2023/09/04 UP
こんにちは!職サークルの石河です。
今この記事を読んでいる皆さんからしてみると、2016年なんていったら小中学生でしょうか?相当昔ですよね。僕が就活を始めた時は、正にその2016年8月でした。
まだ今ほどスマホの普及率が高くはなく、ホームページでの見え方がそのままスマホ画面に表示されてしまう ”「スマホ最適」が施されていないWEBサイト ”が多く溢れていた時代。
そんな時にたまたま受けていた会社が、WEBコンサルの会社でした。で、その会社の1次選考が、学生3名でのグループワーク。
GD選考のお題は…「このECサイトの改修案を提示せよ」
お題は、「このECサイトの改修案を提示せよ」というものでした。
※ECサイトとは…自社の商品やサービスを、インターネット上に置いた独自運営のウェブサイトで販売するサイトのこと
周りがガラケーばかりだった2011年ごろからスマホを使っていた私としては、常日頃から見にくいサイト・見やすいサイトを感覚的に感じていたりましたし、大学3年生からWEB制作会社のWEBページ制作の講座にも参加していて、一通りコードが組めたりする状態でした。
同世代の学生と比べても知識だけなら頭2つ分抜きん出ていたと思います。そのお題を聞いた時に、「ここの合格はもらったな」と言わんばかりに、薄ら笑いがこみあげてきました。
サイト全体の構成、TOPページの改善箇所、個別のブロックの改善箇所、入力のためのフリック画面の見え方などなど、サラッと見ただけで、「ここも、あそこも、あっちにも」どんどん見るかる。
他の2人の学生を差し置いて。(正確には、他の学生が全然話さないし、出してくる意見も的外れだと感じたので、気にせず突き進んでしまったのですが。。。)
あっという間の30分(ほぼ個人ワーク)。
GDのお題に対する発表も私が主体的に行って、無事正解。
完璧な解答。だがしかし、不合格。
「就活イベントで接点をもっただけの会社だし、1次面接の志望動機をなんて語ろうかな。別にないしな~」と不謹慎にも失礼にもほどがあることを帰り道で考えていたのですが、3日後にお祈りメールが届きますw
ようやく、ここで自分の犯していたミスに気づきます。
高校時代の3年間は徹底的に青チャートを解きまくって、証明問題をカッコよくQ.E.D(証明終了)とか書いたりしちゃって、正解を導くことを是としていた私にとって、「正解を導いたのに、不合格だった」という事象が信じられなかったのですが、「あ、GD選考って、お題に対する正否をみているんじゃないんだな」と。
『正解の導き方だけ見たければ、別に選考でグループワークする必要なんてないじゃん!』
今回、不合格だった要因で考えられるもの
企業の採用支援をする企業の中の人として、自社の面接官も務める立場として、不合格の要因だと考えられるものを考えてみると、3つ見えてきました。
①グループで解を出さないといけなかったのに、ワンマンプレーで押し切ってしまった
②納得解を作っていかないといけなかったのに、他のメンバーの意見を全否定
③よって、求める人物像に合致していなかった
GDのテーマが専門外だと発言が少なすぎて評価対象にならない…ということもケースによってはあると思いますが、今回はその逆。自分の知識に自信があったからこそ、協調性の欠片もなくの独断場。
ちなみに、この会社の求める人物像は「素直である、論理的で目の前の課題に最後まで努力の出来る、ベンチャー活躍したいという意欲」の3点を挙げられていました。GDの私の姿勢に、論理性はあっても、素直さは皆無。
会議の進め方、グループワークの進め方は、仕事の進め方を類似するところがあるので、今となっては、不合格に納得です。
後日談
実は先月、この会社からテレアポがあったんですよね。「マーケティング担当者はいますか?」って。
社名を聞いた時には思い出せなかったのですが、企業のロゴを見てビックリ。自分が不合格になった会社とも、何かにきっかけで協業したり顧客になったりする可能性もあるかもしれない!と思うと、世の中狭いな~というか、不思議に感じてきますよね。
就活で出会った企業や同じ世代の就活生とは、どこでまた再開するのかは、神のみぞ知る世界。誠実さは大事ですね。
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