2025/03/25 UP
こんにちは。25卒学生委員のまあさんです!!
1年という短い期間でしたが、学生委員の卒業が目前に迫ってきました。
この1年、学生委員の一員として私自身の経験を元に、就職活動のアレコレをインスタやイベントを通じて発信してきました。

ですが、
年収の高さ、福利厚生、安定などなど…
就職活動では就活生自身の「価値観」が重視される中、「価値観の探し方」については発信していなかったことに、今更ながらに気付きました。
そこで、このコラムを通じて、「私自身の価値観の変遷」を改めて整理した上で、
就活を通して学んだ、私なりの「企業の選び方+α社会人になる心構え」を最後に書いていきたいと思います。
価値観の見つけ方・企業選びの参考になれば嬉しいです(*ˊᵕˋ* )
まずは私の幼少期から中学時代までを説明させてください!!
幼少期~中学時代:「海外への憧れ」と「お金持ちになりたい」思い
私は幼少期から海外旅行に行かせて貰え、中高私立に通わせてくれた程、裕福な家庭で育ちました。
さらに、両親は私の欲しいモノを何でも買い与えてくれ、高校時代には短期留学の経験もさせてくれました。
贅沢な暮らしを幼い頃から知ってしまった為、当時は必然と、
大人になっても「贅沢な暮らしをしたい」と思っていました。

故に当時の私は
①「贅沢な暮らし=高収入な仕事に就く」
②海外旅行を通じて「海外で働くことへの憧れ」
を感じていたことからCA・外交官・国際公務員になりたいと考えていました。
《私の価値観》
#高収入 #海外で働きたい
転機が訪れた高校時代:理系か文系か
高校生にもなり文理選択では、CA•外交官・国際公務員、と言った私が志望する職業(文系)と自分の得意科目(理系)のミスマッチで悩まされていました。

そんな中、AIや自動化が進み、
「AIが将来、人間の仕事を奪う」と言われていた時代だったのもあり、私の中で
「どんな時代でも社会から必要とされる」職に就きたいと言う思いが芽生えました。
故に、文系職より理系職(IT、システムエンジニア)に就く方が「失業の心配なく、高収入で働き続けることが出来る」と判断し、理系を選びました。
この時から、私の中で「安定」と言う価値観が芽生え始め、「安定=失業せずに働き続けること」だと思うようになりました。
受験生時代:「安定へ」の思いが加速したコロナ渦に突入

私が丁度、高校2年生の時にコロナが流行り始め、新型コロナ蔓延により連日ニュースでは
外出自粛、時短営業、失業、飲食店の嘆きが報道されており、世間は暗かったですよね。。
故に、社会情勢の変化で簡単に失業してしまう職種があることを痛感し、「安定」への思いが加速しました。さらに、私自身も受験生であったため、先行きが見えない不自由な生活に嫌気がさしていたため、より「安定」への思いが強くなったと振り返ってみても感じます。
そんなネガティブな気持ちを抱いていた私ですが、
①「お取り寄せグルメを食べる時間が心の支えになったこと」
②「ワクチン輸送が社会に希望を与えてくれたこと」
以上2点の経験から
「物流」が私自身と社会に「希望」を与えてくれたことを実感しました。

加えて、貿易に依存する日本だからこそ、物流は無くならない職種だと判断したのもあり、
物流を通じて
「どんな時代でも人々の心に寄り添う(=安心と喜びを与える)存在になりたい」
と思うようになりました。
そして、ご縁もあり、物流を専門とする大学に進学することになりました。
《私の価値観》
#高収入 #安定 #失業したくない
#人々の心に寄り添う存在
大学時代:アルバイトを通じて「高収入<やりがい」と思うように

