2022/07/28 UP
はじめまして!23卒のそるとです。
ご縁があり、今年の4月から職サークルの学生委員として活動しています。
ちょっと息抜きになるような、そんなコラムをお届けできるように頑張ります!
よろしくお願いします!
記念すべき私の初コラムは、7月20日に開催された第2回職サークルギャザリングの報告レポートです!
(「ギャザリングって何?」という方はこちら!前回のギャザリングレポートはこちら!)
第2回目のテーマは題して、「グループディスカッション評価体験会」
グループディスカッションに対して、このような悩みをお持ちではないでしょうか。
評価ポイントがわからない・・・
素を出すのが難しい・・・
発言量が少ないけど大丈夫かな・・・
1人で喋り過ぎて、「クラッシャー」になっていないかな・・・
かくいう私も就活生のときは、上記したような悩みを抱えていました。
結局、グループディスカッションの対策方法はわからず、練習会などで場数を踏んでなんとなく参加していました。
今回は、そんなグループディスカッションを「評価される側」ではなく、「評価する側」で体験してみようというプログラムです。
大まかなイベントの流れは以下の通りです↓↓↓
1.ガイダンス
2.評価表作成タイム
3.公開!グループディスカッション
4.振り返りタイム
今回参加した学生は、23卒~25卒まで幅広くいらっしゃいました。
「グループディスカッション経験」としては、
「本番をやったことがある」が50%
「練習したことがある」が32%
「全くない」が18%
といった状況でした。
パッと見24卒の方が多かったように見えたため、「本番をやったことがある人」が50%もいて驚きでした。
社会人に聞いてみた
まず始めに、グループディスカッションを選考に導入している企業の方に、2つの質問がなされました。
「GDってなんでやるんですか?」
「何を見ているんですか?」
1人目の人事さんの回答は
段階:ふるいにかけざるおえない段階(1次面接)で実施
見ているところ:社風に合うかどうか
面接官:1人ではなく、年次バラバラで複数人の視点で判断
評価がばらつかないように、事前に会社に合う人のコンセンサス(評価基準)はとっておくそうです。
この会社の社風に合う人は「推進力を持つ人」であり、
寡黙でも要点を押さえられていれば、合格
良く発言するが、アイディアが違っている人は、あまり好ましくないという場合もあるそうです。
前職で導入されていた2人目の人事さんの回答は、
段階:2次選考(最終選考の前)に実施
見ているところ:①履歴書の再現性を見ている ②与えられた役割分担ができているか
社会人になると、上司の前では「部下」、部下の前では「上司」、営業先では「営業マン」となるように、その場にあった行動が求められます。
「②与えられた役割分担ができているか」というのは、社会人として適切な行動がとれるかを見ているそうです。
企業によってグループディスカッションを導入するフェーズも、見ているところも異なることがよくわかりました。
そうなると、余計にどこを意識したらいいのかわからなくなりますね・・・
グループディスカッション評価表を体験
次に、経済産業省の「社会人基礎力」をもとに作成された以下の8つの項目から3つの要素を選んで、「グループディスカッションの評価表」を作成しました。
企業の方は「採用したい人材」
学生は「一緒に働きたい人」を選びました。
①主体性
物事に進んで取り組む力、範囲を限定せずに主体的に動く力
②働きかけ力
他人に働きかけ巻き込む力、関係構築力・考え抜く力(シンキング)
③課題発見力
現状を分析し自ら目的や課題を明らかにする力
④創造力
新しい価値を生み出す力、これまでの考えにとらわれず、課題に対して適切な解決方法を考えられる力・チームで働く力(チームワーク)
⑤発信力
自分の意見をわかりやすく伝える力
⑥傾聴力
相手の意見を丁寧に聴く力、相手が話しやすい環境を作り、質問などで相手の意見を引き出す力
⑦柔軟性
意見の違いや立場の違いを理解する力、変化に前向きに対処する力
⑧情況把握力
自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力、チームの中で自分の役割を適切に把握する力
私は、「働きかけ力」「傾聴力」「情況把握力」を選択しました。
話し合いやすい環境を作ってくれて(傾聴力)、なおかつチームが円滑に動けるように判断し(情況把握力)、周りを巻き込んでいける人(働きかけ力)と
「一緒に働きたい!」「むしろ私もなりたい!」と思ったからです。
立候補者によるグループディスカッション
評価シートの作成が終わったら、評価シートをもとに実際にグループディスカッションを評価するワークに取り組みました。
司会の方が立候補者を募ると、すぐに24卒の5名が立候補してくれました!
