2022/03/11 UP
こんにちは。パフの田代です。
3月に入りましたね。
採用イベントが多く実施されるようになりました。
かく言う私もイベント・ファシリテーターとして
企業の会社説明会などの司会進行を行うことが多いのですが、
学生の質疑応答で「勤務地や転勤の有無」について聞かれることが多いと感じています。
やはり「勤務地」は仕事にとどまらず
私生活にも直結しますので、とても重要な要素だと思います。
そこで、本日は「勤務地」や「転勤」の考え方について
私見をまとめてみました。一意見としてご参考になれば幸いです。
◆勤務地は「事業」に紐づいている
皆さんは、勤務地を調べる際、何を見ていますか?
多くの方は「支社」や「工場」など
その会社が保有する事業所の一覧ページなのかなと思います。
確かに、勤務先を調べるという意味では間違ってはいませんが、
大切なのは、どこに、どうやって、何名ほど配属されるのか…
この辺りを考察することだったりします。
配属人数なんて…内情を分かるわけないだろう!と思うかもしれませんが、
実は、正確は数字とは言わないまでも、ある程度把握することができます。
その際、見るポイントは「各企業の事業別/売上高」です。
その企業が「主力事業(稼ぎ頭)」や売上が伸びている「成長事業」は
今後も注力する可能性が高く、人手を要します。
つまり、配属される可能性が高いということになります。
・注力事業の拠点はどこにあるのか?
・注力商品を作る工場がどこにあるのか?
・今伸びている事業がどうなりそうか?
この辺りを「企業のIR情報や業績推移」を見ながら考察するのです。
私は「働く環境=経営のメッセージ」だと受け止めています。
事業戦略と勤務地のリンクはもちろん、
経営の人事的なメッセージと評価制度、教育方針も繋がっています。
ですから、働く環境が気になる人ほど、
一見すると相反する「事業内容」や「社長の言葉」など
じっくり読み込んで調べてほしいなぁ~と強く思っています。
◆配置転換は、全然悪いことではない
そして、もう一つ
部署異動や転勤の考え方について一つアドバイスです。
異動や転勤と聞くと…
正直ネガティブなイメージありませんか?
私はめちゃめちゃありますね。
ただ…勘違いしない方が良いのは
企業は明確な意図があって行っているということです。
そもそも、私たちは「幼少期」から異動や転勤をしているんですね。
どういうことか。
例えば、学校生活で席替え、クラス替え。
企業の異動や転勤と規模は違えど「考え方」や「構造」は
同じだと思っています。
私の経験から申し上げると、
人間は同じ環境、同じ風景に飽きや慢心が生まれる動物です。
ですから、成長を促すために環境を変えるのです。
そう、ずーっと同じことをしているのは退屈なんですね。
人間は学習する生き物。
同じことを日々繰り返すことで、コツをつかみ、
やがて要領よくできるようになります。
すると、刺激も少なくなり、退屈になり、放っておくと成長が止まるのです。
つまり、席替えも、クラス替えも、異動も、転勤も、
「人間が持つ本能」が根本にあると思っていてください。
ちなみに、私のいる株式会社パフは、
本社が1拠点しかありませんので転勤はありません。
会社を辞めない限り、
ず~~~~~~と同じメンバーと共に過ごします。
嫌な奴がいたら最悪ですよ笑。
だって逃げられないんだもの。
仕事だって、自分で創意工夫して変化、成長を意識していかないと
マンネリ化して退屈になりますよ苦。なので日々、創意工夫をして刺激を自ら創っています。
※逆に言うと、人間関係良好、刺激があるから辞めていないという話。
ですから、異動や転勤のある会社、私からすると羨ましいです。
同じ会社にいながら「社内転職」をしているような
刺激的でフレッシュな感覚なんだろうなって!
色々書きましたが、
ぜひ皆さんも働く環境について、事実だけを見るのではなく
その背景も探るようにしてみましょう。