「高収入」の仕事を望んでいた私ですが、物流は決して「給与の高い」業種ではありません。
ですが、アルバイトで稼いだ僅かなお金でも、使い方次第では好きなこと(贅沢や旅行)が出来ることを学んだことを皮切りに、収入へのこだわりが無くなりました。
また、飲食店よりも時給が低いとされるコンビニアルバイトで、店長から発注や売り場作りを任せられ、仕事ぶりを評価されたことに喜びを感じたことから、「収入」よりも「やりがい」が私の中で大事だと自覚したのもあります。
《私の価値観》
#安定 #失業したくない
#人々の心に寄り添う存在(=私にとってのやりがい)
☆就活生時代☆
そんな私の就活は、「暮らしを豊かにしたい」と漠然とした思いから、過去の経験を振り返ることで、「価値観」に落とし込むことができて、紆余曲折はありながらも就活は無事に終了しました。
1社内々定を頂いた時:「安定」など無いことに気付き、焦る (;´Д`)
1社から内々定を頂いて浮かれていた私に衝撃が走る出来事があります。それは、外資系に勤める母の元同僚であった、人事の方と食事をした際に彼女から言われた一言にあります。
《彼女から言われた一言》
・ガラパゴス化が加速し、日本は世界からますます置いてかれるよ。
・何故転職しない??日本人は受け身すぎる。外資ではスキルアップのために転職するのが当たり前。(日系企業と外資系企業の差を痛感)
「日本の産業が世界から置いてかれたら物流はどうなるんだ・・・」と考えた途端、体中から冷や汗が溢れでました。
何故なら、物流は確かに、どんな時代からも必要とされる存在ではあるものの、
「顧客あってこそ成り立つビジネス」だからです。
顧客の求めるサービスが提供できなければ、競合他社に切り替えられてしまいます。
この時、価格競争力があるグローバル企業とで顧客の取り合いが加速し、「収益を伸ばし続ける」限界がいつか訪れ、いずれは合併や倒産も有り得るのでは?と悟りました。

認めたくはありませんでしたが、
安定を求めて物流業界に就職したが、(安定だけが理由ではないものの)
「安定って実は無いのでは…」と痛感しました。。
恐らく、どの企業にも言えることだと思います。
しかし!もう後戻りはできない。。
ですが、もう後戻りはできません!!(今更、進路変更するのも正直怖かったです。。)
そこで現状を整理すべく、今一度私が思う「安定」と「仕事を通じて成し遂げたいこと」を再確認した上で、今必要なことを導き出しました。
私が企業に求める安定とは
「失業せず、生活出来る収入をきちんと得ながら働くこと」であり、
仕事を通じて成し遂げたいことは、
「物が届く喜びと安心を人々に与えたい」ことになります。
やはり「物流」しかないと自覚し、私が出した結論は
<結論>
①会社が潰れたとしても、社会で生き残れる人材になれる会社に就職する。
②「私が会社を大きくしてやんのよ!!」っていう気合いを持ちながら働く。
③入社して満足するのではなく、入社したことを「正解」にする努力を怠らない。
この3点になりました。
「世界から置いて行かれる点」に加え、特に日系企業は、「会社を良くしたいという!!」高い志を持ったとしても「自分のやりたいことが通らない」ことが多いと思います。
よって、働くモチベーションが下がった時や経営が危うくなった時の「逃げ道」を用意できるように、主体的に働く(=自身が生き残るためのスキルを磨く)必要があると、その人事の方との食事を通じて学びました。

また、私の尊敬する方に
「何があっても受けとめた上で次に進むことがキャリアの真髄だ」と言われました。
社会人生活を送る中で
「打ちのめされても諦めず、私の夢を実現するべく仕事と向き合い続ければ、必ず道が開くことを信じて、行動をしていく」
というのが私の決意表明です。
まとめ
安定、給与体系、チームワーク重視…
同じ価値観でも価値観の内容や理由は人それぞれだと思います。私は、
あなた自身が大事にする価値観を言語化し、
「どうしたい?」と自問自答することが大事であることを、就職活動を通じて学びました。
そして、あなたにしかない経験の中から価値観・やりたいことを見つけていく作業が自己分析なのだと思います。
それは、あなた自身の
「楽しかった・辛かった経験」や「心の支えとなった経験」の中に眠っているはずです。
また、入社がゴールなのではなく、入社後がスタートだと言うことも学びました。

連日のニュースでは、日本が後退しているとネガティブな報道ばかりされていますが、
「私達がこれからの未来を変えてみせる!」
と言う高い志を持って企業選びを行い、行動を重ねていけば、
どう転んだとしても、「自分にとってプラスに未来は動く」
ことを私は信じています。
以上、「安定」を求めた先に見つけた私の答えでした。
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是非、チェックしてみて下さい!!