2020/11/12 UP
こんにちは。木村です。
すっかり寒くなってきましたね。うがい手洗い、気をつけて過ごしましょう!
さて、就活生のみなさんは社会人、あるいは、大人、にどんなイメージを持っているでしょうか。
私は小さいころ、そして学生時代、大人ってしっかりしていて、芯があって、完成された人、みたいなイメージをなんとなく持っていました。キムラ、という人が確立されているイメージです。たとえば、父も、母も、その役割が揺るがない、確固たるものとしてある、そんな風に思っていました。
でも、歳を重ねていくうちに、社会経験も積んでいくうちに、大人って、社会人って、全然完成されていないし、変わっていくものなんだ、と気づきました。
例えば私自身で考えてみると。就活していた時、20代はがむしゃらに働く経験を積みたいなと思ってパフを選び、頑張って仕事をしていました。(とはいえダメダメな部分も多くててんやわんやでしたが)計画が苦手、その時の状況を楽しみ判断したいタイプの私は、30代になった時にこれからどうしよう、と考えてみて、ちょっと余裕を持って働きたいな、と思うようになりました。
また、結婚は35歳くらいになって考えたらいいや、とおぼろげに思っていたら、それよりも前に結婚という節目がやってきました。そうなると、自分中心の生活ではなく、パートナーがいる前提の生活になり、考え方や思考も変わってきました。自分にとっての働き方だけでなく、家族にとっての働き方を模索しないと、喧嘩も増えるし一緒に生きていく意味がない。あたりまえっちゃあたりまえですが、そんなことにも気づいて、変わらなければ!と思うようになりました。
そして、子どもが生まれ。もともと子どもは苦手で、何て話しかけてよいかわからず、戸惑ってしまうし、かわいい~~とかも言えずにいるタイプでした。でも、自分の子どもが生まれてみたら、すごく幸せでした。愛おしい!と思えるようになりました。同時に、他の子どもに対しても、かわいいな~~~~!と純粋に思えるようになり、イタズラとかワガママとかすらも、成長の過程だよね、と冷静な思考とあたたかいまなざしで見守ることができるようになりました。
また、仕事をしていく中でも、変化を感じることがよくあります。たとえば、以前会ったことのあるお客様が、3年後に会ってみたら印象や考え方が変わっている!ということ。きっと、日々のお仕事の中で、こうしようああしよう、と改善を重ねていく中で考え方が変わったり、また役職など立場が変わることによって、仕事や組織に対する視野が広がり、発言や行動が変わっていくのだと思います。
私がかつてとってもお世話になったAさんは、仕事に厳しいタイプで24時間365日コミット!というタイプ。表情も変わりづらいし、初めて会う人が持つ印象はコワイオジサン!だったと思います。でも、お仕事をしていくうちに、実は人に対する愛をつよく持っている人で、愛があるがゆえに厳しさを持っている方なんだ、とわかってきました。その方は、その後体調を崩されてお仕事もすこし変わったのですが、久々にお会いすると、働き方を変えて、24時間365日コミットしちゃいけないよ!と自分で言っていました(笑)。そして、愛が全面に出るタイプに変わっており、ヤサシイオジサン!に、完全シフトしていました。
そんな関係性を築けた、というのは私の中でかけがえのない宝なのですが、10年間の中で、自分も、相手も、色々変わっているんですよね。
大人や社会人って、変化するもの。あたりまえっちゃあたりまえなのですが。子供も大人も、ひとりの人間として、変化し続け、成長し続ける。おじいさんになってもおばあさんになっても、変化して、成長し続ける。
そのことを頭に入れながら、就活したり、社会人生活を送れるようになると、ちょっと違った視点で物事を見れるようになるかな?なんて思います。
お次は、平原さんです!