2021/01/06 UP
毎年、就職活動が始まると、次のような噂がどこからともなく流れてきます。
「筆記(Web)が就活に与える影響は大きい。満点近くとらないと落とされる」
というものです。
さて、本当のところ、どんなものなのでしょう。
これまでいろいろな企業の採用支援をしてきた経験から、職サークルでは「そ
んなに力を入れて準備するようなものではない」と考えています。
◆筆記試験に力を入れなくていい理由:
その①:
ほとんどの企業では、筆記試験の結果は足きりの基準として使われているに過ぎ
ません。満点を取るために時間をかけて準備しても、その結果は苦労に見合った
ものか、怪しいところです。
その②:
筆記試験で測定するような基礎能力は、20歳をこえた者が半年対策したくらい
では向上しません。そのため、就職活動が始まった時期から対策しても、さほど
効果はありません。
それよりも、企業研究など、ほかの事に時間を使ってほしいと考えています。
かといって、足切りには使われるのですから、まったく準備をしないわけにもい
かないというのが実情だと思います。
自分に合っている、受けたいと思う会社が、筆記試験を課すとわかったら、対策
本を一冊買って、繰り返し解いて練習するくらいで大丈夫でしょう。
筆記試験の準備にかける時間はなるべく少なくし、あなたの身の回
りの大人と喋る時間を増やすことをお勧めします。