2021/08/12 UP
こんにちは。職サークルの平原です。
気が付いたら4日連続就活イベント運営をしていました。
学生の皆さんとドロドロした本音をぶつけ合う時間はもう楽しくて楽しくて。
仕事がどんどん溜まります( ノД`)シクシク…
さて、そんな就活イベントでよく聞かれるのが
面接での逆質問
についての質問。
面接最後に「質問はありますか?」って面接官から聞かれたときに何を聞くか問題ですね。
よくよく考えれば、学生の皆さんが企業に質問できる時間って選考中はあまりないのかもしれませんね。なので貴重な逆質問。聞きたいこともいっぱいあるのかな~
と思うと、学生から聞くのは
「逆質問をいちいち考えるのが大変」
「何を聞けばよいのかわからない」
「準備していないと落とされそう」
という言葉。
え?
逆質問って、そんなに大事なの?
なんでみんな逆質問が気になるの?
逆質問のタイミングではほぼあなたの合否決まってるよ?
「調べてきましたアピール」の時間じゃないよ?
と思う、採用歴17年の私。そこで、
面接での逆質問
何が正解?どこまでオッケー?
もう迷わない!これだけ押さえておけば外さないチェックポイント
というテーマで一筆したためようと思います。
・そもそも逆質問ってなんで聞くの
多数の企業の面接官マニュアルを作成した身分から申し上げますと、
「学生の志望度を上げるために最後に5分程度質問の時間を取っています」
はい。
一方的に聞きまくられて、ハイ、終わりですって言われるよりも、
「あなたからも何か聞きたいことはありますか?」って質問してくれて、
説明会やHPで聞けていない情報を伝えてくれる面接の方がいいじゃないですか。
学生の企業理解を深め、志望度を高めたいという人事の戦略です。
そもそも面接中におかしな質問しちゃって志望度下げてる面接官も少なくないようですが・・・
・逆質問で合否決まるのか
決 ま り ま せ ん !
上記の通り、学生の満足度を高めるため、お互いのミスマッチを減らすためのコミュニケーションタイムですので、ここでジャッジしている会社はほとんどないのでは?
まれに志望意欲重視の会社や面接官にあたった場合には、自社への興味関心度はどれくらいなのかを確認したくて聞いている場合もありますが、レアです。
ぶっちゃけ、大体の面接官は「人事から最後に質問の時間を取ってあげるように」と言われているから質問しているのです!!!!!!!
本当に見極めるべき要件については、相手からの質問なんていう不確実なものに頼らず、面接の中で確認できるように面接官が質問をします。もし本当に志望意欲を確認したいのなら、面接の中で関連する質問を聞いてジャッジするはず。
・逆質問で注意すべきこと
まあでもですね、面接官の印象が全く変わらないかと言えば、そうでもないかも。
「質問はありますか」「いえ、ありません」→あ、うちに興味ないのかな・・・
と思う人がいるかもしれません。相手も人ですからね。
あ、だからと言って必ず不合格になるとかではないです。
でもね、あなたが本当に興味を持っていて、入社したいと思っている会社に
一つも質問がないなんてことある?????
説明会やインターンシップだけですべてが理解できている何てことなくない?
なので、あなたがちゃんと入社したいと思う会社なら、あなたにとって重要なことをちゃんと聞く時間にしてほしいと思います。
「調べてきましたアピール」の時間ではありませんので、
「御社は◎◎事業で~~~~の戦略を立てていると思いますがこれからの時代XXXXのなかでどうお考えですか?」なんて質問は 一切不要 です!
(いや、本当にそれが知りたいならいいんだけどね)
・もう迷わない!逆質問の考え方
とは言え質問が思いつかない!という方に、伝家の宝刀を授けます。
ポイントは、
「面接官の方の個人的な意見を聞く」
という体裁にすること。これで説明会などですでに説明が合った内容を重ねて聞いても気に病むことはありません。ウルトラスキル~!
そのうえで、2パターンの例を挙げます。
1)あなたの会社選びの軸を伝え、それに沿った面接官の考えを聞く。
例)私は会社選びにおいてチームで目標を追いかけるということを重視している
のですが、◎◎さんには普段のお仕事の中でチームワークを感じる場面はありますか?
具体的にどういう時ですか?
例)私は自己成長が大事だと考えているのですが、◎◎さんはこの仕事でどんな成長を
されたと感じていますか?
例)私は仕事も家庭もフルパワーで両立できる社会人になりたいのですが、◎◎さんや
その周囲の方はどのように両立をされていますか?
※福利厚生だけに焦点を当てた質問は正直印象よくないです(だからと言って落ちないけど)→福利厚生が良いからと言ってあなたが幸せに働ける保障は全くないので、この点はよく理解して、自分が幸せに働くために大事なポイントを聞いてください。
2)面接官を通して仕事や会社の具体的なエピソードを聞く。
例)◎◎さんのキャリアの中で、一番しんどかった経験は?
例)◎◎さんのキャリアの中で、一番嬉しかった経験は?
例)会社の中に尊敬する人はいますか?それは誰で、なぜですか?
例)最近入社してきた若手のメンバーとどんなコミュニケーションをとっていますか?
話してくれた内容に「なぜ、具体的には、他には」で深掘りすればすごい情報を引き出せますよ。
3)フィードバックが欲しい!そんなあなたに。
「お時間に余裕があるようでしたら、貴社に次回の面接機会をいただけた場合に改善できるよう、本日の面接で気になったことなど、簡単にフィードバックいただけないでしょうか」
と自身へのフィードバックを求めてみても良いです。
ただし、面接時間は限られているケースも多いので、ラッキーだったら答えてもらう感じですかね。
先日人事の方が「フィードバック求められたら全然答えますよ。でも、質問がそれだけしかなかったら自社に興味ないのかなって思う」と言っていましたので、あなた自身が知りたいことを聞く1、2のような質問の後に聞くのがベターかもしれませんね。
くどいようですが、逆質問で合否出ませんから、あんまり気を取られないように~
人事の本音が分からない!
もっと選考の裏話聞きたい!
そんな方は、人事と学生のぶっちゃけトークタイムギャザリングへお越しください♪