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会社選びの軸でありがちな「成長」って皆さんにとってぶっちゃけ何ですか?

会社選びの軸でありがちな「成長」って皆さんにとってぶっちゃけ何ですか?

上口友也(みぐさん)

#21卒 #社会人4年目 #1年目の時以来の新写真 #毎年体重増量中 #ジムと契約した #腰痛で下半身の筋トレができない

2024/06/28 UP

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
みぐさんことカミグチです。

先日実家に帰省したら外が涼しくてちょうど過ごしやすい気温でした。
3泊4日で東京に帰ってきたら暑いこと。現実に引き戻されました。
身体がついていっていないような・・・。夏バテ要注意ですね。

さて。今日はタイトルの通り「成長」という言葉にフォーカスを当ててみます。
早速ですが皆さん、「成長」というワードを会社選びの軸のメインに置いていませんか?

かくいう私は意気揚々と面接で「成長できる環境で~~~」と話しておりました。
社会人になってみて思うこと。

「いや、仕事していれば何でもどこでも成長はするでしょw」

元も子もないコメント。しょーもないとか思わないでください・・・w
いや、でもこれって割と核心とらえていると思うんです。

そもそも「成長」をどうとらえるかによって話が変わってくるのですが。
辞書的に言えば、「育って成熟すること/大きくなること/大人になること」くらいが分かりやすいところでしょうか。
参照:コトバンク

あえて成長の難易度を低く設定するなら、「できないことができるようになること」も、
成長の一つになるのかな?と思います。
これを先ほどの言葉に照らし合わせると、

仕事なんて最初は全部できないことなんだから、やがてできるようになれば成長したと言えますよね。

いやいや、屁理屈言わないでくださいよ、と思ったそこのあなたに質問です。

「あなたにとって」「あなたの成長」とは何ですか?

どうですか?言語化できていますか?
今できていないから「ダメー」とかは思っていません。
これを就活をするうえで言語化することがマッチングには必要だと思うんですよね。

1回企業の採用担当の方の目線に立ってみましょう。
もちろん素敵な学生に入社してほしいですが、入社して「思っていたのと違った」と言ってすぐに離職してしまったら、「何のために採用活動したんだよ」となりません?

と、いうことを考えるとどうやったらマッチングするか、について考える必要があります。
自社でできない、ないしかなり一握りの人にしかできないことを「絶対にやりたい」という人って、
どんなに優秀でも自社に合うかと言われると正直微妙・・・
つまり、「自社でできる成長」と「学生が遂げたい成長」も、合っているかどうかって結構カギになると思うんですね。
もちろんこれは言語化が難しいので、一概に0-100というか、白黒はつけやすい話ではないです。

でも、これも努力することを辞めたら終わりなんですよ。

擦り合わせて自分に合う会社に行く、ということを諦めた瞬間に、完全に運勝負になるわけですよ。
(試合終了にはならない)
これを読んでくださっている皆さんにも、少なくても内定承諾する段階、入社する段階では「納得して」決めてほしいわけです。

さて、ではここから成長についていくつか考えていきたいと思います(遅い)

さっきの質問を受けての回答で何パターンか考えてみます。
(これに当てはまらない人も多いとは思いますが、あくまで考えるヒントになれば。)

①いや、私。言うほど成長したいって思っていないな。

成長を軸に入れた方が良いから入れただけであって、別にそんなに成長したい!という欲はなくて、
安定して仕事に携われればいいし、別の軸が明確にあります!という方。

成長を軸にするのは辞めた方が良いです。

そうしたら話せる軸がないじゃん!と思った方は、別の切り口を考えてみましょう。
というのも、他のエピソードを聞いたりしたら、何となく「成長って言っているだけだな」ってバレます。(人事の方からもそういう話は聞きます)
そしてそういう時って、2段階、3段階深掘りされるとだいたいボロが出ます。
で、「面接上手くいかなかった・・・」と落ち込むのが関の山です。
自分のためにも他の要素・切り口を考えることをお勧めします。

②市場価値を高めたいです!

市場価値を高めたい、だから成長したい。分類するなら自分のための成長かなと思います。
このジャンルが思いついた方に考えていただきたいのは、
・市場価値を高めてどうなりたいのか
・どうやったら市場価値は高まるのか

まず1つ目はよくある「将来像」に近いかと思います。
市場価値(もまあ目に見えないもので曖昧ですが)を高めて結局どうなりたいのか?が大事だと思っていて、これが「とにかく稼げるようになりたい」のか、「社会がどう変化しても必要とされる存在になりたい」のか、「起業したい」のか、「将来やりたいことができたときにそれができる能力を持っていたい」のかでまあ全然違います。

というのも、これによって合う会社・合わない会社や、合う職種・合わない職種があると思うんです。
たとえば一番最後の「将来やりたいことができたときにそれができる能力を持っていたい」だったときに、特定の1つの業務を淡々とこなすだけで、部署移動もない仕事を見ていたとします。

これってぶっちゃけ合いますか?

おそらく「いろいろな業務に携わって、いろいろな力を身に着けていきたい」が根本にあるはずなのに、「一つの業務に携わって、その業務で得られる力だけを身に着ける」だとアンマッチではないですか?
(※もちろん業務といってもいろいろなことを含んでいるので、あくまでわかりやすくした例ととらえてください。)

だからこそ、自分は成長してどうなりたいのか?を深掘りすることで、どういう環境や職種に多めに目を向けてみるかを考えることに繋がるかと思います。

あとは一つ見逃されがちなのは、「市場価値は勝手に高まるものではない」ということです。

もちろんどういう会社に入ってどういう仕事をするかも大事ですが、それだけでは決まりません。
「どういうスキルがあるのか」「どういう経験を積んだのか」が大事だと思うんです。
(極端な話、入社3日の人を比較したときに、大企業に入社しただけで何倍も市場価値があるかと言われたらそんなことは無いはずなので。←第二新卒ととらえたらポテンシャルを感じられる可能性がありますが)

と、いうことでこれらのことを基にして、もう一段階、二段階深めてみることを強くお勧めします。

③社会貢献・課題解決ができるようになるため!

②と比べると他者貢献というジャンルになるかと思います。
こういうジャンルが思いついた方に考えてほしいのは、
・本当に一番がそれか?
・他者貢献をすることによって何を得たいのか?
 です。

なんか嫌味みたいな質問だな、と思った方も多い気がするのですが、
この軸も他のものと同じで、結局「誰でも言えてしまう」んですよね。
だから、本当にそうなの?というところは人事の方は結構気になるポイントです。
実は、他者貢献をすることによって感謝の言葉をもらいたい、とか。別の目的が混ざっているケースが多いのではないでしょうか。そうなると最終ゴールは「感謝の言葉をもらいたい」になるわけです。
そうなるとなんか成長とリンクしづらくなってくる。

だからこそ、「本当に」他者貢献ができるようになるために成長したいのか?は深く考える必要があると思っています。(自分のためにも)

別に、これは絶対的な答えや正解があるわけではありません。
人それぞれ、そのタイミングによって正解があると思っています。
なので、他者によっての正解が自分の正解とは限りません。

ヒントは得られても正解は得られません。

皆さんが、皆さんにとっての成長を考えることによって、より自分に合った会社を見つけること。そしてそことうまくマッチすることを祈っています。
無理しすぎないように、頑張っていきましょう~。

成長って何だっけ?と考えた人、ついでで良いので「なんで自分は働くんだっけ?」とか「なんで就活しているんだっけ?」と考えてみてください。
考えるヒントはこちらの記事からぜひ!

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