職サークル

内定が出る12のヒミツ

5-01.自己分析も大事だけど、相手の事も知ろう

職サークルに参画している企業の採用担当者が、新卒採用を企業や学生にとってより良いものにしていくための活発な議論を行うイベントに参加した時のお話です。

今回のメインテーマは「学生の皆さんに伝えたいこと」。私は当日、カメラマンとして、会議全体を見渡せるポジションにいたのですが、各企業の採用担当者の発言に注意深く耳を傾けていると、改めて痛感したことが1つありました。

それは、学生の皆さんと採用担当者の認識が、あまりにもズレているということです。

★★★

・学生が「就職活動とは、こうやらなければいけない」と考えていること
・採用担当者が学生に「就職活動には、こういう心構えで臨んでほしい」と思っていること

これが、あまりにも違うのです。

学生の皆さんは、必死に頑張って就職活動をしていても、採用担当者から見ると「いや、そうじゃなくてもっとこうすればいいのに…」となってしまう。
これはお互いにとって気持ちの良い状態とは言えません。

採用担当者の立場や考えを知らないのに、就職活動をするのって、少し滑稽な気がします。

これは、私が女性の立場に立って物事を考えられないのに、合コンに行ってとりあえず彼女をゲットしようと考えているのと一緒です。多分、この状態で合コンに行ってもモテないでしょう。

★★★

あなたは「採用担当者って、何を考えているんだろう」と考えたことがありますか。

私は、学生・企業がお互いに相手を知り双方の理解が進むことで、学生にとって就職活動が前向きで、楽しいものになると思っています。

私は、中国古典ファンなのですが、有名な言葉に「彼を知り己を知らば百戦殆(あやう)からず」というものがあります。「自分を理解するのと同じくらいに、相手のことを理解するのも大事」という意味と私は捉えています。
就職活動生にとっての「相手」とは、企業や人事担当者のことです。

就職活動のマニュアル本を見ると「就職活動のスタートは自己分析だ!」と書いているものが多いですが、就職活動の「相手」となる企業や人事担当者のことを理解しよう、という趣旨のものは多くありません。でも、相手のことを理解しないまま何かをするというのは、とても難しいことです。

自分だけに目を向けるよりも、まず相手を理解しようとすれば、意外な発見が必ずあるはずです。「自己分析」をするのはちょっと置いておいて、まずは「採用担当の本音」に耳を傾けてみませんか。

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