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面接が雑談のみだった。不安。

面接が雑談のみだった。不安。

平原 葉子職サークル運営事務局 株式会社パフ

#2005年新卒入社 #職サークル事業責任者 #学生と企業の心が通う瞬間が大好き #学生時代は農芸化学専攻 #3児の母 #大人の落ち着きが欲しい

2020/10/20 UP

 こんにちは、職サークルの平原です。先日、21卒の学生さんと話していたら、「終始雑談しかしない面接があって、不安だった」と話していました。

 その学生は、野球をやっていて、面接官も野球が好きで、1時間ずっと野球のことしか話さなかったそうです。いわゆる志望動機やガクチカなど何も聞かれず、一体自分の何を見たんだろう、と不安になったそうです。

 なるほどな~と学生さんに共感しつつ、実は「雑談だけの面接」ができる面接官はスキルが高い、とも思うのです(上記の面接官が本当にそうだったかはわかりませんが)

 会社は、目の前にいる学生がどんな考え方をしていて、どんなふうに人と接する人なのか、何があれば頑張れるのか、強みは何か、弱みはなにか、そんなことを仕事をしている姿を想像しながら話を聞いています。別に、自社への志望度が高くなくたって、入社してから活躍できる人ならオッケーなわけです。(入社してもらうために志望度を上げる努力をしなければいけないのは会社側)
 つまり、ガクチカや志望動機なんて聞かなくても、雑談だけで十分にその人の人となりを感じることだってできるのです。

例えば・・・

「野球のポジションどこやってたの」
「キャッチャーです」
 ⇒この人は全体を見て戦略を立てられるタイプかも。そのための確認トークに入ろう
「へ~そうなんだ。僕キャッチャーって憧れるな~」
「ありがとうございます、自分はピッチャーに憧れますけどね」
「なんでキャッチャーだったの?」
「小学校の時に先生から、お前はみんなの動きをよく見てるからキャッチャーだって言われました。それからずっとキャッチャーでしたね」
「そうなんだ。実際キャッチャーをやってて身についたことってある?」
「そうですね、ゲームの流れや塁にいる走者の動きをよく見て、常に一歩先を想像するということが癖ついているので、何かやるときにそれをやったら誰がどう動くだろうかと先を予測することが多いと思います」
 ⇒うん、やっぱり先読みするタイプだな。よしよし。


~~~野球知識ほぼゼロの私が書いているので、的外れだったらごめんなさい~~~~

 ってな感じで、野球の雑談をしているようで、その人の考え方や、身に付けてきた力を聞き出していたりします。しかも「素」のあなたの表情を見ながら。カチッと質問するか、雑談の中で引き出すか、の違いです。もちろん、後者の方が面接官の力量が必要です。

 自分のことを見てくれたと思えないくらい雑談のケースもあるかもしれません。それでも、面接官はあなたの「素の受け答え、表情、反応」から入社後お客様と向き合っているあなたを想像して「この人はきっと顧客に気に入られるだろうな」とか、そういうことをイメージしているのです。「初対面の目上の人と楽しく雑談ができる」ということ自体が、活躍の要件なのかもしれません。


結論★


 雑談面接でも、面接官はあなたのことをちゃんと見ている。むしろ、カチッと面接よりも「素」のあなたを見ようとしてくれている。

 面接官が雑談モードなら、あなたも思いっきり雑談を楽しんだ方が、良い結果になると思いますよ!

★面接官の方へ★


 最後に面接官の方へ。雑談だと一体何を見られたのが分からなくて不安になる人も結構います。面接の最後に「今日は楽しかったよ。●●さんはこんな人だなって思ったよ」とぜひフィードバックをしてあげてください。そうすれば、お互いもっと納得できる選考になると思います。

さて、お次はメキメキとコンサルティング力を上げている清水さんです。

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