2024/02/16 UP
こんにちは。パフの田代です。
就職活動をしている学生の皆さんと話をすると「電車に乗っているサラリーマンは疲れている!」「もっとイキイキした社会人になりたい!」と言った声を耳にすることがあります。
確かに!
私も、今でこそオジサンですが、若かりし頃は「もっとビシッとしろよ、オッサン!」ぐらいに思っていましたし、終電間際に乗った車両でベロベロに酔っぱらった社会人を見ると、なぜかガッカリしていた自分がいました。
あんな風になるものか。不適切にも程がある!
もっと疲れていない、イキイキと働く社会人になるんだ!と。
時は流れ。
オジサンになった今思うこと。
■ 変わらないこと
今でも「イキイキした社会人でありたい」と
自分自身に言い聞かせていること。
■ 変わったこと
たとえダラしないオジサンがいたとしても
「いいよいいよ!電車の中ぐらい自由に羽ばたこう」と寛容になったこと。
どういうことでしょうか。
オジサンは大変です。
会社では中堅・ベテラン社員になり高い目標とミッションにコミットして必死になって働いている。かたや家庭に帰れば、奥さんと子供が待っていて、休む間もなく、全力で子供たちと怪獣ごっこなど理不尽で非合理な遊びに取り組まなければならない。
オジサン…、一人になる時間がないじゃないか…と。
そう思うわけです。
真面目な話。
クロスマーケティングが2022年11月に全国の20代から60代までの2500人を対象に行った「おひとり様消費に関する調査(2022)」によると、1日の中で一人で自由に使える時間の平均は平日が4.0時間、休日は6.1時間。平日の一人時間が多いのは60代であり、休日になると20代のひとり時間が最も多く、次いで60代という結果となっているとのこと。
平日・休日ともに一人の時間が少ないのは
働き盛り&子育て世代でもある40代でした。
(まさに、オジサンやん!)
そして、一人時間が必要かどうかを聞いたところ、「必要」と回答したのは全体の63%、「どちらかというと必要」は31%、94%の人が「一人時間が必要」と捉えていることが判明。
さらに、その理由について聞いたところ、多かった回答は「一人でやりたいことがある」「息抜き・ストレス解消」。つまり、「一緒に行く人がいないから仕方なく一人で行く」のではなく、「一人で誰にも気を遣わずにストレス解消したいから」という理由で、ソロ活を選んでいる人が多いということなのです。
そう考えると。電車の中で、スマホゲームに没頭したり、ここぞとばかりに仮眠を取ったり、いかがわしいネット記事を読んだり…唯一のソロ活時間で、息抜きを楽しむオジサンは、むしろ尊重してあげなければならないと思うようになりました。
かくいう私。
一人の時間が本当に無い、無い、無い。部屋に積読した本は約50冊。ああああ、知的好奇心が爆発しそう。本が読みたい。活字に飢えている。でも本を読む時間がない。仕事に、子育てに、地域活動に、やること満載です。なので、移動時間は、絶好の読書タイミング。カバンに毎回3冊は入れて目ん玉こじ開けて読書している次第です。
ウダウダと書いてしまいました。
まとめます。
オジサンが電車で疲れていても、それは次のミッションに向けた準備時間なのかもしれない。ずっと気を張って生きていて一人の時間が移動中ぐらいしかないのかもしれない。実はめっちゃ戦っている戦士なのかもしれない。
そう思ったら。
一人でいる時ぐらい、
思う存分、自分のことに時間を使ってほしい。
それがグータラでもいいじゃないか。
年齢を重ね、人の生きざまに深みを感じるようになると、色々な情況に寛容になる自分がいることに気づきました。
今見ている景色も10年後には違って見えるかもしれない。
そんなことを考えると、人生って楽しいと思いませんか?
働くに対して、ポジティブなイメージも、ネガティブなイメージのある皆さん。今見ている景色も10年後には違って見えるかもしれない。
そんなことを考えると、人生って楽しいと思いませんか?
今日はそんなお話でした。