2022/08/25 UP
こんにちは、こんばんは!23卒、学生委員 ちー です。
突然ですが、このコラムを読んでくださっているあなたにとって「優秀な人」とはどのような人でしょうか?
採用において「優秀な人であることをアピールしたい」と思う学生と、「優秀な人材を見つけて自社に入ってほしい」と思う採用担当。
みなさんが口にする「優秀」って何なんでしょうか?
「優秀さ」ってどうやったら伝わる/知ることができるのでしょうか??
今回は「”優秀さとは”を徹底的に語る」をテーマにしたギャザリングのレポートコラムです。
【このコラムには次のことが書いてあります】
★「ギャザリング」って何?
★学生がイメージする「優秀さ」
★学生と社会人が一緒に考えた「優秀さ」
「ギャザリング」って?
「ギャザリング」とは職サークルが主催するオンラインイベントで、社会人(人事や運営スタッフなど)と学生(大学1~4年生)が参加しています。
吉田松陰が行っていた松下村塾からインスパイアされた「つきしま村塾形式」で開催しています。
「つきしま村塾」では(基をたどれば松下村塾では)、自分の考えを自由に発することができる場、認め合い高め合える場であることを目指しています。
そのため就活ノウハウを社会人が一方通行で話すのではなく、たくさんの社会人・学生と議論を行い、たくさんの価値観に触れ、参加者一人ひとりにとっての最適な人生を選び取るヒントに気づけるようなプログラムで開催しています。
詳しくはこちらをご覧ください!
ギャザリングに参加する前に考えていた「優秀さ」
私が事前に考えていた「優秀さ」は以下の通りです。
こんな感じかな?というイメージを持っていましたが、同時に疑問もありました。
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優秀=何かができる人、何かが上手な人。客観的にわかりやすいのは、何か資格をもっていたり、外国語ペラペラです!とかかな?
でも新卒の新入社員って社会経験が無いから、ただ資格持ってるだけじゃ「優秀」とはいえないのかも。
当たり前のことがきちんとできる人って優秀かもしれない。例えば時間を守る、約束を守る、礼儀正しいとか。
いや、これは社会人としては大前提でできなきゃいけないことだよな…。
優秀な人って実はあまり目立っていないのかも。能ある鷹は爪を隠す、という言葉もある。組織で上手く仕事ができるように、それぞれの人に合わせてコミュニケーションをとれる人?
私が社会人になったら、たくさん失敗しそう…。
人間誰でも失敗するから絶対失敗しないことよりも、そこから学んで次に生かせる力が求めれているのかも。
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自分なりに意見をまとめたところで、いよいよギャザリングスタート!
今回は「飲み物(アルコール可)片手に夜開催!」ということで、私もお酒を片手に参加しました。
社会人に聴いた「優秀さ」 キーワードは「素直さ」
今回のギャザリングでは2回グループトークを行いました。
1回目のトークテーマは「新卒採用に求めている”優秀さ”とは?」です。
まずは社会人から「優秀さ」について話していただき、それをふまえて学生が(時には社会人も)深掘りする、という流れで話しました。
■「優秀な」人とはどんな人?
・誠実な人。
・ものごとをやり切ろうとする人。責任感ない人には仕事を任せられないよね~
■「優秀さ」とはどのように判断しているの?
・選考や面談で話をする中で自分を偽って話していないかを判断する。素直に話しているかどうか。
→(学生からの深掘り)「素直に話す」というのは、ただ自分のありのままを話せばよいのか。
→(社会人の考え)全部をただ伝えるのは適切ではないかも。例えば自分の弱みを話すときには「素直に弱みを話す」+「その弱みを自分なりにどうカバーしているか」を話すと、自分のことも理解できているんだなという印象。
・準備の具合から優秀さを判断する。例えば、面接のために何をどのくらい準備したのか、なぜその準備をしたのか。準備の様子が見えにくくても「どんな準備したの?」って聞いてる(この話をしていただいた方の会社の選考では、プレゼン資料などを持ち込み可としているそうです)。
■もしかして新卒採用に求めている「優秀さ」ってどの企業も一緒?
