2022/01/14 UP
こんにちは、職サークルの平原です。女性です。社会人歴は17年くらい?になりました。
産育休も3回取らせていただき、現在8歳、5歳、3際の3人の子供を持つ母であり、「専門役員」というポジションをいただき、フルタイムで働いています。
今日は女子就活生に一度しっかり考えておいてほしい、「女子の働き方・マインド」について書きたいと思います。
女子学生と話していると「将来子供も産みたいし、仕事とプライベートを両立させられる働き方をしたい」よく聞きます。ここには「子供を産んでもキャリアをあきらめたくない!」という想いの方と「生活のためにも働き続けたいから、あまりハード過ぎない仕事がいい」という方の2パターンの方がいらっしゃる気がします。
今この記事を読んでいるあなたは、どちらでしょうか?
これは価値観ですから、どちらでもいいんです。ただし、後者の方が「仕事の成果」に対しても甘い考え方をしているとしたら、社会で働く面接官から評価されることはないはずです。
面接官(特に女性!)はどんな価値観でいるのか。私を事例にご紹介します。
ずいぶん前の話ですが、資生堂が時短勤務社員に対しても通常ノルマを課す、という制度改革が「資生堂ショック」として話題になりました。
この制度の良し悪しはともかくとして、私がこのニュースを聞いて思うことは、どんな制度、働き方で働いていたとしても、もらっている給料に見合った仕事をしなければならないということです。フルタイムではありますが、なるべく残業しないように働かせてもらっている今の私にとっては、背筋が伸びるニュースでした(残業もしてますけどねw)。
会社が大きければ大きいほど、「給料は自動的に入ってくるもの」と思ってしまいがちですが、まぎれもなく現場が稼いだ分からしかお給料は支払われません。自分が現場にいる社員ならば、その計算はすぐにできるはず。自分の給料+社会保険等の会社負担+オフィスや広告費などの経費一人分の粗利益を最低自分で稼いでいないと、その時点で自分は会社にとってお荷物です。
私が新入社員の頃は社員ほぼ全員が営業だったため、この計算が常に目の前にあり、入社後半年間新規受注が取れなった同期のタシロは先輩から「給料泥棒」と怒られた、というエピソードがあります(爆)。この話に興味がある方は、こちらへ
こんなフレーズを聞くとものすごくブラックな会社に聞こえるかもしれませんし、今のパフだったら使わない言葉ですが、当時は全員が20代の社員。せめて自分の給料分は自分で売らないと、その分の負担がほかの社員にかかるのは火を見るよりも明らかでした。
この感覚、すごく大切だなと思っています。今私は専門役員として、ありがたいことに過分な給与をいただいていると思います。私の場合は自分の人件費をカバーするだけでなく、今では社員数の半分が非営業職ですので、バックグラウンドで支えてくださっている皆さんの分の売り上げも作らなくてはいけませんし、入社したばかりの若手のメンバーに「自分で自分を食わせる」ための仕組みづくりや教育もミッションです。
自分は自分の給料以上の仕事ができているのか、自己反省をするたびに、自分の足りなさに驚愕します。この問題を解決するためのソリューションは「時間外も働く」ということではなく、時間内により付加価値の高い仕事をする、一つひとつの仕事のスピードとクオリティをあげる、利益に直結する仕事を自分で作り出す、ということではないかと思っています。
育児などで限られた時間しか使えない人はたくさんいると思いますが、私も含め何よりも本人が数字にシビアでいるということが、周りでサポートしてくれている人たちへの最低限の礼儀だと思います。
ということで、「無理なく働ける事」は大事ですが「誰よりも成果を出す人財でありたい」という想いは持っていてほしいのです。そうならなければ、フルタイムで働ける他の人に、あなたのポジションが簡単に代替されてしまいます。
あなた自身が代替できない、価値ある人材になるために、是非この視点を持ってほしいなと思います!
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