私はこういう場でなかなか自分から行けず、周りの様子をうかがってしまうタイプであるため、「すごいなぁ」と尊敬のまなざしで5人を見ていました。
議論時間は20分!
テーマは「素が出せるグループディスカッションのテーマを考える」
グループディスカッションに参加する5人以外はカメラオフ・マイクオフの状態で議論が始まりました。
評価すり合わせタイム
20分間のグループディスカッションが終了し、ブレイクアウトルームに分かれて評価のすり合わせが行われました。
選択した評価項目3つと評価シートに基づいて評価した上位3名を発表しました。
私のルームのメンバーは、社会人の方3名(と司会1名)・23卒の私・さっき立候補した24卒のAさんでした。
社会人の方々が選んだ評価項目は、それぞれこんな感じでした。
1人目の社会人の方:主体性・柔軟性・働きかけ力
2人目の社会人の方:主体性・柔軟性・課題発見力
3人目の社会人の方:主体性・情況把握力・働きかけ力
多少のばらつきはあるものの、やはり主体性はどの企業でも「欲しい」と思われる要素であると感じました。
一方で、評価シートに基づいて評価した上位3人にはばらつきがあり、選んだ評価項目は同じでも評価者によって評価ポイントは異なることがわかりました。
また、グループディスカッションの総評とおもに、グループディスカッションの意義について話し合いました。
議論にてもっと意識すべきところや、社会人の方のぶっちゃけた本音を聞くことができました。
・グループディスカッションは「言葉の意味」を考えることが大事。今回だったら「素って何?」というところに時間をかけるべき。
・リーダーなんて正直いらない。タイムキーパーと書記がいればいいのでは。
・社会人でも議論においても「人間観察」が大事
・そもそもオンラインのグループディスカッションって信用できるのかな。
さらに、24卒のAさんの“ある言葉“にはっとさせられました。
「素が出せるグループディスカッションとは何か」「良いグループディスカッションとは何か」を話し合っている際に、Aさんから出た言葉です。
「正直、自分が評価されるのが大事で、あまりディスカッションの結論とか気にしていない。」
「気分的には人狼ゲームで、人狼をしているようだ。」
※人狼ゲームとは、「村人の中に、村人に化けて人を襲う「人狼」がおり、村人は人狼が誰かを推理する、人狼は村人に気づかれないようにしながら人を襲う、という枠組みのゲーム。」参考サイト
就活生の本音を的確に表現した言葉だなぁと感じました。
たしかに自分が評価されさえすれば、結論はどうでもいいというのが正直な気持ちかもしれません・・・
「評価者」を体験してみて
グループディスカッションに参加し評価される側になったことはありますが、「評価する側」になったのは今回が初めてでした。
体験してみて一番の感想は、「非常に難しい!!みんないいところあるじゃん!!」でした。
発言多く頑張っている方、どうにか議論をまとめようとしている方、それぞれに良さがあって冷静に評価することが難しかったです。
実際に評価している企業の方の大変さを、ほんの少しだとは思いますが体感することができました・・・。
企業によって評価の項目も異なる、導入する段階も異なる「グループディスカッション」
ならば、自分が思う素を勝負して、そこを評価してくれる企業に出会うことができたら、企業も学生も幸せなのかなと思いました。
それがなかなか難しいですよね・・・。
グループディスカッションQ&A
最後に、今回のギャザリングを通して学生から出たグループディスカッションに関する疑問と、それに対する人事の方の回答を掲載しておきます。
これからグループディスカッションに参加する方!
グループディスカッションに悩みをお持ちの方!
必見です!!!
Q.他の人の役職を奪っていいの?
議論がずれていることに気付いたが、司会じゃない私が仕切っていいのかなと動けなかった?
A.「フォロー」ならいい。
論点がずれているなら、むしろ発言したほうがいい。気づけているということで高評価になる可能性もある。
一方、議論がずれたまま進んでしまうと、チームの評価が下がってしまう可能性もある。
Q.キャラ被りどうしたらいい?
自分と立場・キャラがかぶっている人がチーム内にいるときは、キャラを変えた方がいいの?
A.変更する必要はない。
学生が思っているより、キャラクターはかぶっていない。
気楽に素でグループディスカッションに臨んでほしい。
Q.オンラインのディスカッションにて発言するタイミングがわからない。
A.「手を挙げるボタン」を使用してもいい。
Q.発言が多い=評価高いのか。
A.そういうわけではない。要所要所で鋭い意見が発言できれば良い。
よかったら参考にしてみてください!!
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