・「優秀さ」のベースは一緒だと思う。どの業界、どの企業でも素直に先輩のアドバイスを受け入れて努力ができる人は求められるよね。
・「素直さ」の反対にあるのは、ただ「選考に受かりたい、内定がほしい」っていう思いかな。こういう思いだと自分を偽って、無理に良く見せようと演じちゃうよね。
・ぶっちゃけ新卒採用に「優秀さ」って求められてるの?「優秀さ」じゃなくて「優秀な人になりそうな人」が求められてるんじゃない?
このような話をする中で、私はひたすら「なるほど、そういう意図があったのか」と納得の嵐でした笑。
例えば「素直に話すだけでは不十分なことがある」という話。
私は面接で「自分を偽らずありのままを伝えることで、企業のミスマッチが無いようにしよう」と考えていました。
つまり、ただ素直に話していました。
(素直に話すことができていたのは、職サークルイベントでいろんな価値観に出会ったおかげです)
ただ素直に話していて困った質問は「あなたの弱みを改善するために、あなたはどんな努力をしていますか?」という質問でした。
私は(とてもひねくれていたので)「改善できないから弱みなんでしょ!」と思いながらも、なんとか答えていました。
ですが今回の話を聞いて、弱みをただ話す人は社会人になって仕事任されても「私はそれ苦手なのでできないし、やらないです」と考える人、となってしまうが分かりました。
「素直さ」を伝える/知るには?
2回目のトークテーマは「自分を偽らずに就活するために、学生・企業ができることは何か?」です。
私のグループではトークテーマから派生して「学生はどうしたら素直さを伝えられるのか」「採用担当はどうしたら素直さ(学生の本音)を知ることができるのか」を考えました。
(ちょっと話がずれても大丈夫、「ギャザリング」ですから!)
■採用担が学生の「素直さ」を知るには?
・お互いの信頼関係があると本音を話しやすい。やりとりの手段が多い(電話、メール、ZOOM、LINEなど)と話す機会も増えるのかも。オンライン面談は移動の必要がなく「15分だけ」というような時間も決められるため、設定しやすい。
■学生が「素直さ」を伝えるには?
・早めに行動することで、偽りじゃない自分の考えを理解する。「まだ自己分析できてないから説明会はいいや」と考えるのはもったいない!最初は完璧じゃなくても全く問題ないから、どんどん行動すること。まだ気づいていない自分のことが分かったり、「素直さ」を言葉にできる。
・疑問に思ったことは「素直に」質問!表面的な興味(ただ何となく気になるという気持ち)ではないことを知ってもらうために、質問の意図も一緒に伝えると◎。
質問の意図=自分の価値観、なので質問しながら自分のことも知ってもらえるという一石二鳥。
まとめ
今回のギャザリングに参加して私が考えたことは次の通りです。
★「優秀さ」は企業によって、人によって違う。私が事前にイメージしていたものと実際に議論して考えたものは、ベースは似ていても全く同じではない。
普遍的な「優秀さ」がないということは、「これをすれば、あなたも優秀な就活生」というようなテンプレはないのかもしれません。
★選考には必ず意図がある。厳しい(ように見える)質問も、採用担当が就活生にイジワルをしているのではない!
「弱みの克服方法は?」「ESに書いてあったものとは別のエピソードある?」「それもっと詳しく話して」どれも私が実際に聞かれて”ぐぬぬ”となった質問ですが、これらは私の本音を知ろうとしていたり、私が知らず知らずのうちに隠してしまっていた「素直さ」を引き出そうとして、面接官は質問したのだと思います。
以上、第3回ギャザリングのレポートでした。
次回ギャザリングのテーマは「学生・企業の相互理解イベント企画」です!
詳細と予約はこちらから。
最後までご覧いただきありがとうございました!!