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企業研究で”本当に研究すべき” リアルチェックリスト ~その3-2~

企業研究で”本当に研究すべき” リアルチェックリスト ~その3-2~

清水真理

#小さい頃から憧れていたキャビンアテンダント(CA)の内定を取ったにもかかわらずパフに入社 #福岡県出身 #英米文学科 #名探偵コナン大好き #歴史大好き #ソフトバンクホークスファン

2020/10/21 UP

こんにちは!清水です。

今回も 【 企業研究で”本当に研究すべき” リアルチェックリスト 】をお届けします。

前回に引き続き【財務状況】について、今日はその中でも「損益計算書」についてお伝えします。

★財務状況を読み解くための「財務諸表」とは(前回のおさらいはこちら)★

損益計算書は主に「営業成績」を読み取るもの。企業の収益・費用の状態を記した書類です。

1年間(決算年度)の売上、そこに掛かったコスト、コストを引いた利益といった項目があり、”どれくらい儲けたか”を読み取ることができます。

利益については、以下の5項目に分けられます。

  •  売上総利益 いわゆる「粗利(アラリ)」

売上高(=売上で得られた額)から原価を引いた額

  •  営業利益

売上総利益から人件費・広告費などの経費(「販売費及び一般管理費」と表記されます)」を引いた利益。つまり、営業活動によって得られた儲け

  •  経常利益

営業利益から「営業活動以外で得られた利益(預金等から得られる利益など)」と「損益(銀行の利息の支払いなど)」を足し引きした額

  •  税引前当期利益

経常利益から法人税などの税金を支払う”前”の額

  •  当期純利益

税金などを支払い、最終的に手元に残った金額

この数字が営業活動の最終成果。つまり、儲かったか否かの判断基準になります。

 

損益計算書の着目ポイントは、③の「経常利益」です。

経常利益を簡単に表すと、「企業が通常行う業務で得られる利益」のこと。

時流に合わせて言うならば、「非常事態が起こらなければ儲けられる利益」とも言えます。

 

この「経常利益」と「売上高」を使って、『売上高経常利益率』を出すことができます。

その企業が営業活動によってどのくらい利益をあげているか、を見る指標です。

これを数年分比較することで、「儲ける力」が向上しているのか、衰退しているのかを読み取ることができます。

また、同業他社と比較することも有効です。

利益率が他社と比較して極端に異なるのであれば、その理由を考えてみる、あるいは直接訪ねてみるのもオススメです。

 

それでは今日はここまで!

次回は「貸借対照表」についてお伝えします。お楽しみに!

 

★【財務状況】を知るためのヒント★

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