7-03.食わず嫌いが、可能性を狭める
先日、生まれて初めて歌舞伎を見に行きました。
題名は『椿説弓張月』http://www.youtube.com/watch?v=EptQwjwyhDA
曲亭(滝沢)馬琴の原作を、三島由紀夫が歌舞伎戯曲として書き上げたもの
だそうです。(当日wikipediaで調べたにわか知識です)
内容を書くと長くなってしまうのですが、端的に言うと「予想以上に面白く、
歌舞伎に対する認識を根本から改める必要がある」と感じました。
見に行く前と、見た後での、歌舞伎に対する印象を比べるとこのような感じ
です。
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◆見に行く前
・教養のある人にしかわからない、敷居が高い
・格式高くまじめ、古臭い、堅苦しい
・単調、つまらない
◆見た後
・イヤホンガイドがあり、初心者にもわかりやすい
・俗っぽいジョークやフィクションもあり、笑いどころ満載
・趣向を凝らした舞台転換など、ダイナミックで変化に富んでいる
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いかがでしょう。皆さんに似た経験はありませんか?
別に私は、歌舞伎を見に行けと言っているのではありません。
ただ「食わず嫌い」が自分の可能性を狭めてしまうということを、自らの体
験を反省材料にして、お伝えしたかったのです。
「食わず嫌い」が自分の可能性を狭める。会社探し・会社選びにも全く同じ
ことが言えると思います。そもそもよく知らないのだから、食べてみればい
い。予想外においしかったら、それでよし。まずかったら、飲み込まなけれ
ばいいだけです。
<考えてみよう!>
・皆さんは、会社の名前、いくつ知っていますか?書き出してみましょう!
(ちなみに、大学3年生時の私は、お菓子・ビール・ゲームの会社くらい
しか知りませんでした…数にして、20~30でしょうか)
・就職ナビに載っている会社は、どれくらいあると思いますか?
約1万社と言われています。
・新卒採用をしている会社は、日本に何社あると思いますか?
これは、諸説ありますが、2万社と言われています。
つまり、皆さんが就職活動で出会う会社は、ほぼすべて、皆さんにとっては
「知らない、聞いたこともない会社」ということです。
「消費者としての暮らしの中で社名を知っている会社」だけを就職先候補と
考えるのは、可能性を自ら閉ざしてしまうことになるのではないでしょうか。
皆さんはどう考えますか?