2020/01/24 UP
パフのサトミさんに会ってみた
「おりょう、社会人から学ぶ」を担当するおりょうです。今は都内の大学三年生で、絶賛就職活動をしています。経団連や日本で時価総額1位のトヨタの社長すらが「もう終身雇用は難しいです」というような時代です。安定は自分で作っていくような中、どんな社会人になっていくべきなのだろうか…そんな悩みを抱えている私が社会人の方にインタビューをしていく中で自分の社会人生活について考えていく、そんな企画です。
このインタビューを通じて私自身が社会人について考えていくことももちろんですが、学生と社会人の架け橋になって記事を書くことで一人でも多くの学生の考える材料を提供できればと思っています。
記念すべき第1回は、私が活動している「職サークル」の運営会社・株式会社パフの一年目、里見 瑛梨奈さんです。
大学までは愛媛県で育ち、就職を機に東京へ上京。営業をする傍ら、新卒採用担当や職サークル通信執筆などいろんな仕事に挑戦中。
里見さん、よろしくお願いします!まずは学生時代について、教えてください。
こちらこそ、お願いします!こういうの緊張するね…。
小さい頃はユニークでうるさい子だったと思います。中学生からバドミントンを始めて、高校でも3年間続けていました!
体育会系の中で、消去法で決めたんですけどね…(笑)。
人気だったし、できそうだと思ったので(笑)。
でも入った時は一番下手で、筋トレとか素振りとか、やたらやってたなあ…。
結局最後も団体のメンバーに選ばれなくて悔しかったです。
昔から運動ができる方だったのに、一番下手なのがショックで。センスがないことも悔しくて、頑張ってました。
(ストイック…!かっこいい…!)高校でも続けたんですよね?
そうです。
バドミントンが楽しいって心の底から思っていたからですね。いいコーチに巡り合えたなと思います。
高校では実力が上がって、中学で負けていた相手にも勝てるようになってきました。
ただ、勝つことそのものよりも、私よりも強い人に追いついて、チームのためにレベルアップしないと、っていうのが一番のモチベーションでしたね。
後輩には負けたくないっていう思いはもちろんあったけど…、やっぱり大きかったのはチームのためでした!
(すごく熱いひと…スポーツやっている人って素敵だな…)
そんな中学高校時代を経て、地元・愛媛の医療技術系の大学に入りました。
当時は、大学選び=職業選択だと思っていたんですよね。
胚培養士(体外受精をする人)が面白そうだなって思ってそれが臨床検査技師からなれると聞いて入りました。
でも、専門大学を選んだことに初日から後悔したんです…。
本当は県外の大学も見ていたんですが、親に反対されて、受験すらできなくて。それも自分の中では消化不良の一因でした。
だから、大学2年の時に編入試験を受けたんです。
結果は不合格だったんですけど、ある意味踏ん切りがついたというか。
この大学で頑張ろうって思って気持ちを切り替えましたね。
だからこそ早く社会人になって、自立して仕事して、大人になりたかったです。
そんな里見さんの就活、パフとの出会いについて教えてください!
3年生の時の先生に、私でも民間に就職できると言われて、病院に就職しなくてもいいんだ、頑張ろう!と思って就職活動をしてました。
パフは人材業界の会社ですが、実は特別この業界を見ていたわけではないんです。
何なら、ちょっと怪しそうだなって思ってたし…(笑)。業界は全然絞っていなかったですね。
何きっかけでパフのことを知ったんですか?
つきしま村塾です!東京で就活している友だちに、「タダでお酒飲める会があるんだけど来ない?」って言われて。なんか面白そうって思ってきました(笑)。
行ってみると当時1年目の先輩がとっても楽しそうに働いていて。悪い会社ではないなと思い、そのあとの会社説明会にも行きました。
就活でよく聞かれると思うんですが…会社選びの軸はなんでしたか?
