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採用担当のホンネ

人事は何を見ている? 敬語やマナーの完璧さよりも、その人の素顔、本音が見たいのである

人事は何を見ている? 敬語やマナーの完璧さよりも、その人の素顔、本音が見たいのである

平原葉子 職サークル運営事務局 株式会社パフ

2005年新卒入社。2020年1月より職サークル事業責任者に就任。 #学生と企業の心が通う瞬間が大好き #農芸化学専攻 #3児の母

2025/04/21 UP

こんにちは、職サークルの平原です。

就活を頑張るみなさん、こんなこと思ったことないですか?

「敬語、ちゃんと合ってるかな…?」
「マナー講座で『ドアのノックは3回!』って習ったけど、間違えたらヤバい?」
「面接では完璧な受け答えをしないと落ちる?」

いやいや、ちょっと待って!

確かに、最低限のマナーは大事ですが、
「完璧な敬語を話せるか」「ドアのノック回数が合っているか」なんて、採用の決め手にはなりません。

むしろ人事が見ているのは、あなたの本音や素顔、そして「この人と一緒に働きたいか?」というポイント。

今日は、「人事は実際に何を見ているのか?」についてお話しします!

① マナーの完璧さより「素の自分」が大事

面接ではつい、「ちゃんとした受け答えをしなきゃ!」とガチガチになりがち。
でも、人事が見ているのは、「あなたが本当にどんな人なのか?」。

たとえば…

NG例:「お手本のような受け答え」だけの人
「貴社の理念に共感し、自己成長を遂げながら貢献したいと考えております!」
「チームワークを大切にし、常に向上心を持って取り組んでまいりました!」

……ん? なんか聞いたことあるぞ?🤔

どこかで読んだような「模範解答」を並べられると、面接官は「で、結局この人はどんな人?」とモヤモヤします。

一方で、こんなふうに話すとどうでしょう?

OK例:「本音を交えたエピソード」
「正直、最初は御社のことをあまり知らなかったんですが、インターンで社員の方と話して価値観がガラッと変わりました!」
「部活でリーダーをやっていたんですが、最初はチームをまとめるのが苦手で…」

こういう、「その人にしか語れない本音」があると、面接官も「おっ、この人おもしろいな!」と興味を持ちます。

② 「敬語ミス」より「会話が成り立つか」が重要

よく「敬語が完璧じゃないとダメですか?」と聞かれますが、答えはNO!
もちろん、明らかに失礼な態度はNGですが、多少の敬語ミスくらいでは落とされません。

それより大事なのは、「ちゃんとキャッチボールができるか?」

面接官の質問に対して、的外れな答えを返していないか?
会話の流れを読んで、自然に受け答えできるか?
相手の話を聞き、自分の言葉で話せるか?

たとえば、面接官が「なぜこの業界に興味を持ったんですか?」と聞いているのに、

「私はチームワークを大切にしており、リーダーとしての経験もあります!」

みたいな答えをされたら、面接官は「えっ、質問の答えになってない…」と困ってしまいます。

「えっと、興味を持ったのはアルバイトがきっかけです。実は、最初はこの業界を知らなかったのですが・・・」

と、たどたどしくても自分の言葉で語ってくれれば◎!

多少の敬語ミスよりも、「会話のキャッチボールがちゃんとできるか?」のほうが大事です。

まとめ
「取り繕うより、自分の言葉で話そう」

就活生のみなさん、どうか「完璧な答え」を求めすぎないでください。

むしろ、「完璧じゃないからこそ、その人らしさが伝わる」こともあります。

言葉に詰まってもいい。
一度言い直してもいい。
「正直、迷っているんですが…」と本音を言ってもいい。

人事は、みなさんの「人柄」「考え方」「価値観」を知りたいんです。

だからこそ、形式的なマナーにとらわれすぎず、「自分らしく、でも誠実に」話すことを意識してみてください!

きっと、あなたの素の魅力が伝わるはずですよ

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