
⇒言葉としては間違っていないのですが、
動物に命令する印象があり、目上の方へは使わない方が良いです
△ お久しぶりです
○ ご無沙汰しております
⇒「お久しぶりです」はくだけた表現
× ~さんはおられますか?
○ ~さんはいらっしゃいますか?
⇒「おる」は自分がへりくだるときの表現
× どちらにいたしますか?
○ どちらになさいますか?
⇒「いたします」が謙譲語のため相手に使うのは不適切
× 私のほうで担当いたします
○ 私が担当いたします
⇒日本語としておかしい表現
× 会議の資料になります
○ 会議の資料でございます
⇒「~になります」というのは、基本的には物が変化していく様子を表す言い方
△ 大変参考になりました
○ 大変勉強になりました
⇒「参考」という言葉が、自分の考えを決める際の足しにするといった表現
△ どうしますか
○ いかがいたしますか
⇒「どうする」という言葉には敬意が含まれていない
「御社」と「貴社」
⇒どちらも相手の会社を指して言う時の尊敬の表現ですが、
「御社」は話す時、「貴社」は書く時に使用します
たくさん書いてしまいましたが、
今日からいきなり全部正確に使わなきゃ!と思うと大変ですし、上手くコミュニケーションが取れない!なんてことも。また、異なる観点ではありますが、
メール文面に「!」マークを使うか使わないかといった点についても
ときには愛嬌が大切な場面もありますので、一概にNGとは言い切れません。
でも、知らずに使ってしまうのと知っていながら使い分けるのって違いますよね…!
そのような考えで、使っていけるとよいと思います。
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