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グループディスカッションで自分のすべては伝わらない?!【ギャザリングレポート】

グループディスカッションで自分のすべては伝わらない?!【ギャザリングレポート】

ちー人文社会学部/学部3年

#グループディスカッションで遠慮しがち #志望業界迷子中 #心配性 #最近白髪が生え始めました

2021/11/02 UP

こんにちは、23卒文系 ちーです!
今回は、10月21日に開催された第7回職サークルギャザリングの報告レポートです。
今回のギャザリングでは実際に学生がグループディスカッションを行い、その様子を別の学生と人事が見て評価する、ということを行いました。
(*ギャザリングって何?という方は、こちらをご覧ください。)


選考の中でよく用いられている「グループディスカッション」。
たった一回のグループディスカッションで、私の何がわかったの??」と感じることはありませんか?
結論から話すと、わたしは今回のギャザリングを通して、グループディスカッションで自分の長所や価値観などのすべてを伝えることは難しいと思いました。
(ただし、グループディスカッションを行うことが無駄ということではありません。)
私がこのように考えた理由や、企業がグループディスカッションで何を見ているのについて、以下で詳しく述べています。

企業はグループディスカッションで何を見ているのか

〇なぜ企業は選考でグループディスカッションを行うのか。
今回のギャザリングに参加していた企業は
「学生の率直な意見を聞きたい」
「面接では見づらい、学生同士のコミュニケーション、いわば『フランクな場』での会話の様子を知りたい」
といった理由を挙げていました。

〇合格・不合格の基準は何なのか。企業は何を見ているのか。
企業は
企業理念を将来実現してくれそうか(新卒採用なので、すぐに実現することは求めていないそうです。)」
という部分を見ているそうです。
決してグループディスカッション自体が上手な人を採用しているのではなく、ましてや面接官の好き嫌いで判断しているわけではないそうです。

〇具体的に、何を確認しているのか。
具体的な評価基準や評価方法は、各企業によって変化します。ただし、共通して重要視しているものがあります。
それは、経済産業省が定義している「社会人基礎力」です。

【(出所)経済産業省「社会人基礎力」https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.html
「人生100年時代の社会人基礎力」説明資料を一部修正.】

「社会人基礎力」とは、職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力のことで、具体的には「主体性」「状況把握力」「課題発見力」などが挙げられます。
(経済産業省「社会人基礎力」https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.html より要約。)
これらの力はどれも社会人にとって重要なものですが、企業が行っている事業や社風によって特に重要とするものが評価にも大きくかかわっていると思います。

実際にグループディスカッションの評価をして気づいたこと

評価を体験して感じたこと


実際に評価する立場になって感じたことは、「評価、難しすぎる!!!」ということです。
限られた時間の中で複数の項目を確認しなければならず、評価しなければならない学生も複数人いたためとても難しかったです。
加えて、今回公開グループディスカッションを行った学生はとても積極性のある学生たちで、ディスカッションのスピードが速かったことも難しく感じた要因の一つだと思います。
評価が難しかったと感じたのは私だけではなく、他の学生はもちろん、選考でグループディスカッションを取り入れていない企業の人事の方も難しいと感じていたようです。
このことから、グループディスカッションで自分の長所や価値観のすべてを企業に伝えることは難しいのだとわかりました。
そのため、グループディスカッション以外にもエントリーシートの提出や面接を通して複数回企業と対話することで、自分の長所や価値観を伝える必要があるのだと思いました。

グループディスカッションでの「主体性」について

グループディスカッションの評価について、特に大きな気づきとなったのは「主体性」についての考え方です。

先ほど述べた「社会人基礎力」にも「主体性」が挙げられていますし、企業が提示する求める人物像にも「主体性のある人」というような人物像を挙げている企業は多いのではないでしょうか。
では具体的に「主体性」とは何か。
よくイメージされるのは、グループに分かれたらすぐに自分から話し始める、役職(ファシリテーターやタイムキーパー、書記など)に立候補する、どんどん意見を出す、というような行動ではないでしょうか。
一方で緊張して自分からなかなか話せない他の学生に遠慮して自分の意見を言いにくい、という方はいませんか?
私も、どんどん意見を出してくれる人がいたら、遠慮して自分の意見をなかなか話すことができません。
このような人は、「主体性がない」と評価されてしまうのでしょうか…?


今回の評価体験会を通して私は、積極的に行動することだけが主体性ではないとと気づきました。
例えば、グループの全員が自分から話を始めたとしたら、会話が成り立たなくなってしまします。
全員がどんどん意見を出すだけだったら、グループとして意見をまとめることができなくなってしまいます。
そのためグループには、他の人の意見をじっくり聞いてその上で自分の考えを話す人や、話し合いを一歩離れたとこから冷静に分析する人も必要だと思います。
企業の方も、積極的に発言することが苦手な人は「発言の質」で勝負すればよいとおっしゃっていました。

グループディスカッションでは積極的に行動する勇気も必要ですが、傾聴力や、ここぞという時に新しい角度の意見を出すことも同じくらい必要だと思いました。
また、自分はどのように議論に参加すれば一番グループに貢献できるかを理解しておくことも重要だと感じました。

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