2021/01/20 UP
目下、様々なサービスのエントリーに忙しい方、活用中の方、活動が落ち着いた方、人によってざまざまだと思います。
今回は、就職ナビがどのような使われ方をしてきたのか、少し過去に遡って
ご紹介いたします。
企業は、就職ナビを使うことによってより多くの学生からエントリーを集められるようになりました。
同時に「とにかくたくさんエントリーをしなければ内定できない」という偏った考え方が学生に定着したことで、企業にとっては、「あまり自社のことも調べずに応募する『自社に合わない』学生からのエントリー」も増えることになりました。
エントリー数が増加した企業は、「自社に合わない学生」を効率よく落とすための選考を行わざるを得ない状況に陥りました。
しかし、機械的な選考では、学生一人ひとりの能力・性格・志向・価値観を深く理解することは難しく、ごく一部の「世間的に良いとされる学生」に内定が集中することになりました。
その結果、企業は内定を辞退されるケースが増加しました。
「内定辞退が出た。またエントリー者を集めなければ…」
こうして、「とにかくたくさんエントリーを集めなければ採用できない」という間違った常識が企業に定着することになりました。
そして、たくさんのエントリーを集め、その分たくさんの学生を「落とす」選考を企業は繰り返していくことになります。
みなさんには企業がこういった状態あることを理解して、それでも自分がその企業にエントリーしたいのか、それとも数を増やすためにエントリーしたいのだけなのか、良く考えてほしいです。
たくさんの人がエントリーする企業が、「自分に合った」良い企業だというわけではないのですから。
次は阿久根さんです。