2021/05/13 UP
こんにちは、平原です。
最近は温かくなって初夏と呼んでもよい日が続いていますね。
うちの息子はトカゲ取りの毎日です(←すべて旦那任せ)てへ
さて、22卒の学生さんは、もしかしたらそろそろ内定が出ている方もいるかもしれません。
(まだ出てないからと言って焦る必要なし!マイナビ・リクナビで説明会検索してください、
絶対に見切れないくらいの企業がまだまだこれから採用活動をします。
OfferBoxを使っていない方なら、今からの登録もおすすめですよ)
内定が出た方は「一度面談をしましょう」と人事から連絡が入ることはありませんか?
多くの企業では内定を出した後の承諾率を上げるために「内定後面談」なるものを実施します。
(内定後面談がない会社もたくさんあるので、ないからと言って心配しないでね)
そんな内定後面談。
一体何をする場なの?
学生は何を質問すればいいの?
はっきりいって不安爆発ですよね。
そんなあなたに湧き上がる疑問に、採用業界17年目の平原がお応えします。
平原がこっそり教える、企業側の内定後面談の目的3つと対応法!
1.内定者の正確な就活状況の把握・内定承諾期限の設定
正直ですね、選考中は誰に聞いても「第一志望群です」って答えるわけです。
採用担当者としては、あなたが今ほかにどこを受けていて、どんな状況で、いつ頃
すべての結果が出るのかを知りたいわけです。
融通の利く企業であれば、あなたの就活が一区切りするタイミングで内定承諾期限を
切ってくれることも。
<対応>
なんとなく正直に話していいのか迷うところもあるかもしれませんが、ここは正直
に話すことをお勧めします。例えば、現在選考が進んでいる他社から転職してきた人
がいたら合わせてもらえたりするかもしれません(レアケースですけどね)
2.内定者の会社選びの軸を再確認・対応する情報を伝えて入社確度アップ
選考中にもどんな軸で会社選びをしているのか、聞かれることは多かったと思いますが、
どんどん変わっていくのが「会社選びの軸」
内定を出した今、あなたが何を重視して会社を選んでいるのか、改めて聞かせてほしい
のです。もし今までと変化があるようならば、まだ伝えていなかった別の話をしてくれ
るかもしれません。
<対応>
採用担当が話したいことばかりを聞くより、自分にとって重要度の高い情報を教えて
もらうためにも、ここはしっかり整理をして面談に臨み、自分から情報を収集しま
しょう。
3.内定者の不安の把握・不安解消
もうね、採用担当は、あなたに入社をしてほしいわけです!はい。
でも、「内定承諾しないなら取り消す」なんてオワハラもできないししたくない。
できることと言えば、あなたの意思決定を応援することだけなんです。
素敵な採用担当ならば、最終的に選ぶのが自社でなかったとしても、あなたが腹を
括って最適な1社を選ぶための支援をしてくれるはず。
<対応>
なので、不安や疑問は正直にぶちまけてください。
すべての回答を聞いて、納得して、
あなたが「腹を括る」ことこそが、唯一の正解なのです。
選ばれるフェーズより選ぶフェーズがキモ!~就活の意思決定について~
うんうん。なんか企業の目的と対応はイメージできた。
で、私からは何質問しよう。交通費が全部出るか、とか、住宅手当はどうか、とか聞きづらかったところ聞こうかな。
って、ちょっとまって~!そんなくだらない(って真剣な人もいるのにごめんなさい)ことに時間を使うなんてもったいない。もちろん聞きたいことは全部聞いたらいいけど、そんなんサッときけばいいですよ。そこであなたの働く幸せは変わりませんから。
じゃあ、何を聞くべき?
平原がおすすめする、内定後面談で聞くべきこと3つ!
1.なぜ私が活躍できるのか
採用選考を受けていて、フィードバックをもらうことは時々あると思います。
でも、全部じゃないですよね。聞くべきは、なぜ内定が出たのか、ではなく
「なぜ私が活躍できると判断したのか」です。
「優秀な就活生だったから」という理由で内定を出す企業はありません。
内定が出るということは、少なくともその会社の経験値から、あなたがその
会社で活躍できると思える素養を持っていたはずです。
会社でどんな人が活躍できるのか、それを学生側がリアルにイメージすることは、
仕事をしたことがない中でほぼ「無理」です。だからこそ、これはしっかり教えて
もらってください。
職サークルを運営する株式会社パフの場合、いろんなところで粗削りだし自力で
何とかやってもらうことも非常に多いので「踏んでも死なない生命力」が必要です。
(え、ゴ●ブリ?)
コンサルティングの仕事は難易度が高く、入社後すぐに一人立ちは難しいですが、
お客様の懐に飛び込み、信頼関係を築き、お話を聞かせてもらうという一種の
図々しさが必要です。
そんな風に、具体的に仕事で求めらえる力を仕事内容に沿って教えてもらい、
それがなぜ自分にあると判断したのかを聞ければ、仕事がイメージできずやって
いけるいかどうか不安があっても、決心がつきますよね。
ぜひ、聞いてみてください。
2.自社でイキイキ働ける人とそうでない人の差
あなたがその会社で活躍できたとしても、「イキイキできない」なんてことは
起こしたくないですよね。どうせなら、楽しく働きたい!
そこで、その会社でイキイキと仕事ができている人とそうでない人の差を聞いて
見てください。「全員イキイキしてますよ」なんてことはないはずです。
過去に辞めていった人や、合わなかったひと、沈んだままの人、きっといるはず。
このイキイキ条件は、能力だけでなく価値観だったりします。
自分が活躍するだけでなく、イキイキ働けるかな、と想像してみてください。
3.社員との面談設定をしてもらえるか
会社側から社員訪問の打診をしてもらえることもあるかと思いますが、
「学生から希望があったときにだけ設定する」という企業も少なくありません。
「産育休を経た営業社員と会いたい」「中途で入社した人の話を聞きたい」など
あなたが知りたい情報を持っていそうな社員をオーダーしてみてもよいでしょう。
もちろん、会社の状況によっては面談を受け入れられないこともあるので、
「可能であれば・・・」のスタンスで依頼して、ダメでも落ち込まないでね!
社員の話を聞かず、ネットの口コミで決めるのは最悪です。
ネットで罵詈雑言を書く人は、間違いなくその会社で「活躍していない人」です。
そういう口コミは、ゴミ溜めです。
ちゃんと生の情報を、
自分で信頼できる人から取りに行ってください。
ということで、あなたの「腹を括れる」意思決定を応援していますヨ!
▼人事と同じ目線で本音で話したい方は、こちらへ。就活仲間が欲しい人も!
▼採用担当も、学生に寄り添おうと頑張ってる!
ウィズコロナ時代の「就活生の声」と「企業ができること」
でもって、辞退する時にはこの記事も参考に。