2021/01/28 UP
こんにちは。
東京・杉並区生まれ→埼玉県育ち→渋谷区民→埼玉ふたたび→現在・江東区在住の杉平です。
コロナの影響でテレワークが急激に進み、業種・企業によっては「オフィスに出勤する」というこれまでの当たり前が不要になってきている世の中。
「居住地」のみならず、「勤務地」とか「転勤」に対する考え方もどんどん変化していきそうですね。
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さて、最近学生さんと1対1でWeb面談をする中で感じたこと。
「見ている業界・業種、狭っ(驚)」
まぁ、就活生時代に断固として旅行会社しか受けなかった私に言われたくないと思いますが(笑)
その方の価値観や強みなど深く話していくと、素晴らしい能力やポテンシャルがたくさんあって、色んな業界・業種で活躍できそうなのに、いまどこを受けているの?と聞くと、「物流だけです」「大学職員に興味がある」ということが(たまたまかもしれませんが)続きました。
それでなければいけない、確固たる理由と決意があるのなら、「なんと言われようと私はこれ一本でいく!」と決めるのももちろんアリだと思います。しかし、お話を聞く限りでは、インターンやアルバイトの経験でいいなとか、面白いなと思ったのをキッカケに志望しているということでした。
そして、その仕事の大変なところは?必要とされる能力は?成果はなにで判断される仕事なのか?など深く尋ねてみると「わからない」と返ってくることが多く、「いいなというイメージ」レベルでとまっていることがわかります。
業界・業種を絞り込みすぎてしまっている、または、そもそも限定されたところしか見ていない、という就活生の皆さんにおススメするのは、
ちょっと「寄り道」してみませんか!ということです。
とかく何かを目指すとき、ゴールへの最短距離だったり、「正解」を求めたくなるのは自然なことではありますが、そのためにそれ以外にたくさんある道や選択肢を捨てていくのは、とてももったいないこと。就活生の皆さんは、私からみたら原石(可能性の塊!)ですから。まだこれから何にでもなれるのに!
それに、もし最終的に同じ選択にたどり着いたとしても、「それしか選択肢を持っていなかった人」と「たくさんの選択肢の中でそれを選び取った人」では、想いも覚悟も熱量も異なってきます。
それは、どんな選択であってもその先にいつか現れる「壁」を乗り越えようとするときの原動力にもなっていきます。
どこから手を付けたらいいかわからない方は、いま志望している業界・企業にかかわりのある別の業界・企業を見てみるといいかも。選考を受けなかったとしても、志望企業の理解が進みますしね。
興味のない業界、自分には合わなそうな仕事、何をやってるのか全然わからない会社・・・なんていうのも、あえて意識的に「ちょっと見てみよう」という興味を自ら作り出して見てみると、ぐっと世界が広がると思います。
いつもとは1本違う道を歩いたら、素敵なカフェを見つけた!みたいな、思わぬ発見があるやも。そしてそんな偶然な出会いや発見をきっかけに人生が変わるようなことがあるかもしれません。
そうそう、寄り道といえば、マイアミ大学のアーロン・ヘラー氏らによってまとめられ、昨年2020年5月に学術雑誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に掲載された研究結果によると、人間の脳は「多様性や新規性のある移動」を検知すると喜びや幸福感を生み出すそうですよ。寄り道は幸せへの道!
さーて。今日はちと寒いけども、わたしもご近所探訪のお散歩にいってきます!
以上、杉平でした。
明日は、そういえばご出身とか全然存じ上げない・・・真実路さんです!