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就職活動で避けられない「転勤」について、転勤がない職場の人間が考えてみた

就職活動で避けられない「転勤」について、転勤がない職場の人間が考えてみた

上口友也(みぐさん)株式会社パフ

#21卒 #就活で上京 #地元は北海道 #今欲しいのは健康

2024/03/04 UP

こんにちは。上口です。
私が職サークルのページ上に記事をアップするのはなんと半年以上ぶり!お久しぶりです!

そんな私は最近鹿児島に行って参りました。

晴れていていい天気・いい景色でした。城山の展望台にて。

さて。今日鹿児島に行った話題をあげたのは、タイトルにもかかわる「転勤」がかかわるからです。
人生で到達した最西端が広島県だった私が一人で鹿児島に行ったのは、そこに友人がいるからです。
その友人と就活で出会ったことがきっかけで、「住まいを変えるということ」についても考えることができるようになりました。
今日はその友人との話について書きつつ、「住まいを変える」ことについて考えていきます。

①出会い(導入)

出会いは大学3年生の12月。株式会社ナイモノさま主催の「ジョーカツ」というイベントです。
各地方から集まって1週間泊まり込みで就職活動に向き合うイベントです。そのイベントの中でたまたま同じテーブルになったのがその彼でした。(「Nくん」とします)

ある日のイベント後。テーブルのみんなで話していて盛り上がり、そのまま確かご飯に行きました。
そこでも話がまったく止まらず、みんなが予定がないタイミングを探し、夜Airbnbで場所を借りて飲み会という名のパーティーをしました。
僕はその次の日朝イチで面接が入っていたので終電で帰ることになるのですが、
他のメンバーは場所を変えて始発まで飲んでいたんだとか・・・。今では無理ですねw

あと、もう一つNくんとのエピソードといえば、クリスマスになんと北海道にやってきたこと。
もともとNくんは岐阜県の生まれなのですが、なんと当時の彼女が北海道民で、クリスマスに北海道に来ると聞き、卒論終わりに会いに行きました。
その時の彼女とは別れてしまったのですが、当時の写真は今でも僕の写真フォルダにあります。

②就職後(本題)

最初は知らなかったのですが、Nくんには夢がありました。
その夢は、「一定期間ある土地に住んで、その土地の人と交流して、かかわった人たちの写真を撮り、その土地の人に向けて写真を展示するという、旅行者ではなく、その土地の “生活者” として個展を開く。そのような地域密着型写真展を47都道府県で開催すること」です。
(※意味合いがズレたら嫌なので一部ホームページから引用しました)

つまり、何が言いたいかというと、「長い間定住はしない」ということです。
ちなみにNくんのいう一定期間は半年~1年です。ちなみにこの鹿児島は確か9ヶ月くらい。
もともとは東京にしかオフィスがない企業に入ったNくん。
そのため、東京で個展をやっていた2年目秋の彼は「会社を辞めるつもりだ」と話していました。
「この環境では夢がかなえられないから」ですね。

ただ、上司に交渉したところフルリモートが認められたらしく、その会社に勤めた状態で住まいを変えることができるようになりました。そのため、「辞める」と言っていたのに普通に働いていますw

そして今回の旅の目的はNくんの写真展。
僕は就職活動を経て、北海道から東京に引っ越しましたが、まだこちらに来てからは引っ越しをしていません。(おそらく来年引っ越しますが)
そして僕は地域のイベントとかにも疎いですし、同じマンションに住んでいる人とは挨拶をする程度。
名前どころか顔も覚えていません。とても「交流して」生活しているなんて言えません。

彼の写真展では、確かに交流している様子が見て取れました。
何も知らない状態で入ったお店で、いろいろな人と出会い、話をして。
別の人と話をしていたらまたその知り合いの人と繋がって、仲良くなって・・・
そういった関わりの中で、改めて自分や環境について考えていく。

彼の写真、そして文章には、私にはとても撮れない、そして書けない深みがあると感じました。
それは実際に彼が「体験して」「実感して」「考察する」からこそ出るんだと思うんです。
もちろん、似たような写真なら撮れるはず。でも、彼ならではの味わいは出ない。
そして彼の文章には彼の感情も入っている。これって、一人一人別のものですよね。

新しいコミュニティに入って、人間関係を構築して、そこで自分を発揮すること。
これって、もちろんできる人、できない人がいますし、やりたい人とやりたくない人がいます。
彼はそれが夢の一つ。だからこそ定住せず次の地に行って、またゼロから始めていく。
でも、定住したい、ずっと同じところにいて、慣れた環境の中にいたいという人ももちろんいますよね?

つまり、何が言いたいかって?

③転勤に対して思うこと

引っ越しって、別に「絶対悪」ではないですよね?
もちろん、今の環境から増えるもの・減るもの・変わるものがたくさんあると思います。
それでも一度、働く軸と生活の軸について考えてから「転居を伴う転勤」については考えてみてほしいのです。

つまり、考えてみてほしいのは「生活する上で譲れない条件」ですね。
これが何かによって、おそらく働きたい環境は変わるはずです。

例えば、ですが。
流行にはあまり興味がなく、基本はインドアな趣味を嗜む人がいるとします。
その場合、映画館、アミューズメント施設がない、いわゆる「都会」と言えない場所に引っ越すことになったとしても、さほど影響がでないですよね?(あくまで仮定です。悪しからず)

逆に、友人とアウトドアに出かけることや、テーマパークに行くことが趣味な人だと、
引っ越すとしても大都市。その地方の中でも一番大きい場所に住むのが生活的には最適ですよね。
(「都会」と言えない場所に行ってもそれはそれでいいかもしれませんが、最初から最適でない選択肢は考えたくないですよね?)

ちなみに私は現状完全なペーパードライバーなので、車を運転せずに過ごせる環境が軸の一つでしょうか。あとは最低限「大学三大駅伝」がテレビでみられて、カラオケがあればもういいかな。
そう考えれば地元も悪くないっちゃ悪くないんですけどね。(場所によるが)

さて、鹿児島で写真展をやっていたNくんは、今月引っ越すとのことです。
次の地は熊本県。岐阜⇒愛媛⇒東京⇒鹿児島⇒熊本、ですね。
※ちなみに私と同期なので、次の4月で4年目です。
Nくんのようにドラスティックに引っ越しをする人は少ないかもしれません。
とはいえ、引っ越しに対して必ずしも悪い印象を持たなくてもいいんじゃないかな。と思っています。
だからこそ、「生活する上で譲れない条件」に関しては、考えてみてほしいです。

里見さんのこの記事もぜひ!

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