2020/08/17 UP
みなさん、こんにちは。パフ古参社員のヨシカワです。
もう20年も経ってしまいました。
就職とか採用の世界で20年過ごして、学生の皆さんから一番深刻に相談されるのが「最終的に入社をする1社を選ぶ方法」について。
しばらくは、この「後悔しない企業選びのポイント」について、コラムを書いていこうと思います。
今日は、初回なので、そもそものスタンスについて。
「一番譲れないあなたの企業選びのポイントは?」と問いかけると…。
「人の良いところ、かもしれません…」「成長性がある会社、だと思います…」「自分が成長できる会社、ですかねぇ…」となんとも不安げにその基準を返答されることが多い。
そして「これでいいんでしょうか?」と私に質問する方もいます。
その時の私の回答。
「知らん!」
私は、後悔しない企業選びのポイントについて考えを深めるノウハウは教えられますが、それぞれの学生さんが掲げる基準が合っているかどうかは、分かりません。
それは、その人が後悔しない基準は、その人にしか分からないからです。
では、どうして皆、その基準が合っているか、不安になるか。
それは、多くの人が「良いか、悪いか」で選ぼうとしているからじゃないのかな、と思います。
良い会社に入りたいと思うのは当然の心理。
でも、その「良い」を決めるのは自分。
企業や組織も、人と一緒。凸凹が、あります。
だから、万人にとって良い会社なんてない。
「良い」「悪い」で考えても、その人にとって後悔しない基準にはならないんです。
じゃあ、どういう視点で企業を選べばよいか。
私は、「好きか、嫌いか」でよいのではないかな、と思っています。
「良い・悪い」から、「好き・嫌い」で選ぶ就活へ。
それだけで楽に考えられる人もいるのではないかな。
でも、実はこの「好き・嫌い」も要注意。
なぜなら好き嫌いを判断するためには、食わず嫌いではダメだから。
まだ社会に出ていない学生さんがやる企業選びの難しさは、「好き」「嫌い」の前に、「知らない」という大きな壁があること。
その会社のことを好きになれそうか・嫌いになってしまいそうかを見極めるまで、質問しまくって、どんどん知らないことを減らしていく。
そんな努力が必要なんですよね。
それは、いざ内定をもらった後に始めてもなかなか難しい。
企業を探すときも、選考に進んでいる時も、「私、この会社のココが好き!ここはちょっと苦手!」ということを考え続ける必要がある。
より多くの会社、より多くの社会人に出会って、自分の好き嫌いの感度を高めていく。それが、後悔しない企業選びのポイントの第1歩ですね。
(そんな場が、自分の周りにない人は、こちらへどうぞ)
いや、でも実は、この「好き」を言語化するのがこれまた難しいのよねぇ…。
そこについては、また次回に書きたいと思います。
お次は、後悔しない企業選びをして、パフ入社歴19年目になるホサカさんです。