2025/09/30 UP
現在、学生インターンとしてパフでお世話になっています中村です。社会人の方々に囲まれて働くのは最初とても緊張しましたが、挑戦してみると驚くほど温かく迎えていただき、学びの連続です。このコラムでは、そんな日々の経験や気づきを、学生目線で率直にお伝えしていきたいと思います!
実は最初、インターンって怖そうだと思っていました。社会人の方々に混ざって働く──自分が場違いだったらどうしよう、意見を求められて答えられなかったら、という不安がありました。
でも、そもそも私が「挑戦してみたい」と思ったのには理由があります。これまでサークル活動や留学、塾講師のアルバイトなどを通じて、同世代と協力して何かをつくる経験をしてきました。自分の考えを言葉にして伝えたり、相手の意見を踏まえてアイデアを深めたりする力は少しずつ身についてきたと感じています。けれども、それらはあくまで学生同士の環境での話。今度は年齢や立場の異なる大人の方々と協働する場に飛び込んで、自分の思考をより実践的に形にしてみたい。そんな思いが、インターンに応募した一番のきっかけでした。
とはいえ、挑戦したい気持ちがありながらも、実際に社会人と一緒に働くことにはやはり緊張がありました。内心ドキドキしながら受けたパフの面接は、そんな想像とまったく違っていて、とにかく温かくカジュアルな空気の中で行われました。私の話に真剣に耳を傾け、気持ちにフォーカスしてくれる姿勢のおかげで、緊張はすぐに解けてしまいました。面接が終わったあとは「楽しかった!」「これも話したかった…!」という感情が残ったのを強く覚えています。そして「ここなら安心して飛び込める。挑戦してみたい」と自然に思えたのです。志望のきっかけから不安、そして参加を決意するまでの流れが、自分の中でもとても納得のいくものでした。
現在は学生の立場でシンポジウムの準備に携わっています。
企画段階から会議に同席し、意見を求めてもらえることも多々あります。議論のスピード感や、話しながら即座に資料を修正し共有していく姿に触れるたび、プロフェッショナルな現場の空気を肌で感じます。これまで学生生活で経験してきた「場づくり」とは違う緊張感があり、同じ協働でも質の違う営みを目の当たりにしている感覚です。
一方で、自分自身の課題も見えてきました。
ひとつは「自分の意見をその場でうまく発信できないこと」。
そしてもうひとつは「そもそも常に意見を持てていないこと」です。
私は相手の話をそのまま受け取る癖が強く、そこから「さて、自分の意見はどうだろう」と後から思考を始めることが多いタイプです。だから会議の場で瞬時に意見を出すのが難しいのだと思います。これからは、日常の中でも常に思考を働かせて「自分ならどう考えるか」を習慣づけていくことが必要だと感じています。
そんな私にとってありがたいのは、パフの皆さんが本当に温かく接してくださることです。ただ意見を尊重してくださるだけでなく、私自身が気づいていなかった視点や、言葉の裏にある気持ちまで引き出してくれる。それがすごいと感じています。そしてその温かさの背景には、やはりパフが「採用」という切り口で人との関わりをずっと大切にしてきた歴史があるのではないかと考えています。目の前の相手に真摯に向き合ってきた積み重ねが、こうした空気を生み出している。私はその場に学生として参加できていること自体に感謝しています。
まだ始まったばかりで、できていないことの方が多いのが正直なところです。でも、「不安」が「楽しみ」に変わりつつあること、自分の課題に対面して変わろうと思えていることは何よりの収穫です。これからも挑戦を続け、日々の小さな学びを大切にしていきます!
