2021/01/05 UP
皆さん、こんにちは。ヨシカワです。
ヨコヤマさんブログよかったですね。
「安定した会社」を選ぶよりも
“何かがあったとしても全力で一緒に頑張りたいと思える会社”
“何かがあったとしても生き抜ける力を鍛えられる会社”
こんな軸で企業を選んだ方が、結果的に「安定した人生」を送れる、という話。
刺さりました。
それを受けて、後悔しない企業選びのコツシリーズ、今日は少し違う観点から話したいと思います。
「私、後悔しない企業選びできたな」と気づいた瞬間の思い出を語ります。
私が新入社員で営業していた頃、初めて発注をくれた方がいます。
父と同い歳の担当者さんで、仕事の話だけでなく、社会人としての指導などもしてくださった恩人、Kさん。
その方から言われた言葉で、今でも忘れられない言葉があります。
ヨシカワ「Kさん、一人でそんなに膨大な役割をどうやってこなしているんですか?」
Kさん 「『怒られて済むことは、怒られればよい』って、思ってるからね」
ヨシカワ「え?怒られるの、イヤじゃないんですか!?」
Kさん 「うん、怒られないことを優先して、『怒られても済まないこと』を起こす方が、最悪でしょ」
当時、毎日上司の釘崎さんに怒鳴られていた私としては、この意見に全く共感できませんでした。
というか、聞いた直後は、よく意味がわからなかった、というのが正直な感想です。
そして、その日の帰り道。
ウチの会社で『怒られて済まないこと』って、どんなことだろう…?と、少し考えてみました。
合否通知代行の仕事で、その会社で活躍できる人に、間違って不合格通知をだしてしまう。
→応募学生の人生を変えちゃう!(ドキッ)
企業の「良いところ」だけ伝えて、「悪いこと」を伝えない採用を提案して、悪いことを知らないまま入社してしまう人がいる。
→入社後「聞いてないよぉ」と早期退職する人が生まれる…。入社した人にとっても、受け入れた会社にとっても大打撃!(ドキッ)
うわ~、想像するだけで最悪ですね。
で、ここまで考えて気づいたこと。
「怒られて済まないこと」って、自分以外の誰かが、最悪な状態になることなんだなぁ、と。
『怒られて済むことは、怒られればよい』という価値観は、自分よりも、目の前の相手(怒る上司)よりも、その仕事によって価値を提供したいと思っているその先の人(お客様やお客様のお客様)を最も重視するということなのかな、と。
そして、気づいたのです。
私が毎日怒られていることは「上司が気に食わないことで怒られることはあまりなく、お客様や、お客様のお客様に被害が被ることを怒られているな」と。
「私は本当に良い会社を選んだな~」、とじんわり感じた思い出。
今でも忘れません。
きっと私の“何かがあったとしても全力で一緒に頑張りたいと思える会社”の基準は、「 自分最適 < 相手最適 < 社会最適 」で意思決定できる会社だったのだな、と気づいた瞬間でした。
皆さん、怒られないような働き方したいですか?
それとも、自分は怒られても、その結果、誰かが笑顔でいてくれる働き方をしたいですか?
きれいごとですが、私は後者を選びました。
若い頃は、上司だけでなくお客様にもしょっちゅう怒られて、毎日泣いてましたけどw
結果よい社会人人生を歩ませてもらったと思います。
後悔しない企業選びのコツ。
自分の上司となる人が、どんなことで怒るのかを確認し「それは仕方ないな」と思えるかどうか。
確かめ方は難しいですが、若手社員に「最近上司に怒られたこと、教えてください!」って質問しても面白いかもですね。
お次は、パフ太郎です。