早く社会人になって一人前になりたい、みたいな思いはあったので3年で1人前になれる!とか、 「人」を好きな人が多いところで働きたいなって思ってました。
でもどこの会社も「成長できます」とか「アットホームです」とか…同じようなこと言ってて、よくわからないじゃないですか。
わかります!(笑)結局どこの会社もいいことだけ言ってるなって思いますよね…。
そうそう。どの会社も本当にそんなんだったら、もっと日本人は幸せに働いているのにって思ってました。
そんな中で、パフはキラキラしたことばかりじゃなくて、しっかり ホンネでマイナス面も話してくれたんです。
人との距離感、ちょっと踏み込む感じとか、その辺が自分に向いているなって思いました。
プライベートでも交流したいし、でも仕事では切磋琢磨したいし…そんな感じがありました。
成長についても、一部のできる人が活躍しているというよりも、みんなの「やりたい」をしっかり尊重してくれる、任せてもらえるようなところがいいなって。
それでココだって思ったのがパフでした。
規模感もちょうどいいし、この人たちと働きたいって思ったし、何より自分が働いているイメージができたんです。
仕事内容はイメージつかなかったけど、ここだなって直感で思いました。
実際パフに入って仕事をしてみてどうですか?ギャップとかありましたか?
そんなになかったです。ちょっと斜に構えていたけど、自分が思っていた以上にいい雰囲気でした。
「なんで目標達成できないんだ」みたいに詰められることもないですし。
悪いギャップというと、思ったよりも無整備なところかな。
たまに、誰に聞けばいいのか分からないことがあったり。でも、一緒に考えてくれる人がたくさんいるし、目標数値だけがゴールじゃなくて、本当にお客様のためを考えるような柔軟さがあるなって思いました。
人材業界の仕事って結構個人プレーのイメージを持たれやすいけど、パフは違います。
よりよい提案を行うためには、人を巻き込まないといけないので。
営業窓口は自分だけど、会社全体がチームって感じ!
パフの事業「採用コンサルティング」ってどんなお仕事なんですか?実際、働いてみてどうですか?
コンサルティングと言うとなんか上から目線な感じがするけど、そうではありません(笑)。
お客様の理想の状態にどうしたら近づくか、一緒に考えたり、パフが持つノウハウで解決策を提案したりしています。
いわゆるコンサル的な戦略立案もありますが、学生にとって魅力的な会社説明会やインターンシップのプログラムを作ったり、ときには面接官の方向けに研修をしたりすることもあります。
社会人になって8ヶ月(取材は12月)経ったけど、正直まだ「これができるようになった」とは言えないです…。
一年たったら楽になるよ!と先輩に言われることも多いけど、本当にできるのかなっていう不安はありますね。
まだ完ぺきではないけど、「パフってこんな会社です」って自分の会社のことを伝えられるようになったのは成長かなって思ってます(笑)。
最初は、とりあえず何でもできる会社ですとだけ言って、お客様にもあまり伝わっていなかったと思うから。
では最後に。大学生と社会人の違いって何ですか?
学生は前期後期があって1年の中にも区切りがあるけど、社会人はそれがないのが一番の違いだと思います。
あとは、「形にすること」を求められる点は大きな違いかな。
相手の期待があって、それを満たすモノを自分で考えて生み出さないといけないところはアルバイトとも違うなって思います。
営業である私の仕事は、お客さんが何をどこまで求めているか、を聞き出すこと。
実際に納品(形にする)のは別の人なので、自分が懸け橋となってしっかりと聞き伝えることを特に大事にして働いています。
あとは、今は1年目だから、責任感を持ちすぎないことも大事にしているかな。
変に気負い過ぎて行動に制限がかかるのは良くないと思うので。
たくさん挑戦して失敗して、経験を増やしていきたいと思っています。
そうそう、実はつい先日も失敗したんです…。
私のコミュニケーションが足りなくて、結局どこにニーズがあるのか聞き出せなくって。先輩の助けがあって、結果受注できたけど…。
なので、お客さんの期待がどこにあるのかをしっかり握れるようになるのが次の目標です!
☆編集後記
インタビューはここまで。
次回は、里見さんのインタビューを経て、おりょうの考える「社会人」についてのコラムを上げたいと思います。