夢を見ずに・・・・。そんなこと言わんでも良いのになぁ。
ただ、日々人事の人たちと話している身として、これだけは言うけど、学歴フィルターは「あります」。
ウソ言ってもしゃあないもん。あるもんは、ある。
大手・中小・ベンチャーというくくりや業界にかかわらず、設けている会社はある。

その理由はいろいろやけど、『高学歴は「優秀」であることの分かりやすい根拠だから』というのが一番やな。
もちろん、「高学歴＝仕事ができる」という保証はまったくない。
けど、大学受験というシステムを考えると、上を目指して努力することや、記憶力・考える力などが、一定以上のレベルにあることの証明になっていることは事実。
絶対的ではなくとも、優秀な人材である可能性が高いという根拠にはなる。

特に応募者が”数万人”になるような人気企業やったら、応募者全員と面接なんてできひんやん。しかも、採用活動期間は年々短縮されてるしな…。
少しでも業務効率をあげるために、やむを得ず学歴フィルターをかけてんねん。

そうだね、現実として学歴フィルターは存在しているね。
でも、存在しているからって、学歴は変えられないよね。

そういえば、みんながよく知る大手企業に就職する4年生が、Twitterでこんなことを言っていたよ。

「私の大学は偏差値高くないし、本当は行きたい大学でもなかったんです。就活を始めた当初は、自分の大学が誇りに思えず、学歴フィルターを気にして、自分自身を責めたり、学歴フィルターを恨んだりしていました」。
「でも、ある時、私の大学が世間でどう見られているかは、自分で変えることはできないと気づいたんです。だったら、『本当はこんな大学入りたくなかったのに』と４年間過ごすよりも、『自分は偏差値が高い大学の人に負けないように、大学生活を必死で頑張ろう』と。自分に自信を持って臨めば、就職活動に学歴なんて関係ないと思います」。

まさに彼女が言うように、大切なのは自分で考え、行動して、決めること。
大手企業は確かに倍率も高く、狭き門です。
一方で、大手企業に入れば誰もが幸せになれるわけでもありません。
就職活動に「正しい解」はありません。
自分で考えて行動し、自分自身の選択を正解にするしかない。そのための覚悟を持てるだけの行動をすることが大事なんだよね。