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TOP よみもの 就活お役立ちコラム 自己PRの「強み」ワード、腹落ちしていますか?~自己分析やってみたけど、なんだかわからなくなってきたんですけど?というあなたへ~

スタッフのつぶやき

自己PRの「強み」ワード、腹落ちしていますか?~自己分析やってみたけど、なんだかわからなくなってきたんですけど?というあなたへ~

自己PRの「強み」ワード、腹落ちしていますか?~自己分析やってみたけど、なんだかわからなくなってきたんですけど?というあなたへ~

杉平 綾

#元旅行会社の採用担当 #元パフ顧客 #元パフ社員 #現パフパートナー #現ダンスインストラクター #新卒で第一志望の会社に入社したのに3か月で倒産 #異業種転職 #フリーランス #50年以上生きてるとハッシュタグキリがないのでこのへんで #春は好きだけど花粉がツライ!

2021/02/26 UP

こんにちは。
最近はWebでの面談、司会、運営の仕事が大半なので、オフィスに行っても、会議室に一人でこもっており、パフの皆さんと顔を合わせていなくてちょっとサビシイ杉平です。

まだリアルで多くの方と接するのは難しい状況ですが、
どんどん暖かくなってきているので、皆さんも意識的に外に出て、太陽を浴びましょうー!

★ ★ ★

さて、ここのところ学生さんとの面談で、よく聞くお悩みが、
「今までも色々自己分析やってきてはいるんですけど、ここにきて、ほんとにこれでいいのかわからなくなってきてしまって・・・」というもの。

わたしははじめに、就活のことを意識せず色んな質問をして、その方の価値観、考え方や行動の癖、無意識に使っているワード、興味関心の共通点などを探りながら、その学生さんの個性を知ろうとしていきます。
ある程度、なるほど、こういう方なんだなーと感じられたところで、「じゃちょっと、選考に行ったつもりで自己PRしてみて!」とお願いすると、かなりの確率で、

「?????」

ってなります。
最初の会話で感じたその人の特徴やいいところが、きれいさっぱり入ってないw
「どこがどうしてそういうワードになった?」という謎。

ちょっとわかりづらいと思いますので、例をあげてみますね。

<Aさんのお話>

・中学高校と大好きな柔道を続けていた。個人スポーツと思いきや、団体戦などチームが大事であることが魅力。自分は高校時代に中堅(一番実力がある人が配置されるポジション。試合全体の流れを左右する位置)で、とても合っていたし結果も伴ったが、高校では先鋒(リーダー的ポジション、試合の空気を最初に作るプレッシャーがすごい)になり、思ったような結果が出せなかった。
・多様な価値観を学びたくていまの大学を選択した。
・カフェバイトをしたけど思ったほどお客様と深い話ができないので、地元の常連ばかりくる小さい居酒屋バイトに変更。

<Aさんの自己PR>

・わたしの強みは「目標を達成する力」。
 大学時代から筋トレにはまって、3ヶ月で10キロ体重を落とした。
 資格試験の勉強も、やると決めたら毎朝15-20分早起きして継続学習して、見事合格した。
 目標に向かってコツコツ取り組むことができる。

・・・皆さんはこれを見て、どう感じますか。

もちろん、筋トレも資格試験も嘘ではないので、「間違い」というわけではないのですけれど、私がAさんとの会話の中で、キーワードだなと思ったことは、

・チーム、仲間、という存在がパワーや充実感の源になっていること
(仲間と結果を分かち合うことに喜びを感じる)
・サーバントリーダー(支援型リーダー)タイプ
・多様性のある環境を好む

でした。
でも、Aさんの自己PRには、それらの「Aさんらしさ」が全く見えてこない。
とっても、もったいない!!と感じました。

ほかにも、「強みは傾聴力です」と言われて話を聞いてみると、「それってむしろ問題解決能力だよね?(問題を解決するために相手の話をよく聞いてる→傾聴力が根っこではない)」とか、
「僕は努力家です」の背景を聞くと、実際には「諦めるという言葉が辞書にない性格で、頑張る、全力を尽くすことは当たり前のこと(コツコツ努力というより、とにかく前に進む推進力がある)」だったり。

こんな風に、「強み」を言語化してはみたものの、その人の良さ、らしさを表せていない、ということはすごくよくあります。
おそらく、ご本人も何となく、違和感だったり、不足感だったり・・・つまり「腹落ち」した感じがないまま使っているのではないかと思います。

ここからは想像ですが、人それぞれが持っている十人十色の良さを、アピールするための「強み」という単語にするときに、一番自分に当てはまりそうなよくある単語(コミュニケーション能力、傾聴力、積極性、問題解決能力、etc)から選んでしまい、それをうまく説明できそうなエピソードを持ってくる・・・ということをする過程で、本来伝えたい大事なメッセージがそぎ落とされてしまう。
ということが起きている気がします。

「強みはコミュニケーション能力です!」でもいいんです。でも、
-あなたにとってのコミュニケーションってどういうこと?
-どんな環境、どんな相手とのコミュニケーションが得意なの?
-どうしてそれが得意になったの?
-それがどのような結果や影響をもたらしているの?
-それを伝えられるエピソードは?

ご自分の「強み」に、「なぜ?なに?どのように?」など、最低5回の問いをぶつけてみてください。
そして、最後にもう一度、自分に問うてみてください。

「自分の強み(またはそのエピソードでわかること)」は、本当に「コミュニケーション能力」というワードでフィットしているのか?」

皆さんが、「自分らしさ」を堂々と抱きしめて、採用担当者さんの前に立てることを、心から応援しています!

以上、杉平でした。
明日は、わたしにとってしょっちゅうお顔を合わせる貴重な存在、真実路さんです!

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設定すると瞬殺で満席になるので、空き枠がなかなかなくてご迷惑をおかけしております・・・

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