2023/05/12 UP
この春で入社6年目になりました。
先日、とあるお取引先からお電話があり、カフェで打ち合わせることになり「担当変更なのに律儀な会社なんだな」くらいに思っていたのですが、中途採用のスカウトの話でした。(まったく…)
2年ほど前にも、また別なお取引先からのお電話で会ってみたら、同様の話しをいただいたこともあったような。
営業職採用なのに、なんでよりによって間接部門の私なのか…社内にもっと適切な人がいるだろうに…と感じてなりません。
30歳を目前にした社会人で、ある程度の年数働いていたら、こう言ったお声のひとつやふたつ掛かるのは、私に限ったことではないと思いますし、ここで自慢したい訳でも謙遜したいわけでもありません。
では、なぜ、今日ここに書き出しているのか。それは、普段感情の起伏が少ないにも関わらず、久しぶりに怒りの沸点を超える出来事があったからです。
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会社近くのカフェでお会いしてたわいもない近況を話しつつも、のらりくらりと本題へ。パフへの入社経緯もあるので、転職する気持ちは毛頭なかったのですが、初めのうちは楽しい感じの打ち合わせでした。以下は、問われた質問です。
「何の為に働いているのですか?」
そういえば、こんなことを改まって聞かれることも考えることも、このところなかったので、すごく新鮮な気持ち。
頭に浮かんだのは、社内のメンバーやパートナー企業の皆さん、お取引先の担当者さんたち、そして積み重なる営業数字。
ひとりでは出来ることが限られるけど、立場は違えど、いろんな人の力を借りて、仕事(金額や規模)が勝手に大きくなったり、苦しみの中で輝きを放つ面白みを感じたり。そして、振り返ってみると、過去の自分よりも、どこかの面で成長を実感したり、まだまだな自分を感じたり。
そんなことが頭をよぎる。
自分がいないと回らない仕事なんてないけれど、自分が関わることで、誰かのプラスになっていたらいいな、パフに入社した縁や恩をお返しできたらいいな、そのくらいシンプルなものだと。
改まって言語化してみると、拙いながらもそう言った言葉が出てくる自分に、ちょこっと驚いた。
「もう一度、新卒に戻れるなら、またパフを選びますか?」
きっと(いまのお取引さんやパートナー企業さんを中心に)会社を受けるだろうけど、その選択は変わらないかも。
「いまの会社に不満はないですか?」
ない、かも。パフで働く人たちはみんなスゴくていい人ばかりで恵まれているし、吉川さんはじめ経営の方々も、組織の透明性とか制度なんかも考えてくれている。もちろん、他の社員さんと比べても自分自身には凹が多いので、こんなこともできないのか…と自分への不満はあるけれど、会社への不満はないかもしれない。というか、そもそも、そんなに多くを望んでいないのかもしれないw
「本当にないの?」
うーん、、何かあったっけ?と考え込んでみたけれど、特に出てくる訳でもなく、両者を沈黙が包み込む。
ちょっと出てこないですね。ごめんなさい。
「すごく珍しいよね。本当にいい職場なんだね!でもさ、それって自分に言い聞かせて、思い込んでいるようにも思うんだけど、どうかな?」
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自分自身でも初めての感覚だったのだけど、マツコデラックスが唐突に心の中で顕現してしまった。
『「不満がないって、自分に言い聞かせてない?」だなんて、ふざんげんじゃないわよ!』と、心の中のマツコデラックスが叫んでいた。
何をわかったつもりでいらっしゃるのだろうか。まだ15分しか話してない間柄だけど、この方は何をわかったつもりなのだろうか。
危うくどこか新しい世界に行きかけたところで『まぁまぁまぁまぁ、相手もお仕事なんだから、いいじゃないの』と、心の中の有吉さんが言ってくれたので、心中は再び凪へと戻る。
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時に、反骨心や不満が行動の原動力になることはあるのかもしれないけれど、たった15分話した方に、いまの会社を否定させる筋合いはない、と。パフに関わる全ての人に泥を塗られた気分だった。
不満を聞いて、共感をして、「自社ならこうだよ」というトークをかませるのは、中途採用(特に、スカウト)の常套句なのかもしれないけれど。。。なんとも後味の良くない面談だった。
不満を抱えながら、悶々と働く人にはきっと響いたのだろうけど、仮にも自分がそうだったとしても、そこを煽って転職意欲をかき立てる人が偉い人を務める職場には行きたくはないものだなぁと思ったり。
マッシュルームヘアーで話を聞いてこようとする人とも、本質には変わりないのかも…
転職がスタンダードになった今の時代。1社で勤め上げることが必ずしも正解な訳ではないけれど、転職界隈も奥?闇?が深いなと思いました。
自分軸で納得のできる、新卒入社の1社目を見出してほしいなと思います。
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