2021/03/17 UP
このテーマはあまた語られていますし、それぞれご意見があると思いますが、
年度が切り替わる今のこの時期なので改めて、
新卒採用されるメリットをお伝えしたいと思います。
採用は、雇用する側から見ると、「人への投資」
その人を採用することで、自組織にとってどんなメリットがあるのかを考えて
採用を決めます。
社会人未経験者である、学生の採用は
将来、利益をもたらしてくれるであろう推測に基づく先行投資です。
予測に基づくものであるが故に、
企業もいろいろ考えて投資基準を決めています。
- 過去の採用事例にのっとり
- 組織内で活躍している人を見て、似ていそうな人を探す
- 組織の雰囲気を変えたいから、違うタイプの人をチャレンジで入れてみる
等々
先行投資なので、
学生に対して、具体的な仕事の実績は求めていないです。
これまで頑張った経験も将来を推測するための手段ですから、
学生時代に頑張ったことは、謙虚に控えめに伝えるよりも、
- 少し大きくでも言ったもの勝ち
- 風呂敷を広げたもの勝ち
- やりたいこと、夢を語ったもの勝ち
なところが多少なりともあります。
では、企業側にとって、先行投資の新卒採用をする理由はなんでしょうか?
私の考えるまとめは以下の3つです。
- 若い人が欲しい(長く勤めてくれる。体力がある)
- 企業風土の維持・継承のために、真っ白なところから吸収してれる人が欲しい
- 業務未経験者のため採用コストが安い
就職とは、乗り物(企業・組織)に乗り組み員として乗り、
進む方向性を示している人の指示に従って
自分に任された役割で、求められている方向へ乗り物を操縦し、
進めていくものだと思っています。
進む方向が分からない、操作がうまくできないなど、
不安なことも多いですが、
操作の失敗を怒られたり、
正しい方法をアドバイスしてもらえるのも、
若いうち、若手の特権です。
新卒の就職活動は、
限られた年齢、期間に多くの企業や組織を見ることのできる機会です。
この期間に経験値を積んでおくことをお勧めします。
中途採用だと、手順書を見て覚えてね、過去の経験を生かしていいけど、
はやくここのルールに慣れて、実績で貢献してね。と言われます。
お次は阿久根さんです。
★★★おすすめの本
日本の新卒採用の仕組み、実は日本の若者にとってメリットのある仕組みであることはこちらの本を読んでもよくわかります。