2021/07/26 UP
こんにちは。職サークル運営事務局の阿久根です。
今回は、私自身が4~5年前に就活経験を通じて感じた
「嘘をつかないこと」のもう一つのメリットを書きたいと思います。
就職活動を通してしばしば感じていたこと。それは、
「どうしよう、変な事言っちゃったかな。」
「あの態度は誤解を招いてしまったかもしれない。」などという強烈な不安の感情でした。
おそらく採用担当者を「裁判官」のように見ていたのだと思います。
言動や行動の一つひとつを正解/不正解で評価し、最終的に無罪判決(=選考合格や内定)を下すイメージ といったところでしょうか。
もちろん、今なら分かりますが、言動や行動に「正解」などありませんでした。
しかし過去の私は、目の前の結果に一喜一憂する慌ただしい毎日のなか、どういう基準で合否を決めているのか採用担当者の方に直接問いかける勇気もなく、狭い視点から「どうしよう、どうしよう」とひとり彷徨っていた覚えがあります。
不安な気持ちが大きかったからこそ、一過性の評価に振り回されてしまったのだとも思います。
そんな中、「学生も企業も素直になり合える就活にしたい!」という思いでパフに入社しました。
色々な業務を経験しましたが、今回のタイトルのことで特に印象に残っているのは
お客様の会社での面接受付業務です。
その際、面接の場にいらしたのは
学生を裁く事をせず、チームメイト探しに奔走する採用担当者の方々でした。
どのような学生に対しても真摯に向き合い、一言ひとことに耳を傾けて、その人の「本当の姿」を見つけようとされていたのです。
一つだけの正解を求めているのではなく、学生自身の「本当の姿」と会社の「本当の姿」がマッチするか。その確認作業として面接が存在するという事に、このお仕事を通してはじめて理解しました。
私たちは、もしかすると「評価される」という事を前提として行動し過ぎているのかもしれません。
それは上の世代の方々と比べて核家族化が進み、家族以外のオトナとの交流が少なくなったからか、想像ばかりが膨らみ、「社会人って、よく知らないけど力を持っている人」と過剰に思い込んでしまう事が理由の一つとして挙げられるかもしれません。
正解を想像して「模範解答」ばかりを選んでいくのは、とっても楽だと思います。
まず嫌われる事はないですし、同じものを選ぶ人が沢山いるから安心出来る。
しかし、たった一社・たった一人を選び合うとなった時には
「模範解答」を提示するだけでは通用しないと思うんです。
辿り着く為には「自分でなければならない理由」つまり、素直な自分を見せる必要があると、私は思います。
純粋な思いだけが、心を動かすとも。
心地よくコミュニケーションする為の最低限のマナーはとっっっても大事です。
しかしそれを踏まえた上であれば、自分を出す事は全く問題じゃない。
どのような評価になるかを恐れて無難を選ぶのではなく、自分自身を表現するという勇気を、ほんの少しでも就活生が持ってくれたら良いなと思います。
自分だけしか語れない物語がある。
それは、例え他の人と全く同じリクルートスーツを着ていても
例え全く同じ髪型をしていても
決して埋もれる事はない最高の武器になる。と私は信じています。
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