2020/11/11 UP
こんにちは。パフの田代です。
突然ですが、皆さん“圧迫面接”という言葉を聞いたことありますか?
圧迫面接とは、面接官が威圧的な態度をとり、
嫌味な発言や答えに困る質問を繰り返す面接のことを言います。
・応募者の経歴や発言に対し、否定的な発言ばかりを投げかける
・「なぜ?」「ほかにないの?」と、質問をしつこくたたみかける
・応募者の発言に対して、「ふーん」といった気のないリアクションに終始する
・あくび、ほお杖など、いかにも興味がなさそうな態度を取る
・面接中にもかかわらず、携帯電話やパソコンをいじる
などなど。
面接官としては、応募者の「ストレス耐性」「臨機応変な対応力」が
あるかどうかを見極めたいなど意図はあります。
が、面接は双方のマッチングの場ですから、良いことではありませんよね。
とはいえ、人生は理不尽に満ちています。
努力は報われない時もあるし、正直者だって馬鹿を見ます。
根は腐らずとも、強かに生きなければいけない。
今日は日常生活の“圧迫”。そんな話をします。
圧迫面接を乗り切るテクニックはたくさんネットに出ていますので
ぜひ、そちらを参考にしていただければ幸いです。
第一回目の圧迫話。
最初は、忘れもしないNHKの更新手続きの圧迫の件。
集金のお兄さんが来た時のことを一筆しましょう。
僕が独身時代、集金のお兄さんがピンポーンと引っ越したばかりの家に来ました。
これがまた、相手が逃げないようにするため、やたらと強気。
「早く契約書にサインしろ」的な取り立て屋のような口調でまくし立ててくるので
「ちょっと待って!お兄さん、落ち着いて」と私は躊躇しました。
すると、お兄さんが私にこう言ってきたのです。
「外国の方ですか?」
私が日本語が通じないと思ったのか、
それとも、ハーフ顔、ロシア人みたいに見えたのか。
でも平気です。この類(たぐい)のやり取りは幼少期から3万回ぐらい
やり取りしていますのでまったく苦になりません。
私にとって「外国の方ですか?」は「こんにちは」ぐらいのコミュニケーションです。
ところが。
契約書に名前を書いているとNHKのお兄さんはこう言うのです。
「漢字お上手ですね。」
おいおいおい…汗。フルネームを漢字で書いたら、さすがに日本人って分かるだろ。
ここまで素で間違えられたのは初めてでした。
で、自分、何を血迷ったか…「ハ、ハイ、ソウデス。」って
帰化したこと認めちゃったんですね。
そうしたら、NHKのお兄さんも笑顔で「日本語お上手ですね!」って
素で乗ってきたのです。
いや、母国語だし…そりゃそうだ。
結局、お兄さんは最後まで何も疑わずに会話をして帰っていったのでした。
何なんだ、このやりとり。。
私は後で「なぜ自分が帰化したことを認めてしまったのか…」
至極反省し深く考えました。
その場の勢いといいますか、空気感といいますか。
思ってもいないことが、ふっと湧き出てくる。
そのような気の流れ、日常生活に必ずあると思います。
これぞ、圧迫の脅威。
人間は弱い動物。その場の空気感に負けるときがあります。
これは公私に通ずる話だと思いました。
何が言いたいかというと、圧迫面接の練習は日常生活でできるということです笑。
・小さな表情の変化も見られているので、前向きな姿勢で明るい表情を保つ
・面接官の発言を否定せず、受け止めたうえで自分の意見を伝える
・面接官も好んで圧迫をかけているのではないと考え、気持ちを落ち着かせる
・「なぜ?」の攻勢に対処できるように、想定回答を事前に準備する
・プライバシーにかかわる質問や、差別的な質問に対しては、丁重に回答を断る
改めて人間の奥深さを考えさせられる今日この頃です。
次は木村さんです。