2022/08/04 UP
こんにちは/こんばんは、学生委員ちーです!
今回は「学歴フィルター」について。
私自身も地方の大学に通っているので気になります。
Twitterでも「自分Fラン大学だから…」という投稿をよく見かけます。
(少し前にも学歴フィルターの有無や「Fラン大学」に関するニュースがありましたね…)
「学歴フィルター」とは、一定の基準に満たない大学の生徒を大学名だけで選考不合格とすることです。
一般的には偏差値の低い大学の生徒は不合格にされてしまうことが多いと思います。(偏差値の高い、低いの基準は企業によって異なると思います。)
就活生としては「学歴だけで判断しないで!」「私の性格とか適性を見てほしい!!」と思っています。
学歴フィルターは存在するのか
実際に学歴フィルターはあるのでしょうか。ただの噂なのでしょうか?
結論、学歴フィルターはあります…。
特に大手企業や有名企業など就活生から人気が高い、言い換えれば多くの人がエントリーする企業
において学歴フィルターが存在することが多いそうです。
なぜ学歴フィルターは存在するのか
私は学生なのであくまで推測になるのですが、私なりに理由を考えてみました。
1番大きな理由は、採用の効率化のためだと思います。
人気企業は何万人もの応募があります。
人事は、膨大な人数を決められた期間内に決められた予算内で自社とマッチする人を見つけなければなりません。
そのためには、素早くかつ明確に判断できる基準が必要になるのだと思います。
もう1つ考えられる理由は、「学歴が高い」ことと「優秀な人」にはある程度の相関関係があるからだと思います。
もちろん学歴に関わらず優秀な人は多くいると思います。
また「優秀な人」にも、周りを巻き込むのが上手、効率的に仕事を進められる、ストレス耐性が高い、などさまざまな捉え方があります。
ですが「学歴が高い」ということは、その大学に入学するために受験勉強を頑張ったり、大学でも難易度が高い講義を受けたりした可能性が高くなります。
これらのことは、例えば受験勉強であれば「継続力」、大学の講義であれば「読解力」「発想力」などをもっていることにつながります。
「学歴が高い」=「優秀な人」とは言い切れませんが、「学歴が高い人は優秀な人が多い」と推測することは間違いではないと思います。
全ての企業に学歴フィルターがあるのか?
「結局学歴で判断されるのか…」とあきらめないでください!
全ての企業に学歴フィルターがあるわけではありません。
例えば、トヨタ自動車株式会社。
以下は、トヨタ自動車の新卒採用についての新聞記事を要約したものです。
・トヨタ自動車株式会社は長年、旧帝国大学の国立大や首都圏の有名私立大などの卒業生が新卒採用全体の5割を占めていた。
・しかし2022年度には、理系大学の研究室からの「推薦枠」を完全に廃止。
・モビリティカンパニーへの転換ために、「人間力」「実行力」重視の採用基準に変更。
(トヨタ採用校を多様化 求める人材変化、脱「学歴」,中日新聞,2022-07-01,朝刊,p.1.より。)
この記事から、これまでトヨタ自動車は学歴重視の採用をしていたことが分かります。しかし採用で重視したいことが変わり、記事にもあるような「人間力」や「実行力」などの学力だけでは測り切れない部分を選考で見るようになったこともわかります。
「学歴フィルター」に対して学生はどう考える?
ここまで学歴フィルターについて話しましたが、学歴フィルターをすぐになくすことは就活生には難しいです。
では、どう考えればいいのか。
私は、大切なことは自分と企業がマッチしているかを考える事だと思います。
「学歴フィルターを設けているから、この企業は嫌い!」と決めてしまうのは、その企業の表面的な部分しか考えられていないのかなと思います。
「学歴フィルターを設けている」ということは、その企業は大学で学んだ専門的な内容を活かせる人物や、コツコツと勉強を続けることができる継続力のある人物を求めているのかな?と私は読み取ります。
自分は働く上で何を強みにできそうか、企業は自分の強みと似たものを求めているのかを考える事が重要だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!