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採用担当のホンネ

オワハラ「就活終われハラスメント」の秘密 -人事はなぜ意思決定の期限を設定したいのか?

オワハラ「就活終われハラスメント」の秘密 -人事はなぜ意思決定の期限を設定したいのか?

大岡伸次

#新卒採用業界での経験は20年超 #就活うまくいかないなら職サークル #彦根出身 #慶應ボーイ #ときどき神主 #舞台俳優 #ブラック企業 #ホワイト企業 #働きやすさは人それぞれ #組織マッチング

2021/03/15 UP

どうも、大岡です。

ハラスメント(Harassment)とは

いろいろな場面での『嫌がらせ、いじめ』を言います。
その種類は様々ですが、他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを指します。

オワハラとは

「就活終われハラスメント」の略で、企業が就職活動中の学生に対し、「内定を出すから他の企業は断ってくれ」と、要求する事です。

そろそろ内定をもらった学生さんの比率も上がってきてるようですね。
ま、その多くは夏インターンからの早期選考組なので慌てる必要はありません。
まだまだじっくり自分と向き合い、大事な軸と企業・仕事がちゃんとマッチするかどうか、時間をかけて見極めてください。

内定をもらった人は、企業からいつ意思決定してくれるのか?と迫られているケースも多いと思います。
俗に言うオワハラの状況ですが、これ、企業側から見ればしたくてしているんじゃないんですよ。

多くの企業は採用人数が決まっていて、その採用数は
足りないのも問題ですが、上振れ(予定の採用数を超えること)も許されないことがほとんどです。
例えば採用数が10人会社なら、人事は優先順位が高い人から10人まではすぐに内定を出します。
その人たちがあっさり承諾してくれたら、それ以下の人たちは不合格となって採用活動は終わりです。

でも、普通はそうは行きません。
辞退が出て、次の人に内定を出す必要が出てきます。

内定を承諾するかどうか、皆さんの人生がかかった選択ですから、時間をかけたいのが人情。
当然、受けている他の企業の状況にも左右されます。

でも、企業側としては、あなたが承諾するかどうかで、
11番目の人に内定を出すかどうかが変わるのです。
11番目の人ももちろん他も受けているわけで、合格出しが遅れれば来てくれる確度は下がります。
待ってもあなたが承諾してくれれば待った甲斐があるし、
あなたの意思決定後に11番目の人に合格出しをしても来てくれればいいです。
あなたも、11番目の人も採用できないのが企業としては最悪のシナリオです。
なので、期日を定めるのです。

人事が楽したいから早く決めさせようとしてるわけではありません。多くの心ある人事担当はハラスメントをしたいわけでもありません。
他の学生のために仕方ないことだと言うことがわかってもらえたら嬉しいです。
そして、

行く可能性がなくなった企業への辞退は、
寝かさず、なるべく早くしてあげてください。
次の人が待っているので。

これに限らず、採用側も色々と苦労して頭を悩ませています。
その悩みの多くは自分たちのためでなく、学生の皆のためです。

自分らを不合格にする敵ではなく、採用という重要で大変なミッションに向き合う一人の人として、ぜひ人事担当を見てあげてください。

次は石上です。

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