職サークル

内定が出る12のヒミツ

6-01.知り合いのOB・OGがいなくても、会いに行けばいい

以前、ある就職活動イベントで仲良くなった学生が、パフのオフィスに訪問してきてくれました。彼は、地方の大学に通いながら、時間の隙間を見つけては東京にやってきて、就職活動をしている行動的な学生です。

彼の悩みを聞いてみると…「Webの情報では企業の本当の姿が分からないし、説明会では企業が選別した先輩社員だけが登場し、部分的な情報しか手に入らない。より多くの現場社員の声や、実際の職場の様子をもっと深く知りたい」というものでした。

なぜそう思ったのかと言うと、彼には「会社の風土や職場の雰囲気」をしっかり理解した上で志望する会社を決めたい、という明確な思いがあったからです。

こんな時、あなたはどうしますか?


私たち人間は、物事に対して、さも明確なルールやマニュアルがあり、それに沿って活動しなくてはいけない…と勘違いしてしまいがちです。それが、私たちの行動を制限していきます。

しかし、就職活動にマニュアルはありません。そしてルールも存在しません。
「こうすれば、絶対うまくいく」ということはないですし、同時に「これをやったら絶対ダメ!」ということもありません。(もちろん法的・人道的にNGなことを除いて。)何でも自分で考えて、行動すればいいのです。

例えば、上記のケースだと、こんなことが考えられます。

◆選考を受けている会社の人事に、現場社員を紹介してもらう

◆大学の就職課や教授に、OB/OGを紹介してもらう

◆人事部に電話し、社員を紹介してもらう
(自分の大学OB/OGである必要はありません)

◆消費者向けのビジネスをしている会社の場合、店舗や職場を見に行き社員に話しかける

自分の足を使って、社会人と会うことを続けていれば、そこから新たな人を紹介してもらえることもあります。例えば、同じ会社の他部門の人だったり、同業他社の人だったり、取引先の人だったりします。そうやって、多くの社会人の「サンプル」を自分の中にデータとして蓄積して行くことで志望している会社のことを多角度的に理解できるようになります。


もちろん、自分で考えて行動しても、望んだ結果が得られないこともあります。人事部に社員の紹介を断られることもあるでしょう。社員に訪問して話を聞いた結果、全く期待と違う内容の話しを聞かされ、志望度が下がるかもしれません。でも、それでいいのです。それも「縁」なのですから。


因みに、ある就職活動へのアンケートにこんな結果が出ていました。

「現場の社員の声が聞きたい」・・・約80%
「社員訪問をしたことがある」・・・約20%

つまり「社員の声が聞きたい」が「社員訪問をしたことがない」(単純計算すると)約60%の人は、機会が用意されるのを待っています。でも、機会が向こうから自分のためだけにやってくることは、ありません。機会は目の前に転がっているのですが、それを自分で拾いに行っていないのです。

あなたは、機会を拾いに行きますか?それとも、待ちますか?

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