2025/09/18 UP
「就活ワークアウト5DAYS、Day5を終えて」
こんにちは、職サークルのヒラハラです。
昨日は「就活ワークアウト5DAYSインターンシップ」の最終日、Day5でした。

職サークルが主催している本インターンシップは、まだ「やりたいことがはっきり決まっていない」方向けに設計されています。5日間を通して、自己分析や企業研究を職サークル協賛企業の皆さんと一緒に行い、業界・職種にとらわれすぎず、「自分に合う会社」「自分に合う働き方」を言語化していくことを目指す内容です。途中には社会人訪問も組み込まれ、協賛企業の皆様には本当にたくさんのご協力をいただきました・・・!(感謝)
Day5のプレゼンテーション
最終日となるDay5では、学生の皆さんに「3分間のプレゼン」を用意してきてもらい、発表してもらいました。テーマは大きく3つ。
- 私にとって働くとは
- 私の「働く」を実現できる会社とは
- その会社に出会うための就職活動の進め方
「3分」とお願いしていましたが、実際には多くの学生がそれを超えて、ぎっしりと内容を詰め込み、熱のこもったプレゼンテーションをしてくれました。初日の参加者は21名。一人ひとりが「自分の言葉」で語ろうとする姿は、本当に印象的でした。
「働くとは=収入」から始まるリアルな声
特に驚いたのは、「私にとって働くとは」という問いに対して、ほとんどの学生が「まずは収入を得ること」と口を揃えたことです。プレゼンのテーマとしては、働くことの「お金以外の価値」をテーマに考えてもらったのですが(収入を得ることはすべての人にとって共通の目的だから)、それでも多くの学生が冒頭に「収入の確保」を置いたのは象徴的でした。
過去にも同様の発表を見てきましたが、ここまで多くの学生が「安定した収入基盤」を強調するケースはありませんでした。経済状況が不安定な今の時代背景が影響しているのだろうと、強く感じました。働くことを考えるうえで「まずは安心できる基盤を」という感覚は、彼らにとって切実な願いなのだと実感を強くしました。企業は優秀な人を採用したいのであれば、その願いにこたえていけるだけの実力をつけていかなければいけませんね。
収入の先にある「成長」「つながり」
一方で、学生の発表は収入の話だけでは終わりません。そこにプラスアルファとして――
「働くことで成長したい」「挑戦したい」「失敗から学びたい」
「働くことで自分をもっとよく知りたい」
「まだ見ぬ自分と出会いたい」
「人とのつながりを得たい」
「誰かの役に立っているという実感を持ちたい」
――そんな言葉が続きました。
特に心に残ったエピソードがあります。ある学生は「社会への恩返しをしたい」と語りました。なぜそう思うのかと社会人から質問されたとき、その学生はこう答えました。
「ある夏の日、代々木公園の近くを歩いていたら、目の前をワイシャツ姿で汗だくのサラリーマンが一生懸命歩いている姿を見ました。その背中を見て、“こうやって頑張って働いてくれる人がいるから、私たちは安心して日常を送れるんだ”と感謝の念が湧いてきたんです。だから、私も社会に恩返しできるように働きたいと思うようになりました」
ほんの一瞬の出来事から、社会の大きなつながりを感じ取ったその感性に、私を含め、会場の人達は深く心を動かされました。
社会人からの応援の声
発表が終わった後は、学生同士でお互いを応援するメッセージを送り合いました。そして、企業の皆さんからのフィードバックも加わりました。その言葉がまた、とても熱かったのです。
「ここにいる社会人は、どれだけ相談しても大丈夫」
「必ず手伝うから、一人で就活しないで」
「ここで出会った仲間や社会人を頼ってね」
そんな励ましが、口々に繰り返されました。印象的だったのは、「うちの会社は」ではなく、「ここにいる企業は」と全員が言っていたことです。会社の枠を超えて、他社の担当者と肩を並べ、同じ思いで学生を応援している姿に、理想の社会をあり方を見て、心から感動しました。
そして、ピザを囲んでの懇親会も大いに盛り上がったのでした♪
5日間を振り返って
長いようで短かった5日間。学生の皆さんに少しでもプラスの変化が起こせていたら、それ以上に嬉しいことはありません。Day5を終えた後の輝く笑顔にあふれた表情を見ていると、それぞれが確かに何かを掴んだのではないかと感じます。
今週の金曜日には、第2期のDay5があります。再び学生の皆さんがどんなプレゼンを見せてくれるのか、今からとても楽しみです!!