2024/02/15 UP
こんにちは、職サークルの平原です。
今日はマニュアル就活生がなぜ人事に嫌われるのか、そうならないための活用術を解説します!
▼まず、こちらの動画をご覧ください。
そう、型にはまったマニュアル就活生は、面接官や人事からあまり好かれない傾向が強いのです。
一方で、instagramやX(旧twitter)、書籍に並んでいる本を見ていても
「すぐまねできる」
「これで内定」
「そのままパクれる」
といったフレーズが大人気。
さらには、就職活動以外の恋愛や家事、ビジネス分野においても、この手のマニュアル・テクニックの投稿や書籍が売れまくっています。
人は、すぐにまねできる「マニュアルやノウハウ・テクニック」が大好き
というのは疑いもない事実のようです。
誰かの成功体験をパターン化し、すぐに活用できるパッケージにしていくことは、人類進歩の大事な鍵でもありました。
発見した知恵をコミュニティで共有できるという特性が、ネアンデルタールではなくホモ・サピエンスを地上の覇者(という表現でよいのかは迷いますが)にした最たる要因だと言われています。
多くの分野ではマニュアルやノウハウは活用されるべきものです。ではなぜ、
就活生に関しては人事や面接官から嫌悪感を持たれてしまうのでしょうか。
それは、マニュアルやノウハウが、あなた自身が本質と時間をスキップするためのツールだから。
「こういえば評価が高くなるらしい」という表現をそのまま使うことで、一見見栄えは良くなりますが、キレイにまとまった分、本当に伝えるべき自分はどのような人間なのかという問いに向き合うことをさぼってしまう人が多いのです。
面接は「上手に話す」ことがゴールの時間ではありません。
対話の中で、あなたがどんな人なのかを伝えることが目的です。
面接官は「上手に答えられる人」を採用したいのではなく「自社でやめない人、自社で活躍してくれる人」を採用したいのです。
マニュアルでキレイに整えたことによって、本当のあなたらしさが全く見えなくなるので、面接官は「またマニュアル就活生か・・・」とため息が出るのです。
上手に伝える術を持つこと、伝えたいことが相手に伝わるように整えること自体は悪ではありませんが、マニュアルやノウハウを活用する際に、
1)本当にあなたらしさを伝える答えになっているか
2)自分と徹底的に向き合ったか
を考えてみてください。
また、SNSにたくさんあふれかえる「優良企業10選」や「入るべき企業15選」「穴場企業5社」などの投稿も、鵜呑みにしないでいただきたいと思います。もちろん、取り上げられている会社はとても良い会社ばかりだと思いますが、あなたに合う会社なのかは、あなたにしかわかりません。
あなたの曲げたくない価値観を守れるか?
あなたがその企業の活動に一生懸命になれるか?
あなたがあなたらしく成果を出せる会社なのか?
企業を知るきっかけとして活用するのはオススメですが、その後自分にとって良い会社かどうかをしっかりと判断してほしいと思います。その思考が抜けていると、面接官からも評価されにくい志望理由ばかり口にすることになるはずです。
テクニックやマニュアルは、自分で本質を考え切った後に、整えるときに活用していきましょう。
振り回されたり、丸っと乗っかってよいことは起こりません!就活においては。
あなたの、あなたらしい就活を応援しています!
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