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採用担当のホンネ

「正解を教えてほしい病」からの脱却

「正解を教えてほしい病」からの脱却

パフ太郎

職サークル子と共にメルマガで掲載したけど何度でもお話したい!コラムをお届けします

2020/09/14 UP

「面接の最後では、質問をした方がよいですか?」
「やはり女性はパンツスーツよりスカートの方がよいですか?」
「面接が終わった後には、お礼のメールを送った方がよいですか?」

職サークルのイベントで「採用担当に何でも相談をしよう!」
というコーナーを設けたのですが、上記のような質問がたくさん出ました。
司会として状況を見ていた私は、「このままでは良くないな…」と思って聞いていました。何が良くないのでしょうか?
そうです!「正解を教えてほしい病」にかかってしまっているのです。

★「正解を教えてほしい病」とは ★ 
・「~すべき」という「正解」があると思い込んでいる
・正解を相手から与えてもらうのを待っている
・自分はこうしたい!という意思が無い
・「~しなければならない」というルールにとらわれ、身動きできない

就職活動で厳しい現実を突きつけられたり、理不尽な思いをする中で、このような考えに陥ってしまう気持ちは、すごくよく分かります。実は私も学生のときはそうでした。
しかし、断言しますが、相手に迎合している人は企業にとって魅力的に映りません。
なぜなら、社会で仕事をすると「正解」などは無く、自分で考え、行動し、正解を創っていくことが求められるからです。

想像してください。
皆さんが、後輩に恋愛相談をされたとします。
「最初のデートのディナーは、やっぱり高めのお店がよいですか?」
「告白するのは、男性からがよいですか?」
「誕生日にあまり高すぎるプレゼントは贈らないほうがよいですか?」
 こんな質問をしてきたら、どうでしょう。
「知らないよ、そんなこと!」と言いたくなるのではないでしょうか。
私だったら、最初の質問を聞かれた時点で「お前はどうしたいんだ!良いと思うことを好きにすればいいじゃん!」と言ってしまうと思います。

なぜ、そう思ってしまうのでしょうか。それは「万人受けする正解」は無く評価をする人(相手)によって答えが変わるからです。これは、就職活動も同じです。

・万人受けする「正解」は無い
・「私はこんな人間です」が伝われば、相手が自然と評価してくれる
・あなたは、相手の評価をコントロールすることはできない
・あなたがよいと思ったことを、自分の信念に基づき、実践すればよい
・「企業に迎合」もダメだし「独善的」もダメ。両極端に陥らない


無理して迎合せずとも、あなたを必要とする会社は必ずあります。
ただ、必要とされるためには己を磨く必要があります。それは「就職対策」とは全くベクトルの違うものであると思います。
また「自分を必要とする相手」は「自分が入りたい会社」とは違うこともあります。まずは現実を受け入れ、飛び込んでみてはいかがでしょう。

それでも「オトナはどう思うのか聞いてみたい!」という時があるはずです。
そんな時は「私は●●という理由(考えor経験)から★★したいと思っているのですが、▲▲さんはどのように思いますか」と、自分の意見を加えてみてはいかがでしょうか。
これは「価値観の交換」であるため、相手から返ってくる言葉もきっと変わってくるはずです。

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