2020/12/16 UP
まずは、何も言わず下記の動画を見てください。(たった3分です)
http://www.youtube.com/watch?v=OVfSaoT9mEM
いかがでしたか?
この動画そのものは、組織、そして社会が変わるヒントを示唆したものですが、就職活動にも大いなるヒントを提供してくれると思います。
それは「リーダーが組織のすべてではない」ということです。
面接やエントリーシートでも「リーダーをした経験はありますか?」と企業から聞かれることがあるかもしれません。また「私はサークルでリーダーをしていました。リーダーとしてチームをまとめ上げ、大会で優勝するという実績をあげました」と自己PRをする学生さんも毎年良く見かけます。
でも深く話を聞くと「それって名前はリーダーだけど、別にあなたの果たしていた役割はリーダーではないのでは?」とか「単にチームメンバーの個々の能力が高いだけだよね?」「コーチがチームとして成果が出る仕組みを完成させていただけだよね?」なんてケースが往々にしてあります。
リーダー…確かに素晴らしいことです。でも、本当にみんながリーダーにならないといけないんでしょうか。冒頭の動画であったように、リーダーもフォロワー(リーダーについて行く人の意味)が増えなければ、ただの自己満足で終わってしまうわけです。
「僕はリーダーの経験はありません。でも、友人が立ち上げた学生団体の活動を手伝っていました。発足当時メンバーは僕を含めて3人だけでした。友人は発想力があり、新しいアイディアをどんどん出すのですが、どうやって計画を立てアイディアを実行に移すかというところで悩んでいました。そこで僕が実行に向けての計画とスケジュールを作成したり、実行に移すためのメンバーを集めてきたりという補佐的な役割を担っていました」
このように、たとえリーダーではなくても、集団の中における自分の役割を的確に把握して、それを相手に伝えるほうが、相手にも「本当のあなた」を理解してもらえる、そう思いませんか?
自己分析の目的は「自分を理解し、自分に合う企業像を考えるきっかけにする」ことです。「世間的にいい学生」に成りすますためのネタを探す(或いはねつ造する)作業の事ではありません。
あなたがたとえ「リーダー」でなくても「勇気あるフォロー」をした体験があれば、それは誇るべき事実なのです。あなた自身の誇れる事実を探してみませんか。
次は阿久根さんです。