2025/03/03 UP
こんにちは、職サークルのヒラハラです。
私は去年の12月からCTIというコーチングのスクールで「Co-Activeコーチング」というコーチングを学んでいます。
コーチングと一言で言っても、いろいろなスタイルがあります。Co-Activeコーチングは、クライアント(対話の相手)とコーチ(私)が対等な立場で関わりながら、「あり方(Being)」と「行動(Doing)」の両方を大切にし、人生をより充実させるためのアプローチで、本当に豊かなコーチングです。
社会人として日々仕事に埋没しそうになる中で、自分の学びの時間もとれるのはとても贅沢な時間だなと感じています。
今日はそんなコーチングで得た学びを就活生の皆さん向けにご紹介してみたいと思います。

さて、みなさんは
「本当にこれでいいのだろうか?」
「なんだか行き詰りを感じる」
なんて思うことはありませんか。目の前のことに取り組みながらも、なんとなくしっくりこない。モヤモヤとした気持ちを抱え、進むべき道を決めきれない。私自身、そんな感覚に陥ることがたびたびあります。
「就活生の皆さんであれば、就活がつらい。このままでいいんだろうか・・・」
と思うこともあるかもしれませんね。
そこで、今回私が学んだ「バランスコーチング」の出番です。
バランスコーチングは、特に「進む方向を決めきれない」「行き詰まりを感じている」そんな時に役立つコーチングのスキームです。
※ここからは私が理解したことを私の言葉で書きますので、本来の定義とは異なるところがあるかもしれません。お許しください。
バランスコーチングの特徴的なのは、「物事を自分から切り離して見る」という視点の持ち方をすることです。
考えている物事を、一度「対象」として切り離し、違う視点から捉えてみることに、まるでおもちゃで遊ぶかのようにチャレンジします。
どんなものなのか、ちょっと妄想コーチングを書き連ねてみますね。
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クライアント:翔太さん 就職活動の真っ只中で、日々、自己分析や面接対策に追われている。どこか心が晴れず、思うように進められていないようす。
翔太「就職活動って、なんでこんなに苦しいものなんですか?」
コーチ「就職活動を苦しいって感じてるんですね。では、『就職活動』という対象について、一緒に考えてみませんか?」
翔太「わかりました」
コーチ「翔太さんは、今就職活動をどんなものだとみていますか」
翔太「就職活動は、『自分を企業に合わせてアピールしなければならないもの』『本音を隠してでも、内定を取らなきゃいけないもの』と感じています」
コーチ「そう思っている翔太さんは、どんな気持ちですか」
翔太「窮屈で、押しつぶされるような感覚です。苦しいです」
コーチ「じゃあ、ちょっと気分を変えてみましょう。翔太さんはライブが好きだと話していましたよね。あなたが最高にワクワクしているライブの会場を思い浮かべてみてください。音楽が流れ、照明が輝き、観客が盛り上がる中で、あなたはどんな気持ちになりますか?」
翔太「すごく気分が上がります。楽しいし、エネルギーが湧いてくる感じがします」
コーチ「その翔太さんで、就職活動というものを見てみると、どんな風にみえますか?
翔太「…もしかしたら、もっと楽しんでもいいのかもしれないですね。色々な企業に出会えるのも、ある意味ワクワクすることかも。」
コーチ「いいですね、別の視点も試してみましょう。大好きなペットを膝の上で撫でているときの温かい気持ち。その気持ちで就職活動を見たら、どんな風に感じる?」
翔太「うーん…焦らなくてもいいって思えそうです。ちゃんと一つ一つの出会いを大切にしていけばいいんだ、って。」
(彼の表情が少しずつ変わっていく。私は改めて「視点を変えること」の力だ)
コーチ「では、おもちゃの缶詰を開けるときのワクワクした気持ちを思い出してみて。次に何が出てくるかわからない、でもきっと面白いものが入っている。そんな気持ちで就職活動や人生の選択を見てみたら、どう感じますか?」
翔太「なんかすごくかけがえのないものを探しに行く時間にも見えてきました!」
コーチ「半年後、就活を終えた翔太さんはどんな気持ちでいたい?」
翔太「すごく満足していて、充実感を感じていたいです。爽快な気持ち!」
コーチ「では、そんな翔太さんは、いまでてきた視点、どれを選びますか?」
翔太「…最後のおもちゃ箱、ですね!なんかわくわくしてきました」
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いかがでしょうか。めちゃくちゃ簡略&素人ですが、「人は自分で視点を選ぶことができる」ということを、感じてほしくてこんな妄想を書きました。
本物のバランスコーチングを聞いてみたい方はこちらのポッドキャストを聞いてみてください!
コーチングのコ #9「表に出るか出ないか問題 <前編>」Andy(ミモリラジオ、KANNNOME)
https://music.amazon.co.jp/podcasts/7d1e642f-b720-46fc-a1e6-551aedf3be08/episodes/deefd376-1095-41d5-ae7a-6094ae7878dc/9-ANDYKANNNOME?ref=dm_sh_vxTbH0ZL4reCV8zON90BoOtBv
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私たちは、知らず知らずのうちに「苦しい」「難しい」というフィルターをかけて物事を見てしまうことがあります。
でも、そのフィルターは自分自身で変えることができる。
もし、今あなたが何かに行き詰まりを感じているなら、ぜひ視点を変えてみてください。どんな視点で見るかは、自分で選ぶことができるのだから。
そして、もしかしたらその先には、今まで気づかなかった新しい可能性が広がっているかもしれませんよ!