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採用担当のホンネ

就活で落ち過ぎて、気持ちが折れそうなあなたへ│絶対に知って欲しい選考の裏話

就活で落ち過ぎて、気持ちが折れそうなあなたへ│絶対に知って欲しい選考の裏話

平原 葉子職サークル運営事務局 株式会社パフ

#2005年新卒入社 #職サークル事業責任者 #学生と企業の心が通う瞬間が大好き #学生時代は農芸化学専攻 #3児の母 #大人の落ち着きが欲しい #去年Amazonの発注回数215回 #ミシン好き

2022/12/13 UP

こんにちは、職サークルの平原です。
最近はカラフルピーチにハマっています。(感動して鳥肌立った動画はこれ⇒リアル鬼ごっこサバイバル17
youtuberってすごいですね。企画力、技術力、コミュニケーション力、人柄あっての大ヒット。
世界って広いな、知らないことってまだまだあるんだなと痛感している、就活支援18年目の40歳です。

さて、就活で「不合格・不採用」の通知や「お祈りメール」をもらうと、気持ちが落ちてしまったり、自己嫌悪や自信喪失になってしまうことも多いですよね。

不合格=自分を否定された、他の誰かよりも「劣っている」と評価されたと感じ、そのような気持ちになってしまうのではないでしょうか。

そんなあなたに声を大にして言いたい、採用側の裏話。

合否は、優劣ではありません。

どんなに優秀でも、自社に合わないと判断する人がいます。
どんなに未熟でも、自社に合うと判断する人がいます。

就活はよく結婚にたとえられますが、合否についても全く同じです。
劣っているから結婚しないのではなく、合わないから結婚しないのです。
優れているから結婚するのではなく、合うから結婚するのです。

具体例で見ていきましょう。

たとえば・・・Aさんの例

とってもコミュニケーション力が高く、誰とても楽しく関係性が作れる。
自分の考えをしっかり持っていて、それをアピールもできる。
ただし、少し考え方に偏りがあったり、意固地になってしまうところもある。
自分と異なる意見の人に対して、感情も伴ってぶつかってしまうことがある。
人との衝突もあるけれど、主体性は抜群!

Aさんを、ものすごく高く評価する会社もあれば、とっても素敵だけれど自社には合わないと判断する会社もあります。

Aさんを高評価するB社
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多少尖っていても良い、人とぶつかり合うくらいの強さを持って、仕事を前に前に進めてくれる人が欲しい!社内にもそういう人を良しとする風土があり、上司も若手の威勢の良い発言に寛大。早くに頭角を現してほしい!

Aさんを合わないと判断するC社
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主体性が高いことはもちろん望ましいけれど、敵を作りかねないコミュニケーションをする人は社風的に合わない。上司が尖った発言をする若手に対して寛容ではなく、入社後に厳しい指導を受けてAさんの良さをつぶしてしまうだろう・・・

この場合、Aさんは頑張ってC社に入るべきだと思いますか?
いいえ、頑張って入ったところでC社でツライ思いをするのが目に見えていますよね。

Aさんは、劣っているからC社に合格しないのだと思いますか?
いいえ、AさんはB社でならAさんらしさを発揮することで大活躍できるのです。
決して劣っているわけではありません。

合う、合わないなのです。

性格的な観点で具体例を書きましたが、例えばSPIなどの適性検査の点数でも同様に合う、合わないがあります。企業側の例をとってみてみましょう。

1)自社の仕事は複雑性が高い。一定以上の基礎能力点数を取れないと、過去成果を出せずに辞めてしまった人が多いため、●点数は必須、としている企業。

2)適性検査の性格特性において、過去活躍社員の分析を行ったところ、社会的開放性(あけっぴろげな性格)と素直さの得点が非活躍社員と大きな差があったためこの2点を採用時のジャッジ点数とする企業。

どちらも良く聞く話です。1と2を掛け合わせてジャッジしている企業も多数あります。

1)⇒これはできる限り勉強して、点数を高める努力をしても良いですね。とはいえ、IQがめちゃくちゃ高い人と同じ点数が取れるかというと別の話かもしれません。自分のベストを出す、という努力だと思ってください。
代理受験も流行ってますね。逮捕者も出ました。犯罪ですし、もしそれで受かったとして、入社後落ちこぼれてしまうかもしれないのに入社したいですか?

2)⇒これは、回答傾向を操作すれば調整できることかもしれません。ただし、企業がどんな項目を
重視しているのか、いないのか、一つひとつの質問がどんな風に結果に反映されるのか、正しい
ことがわからない中での操作には意味がありません。「偽って回答している可能性が高い」場合は
虚偽回答のフラグも立ちます(この人回答を操作しようとしていますよ、と企業にお知らせする機能)。
それらをすべてクリアとして合格したとして、本当は社会的開放性が低い人がこの会社に入社した場合、その人は活躍できるのでしょうか?幸せに働けるのでしょうか?

入社後不幸にならないための、適性検査受検の鉄則
・自分のベストを出す
・自分に素直に回答する

です。

話が少しそれてしまいましたが、適性検査も「合う・合わない」なのです。
全てはあなたが入社後「活躍できるかどうか」に繋がる、問題です。

企業は大学と違って、入れば同じ、ではありません。入ってから成果を出し、活躍しなければ、あなたが評価されないのです。

評価されない社会人人生は、結構シンドイです。(あ、どの会社に入っても2~3年は修行期間なので、3年後花開けるかと思ってくださいね)

あなた自身が、あなたの個性を発揮して、花開ける会社に出会って欲しいです。
合否に一喜一憂せず、自分に合う会社にとことんで合ってください。

そして、不合格が続いてしまったら自己分析に立ち戻ってみてください。
自分でもコミュニケーション力がない、と思っている人が、英語を活かしたいという理由だけで他の業界よりも高度で繊細なコミュニケーション能力(気遣い、空気を読む力を含む人間関係・信頼関係構築)」を必要とする仕事に応募していたなんてこともあります。

自分の個性ってどんなだ?
それを活かせる仕事って何だ?
それを活かせる社風って何だ?

いっそ、「企業就職」という枠すら外して、

職人
農業
漁業
自治体の仕事

など、幅を広げてみるのもいいかもしれません。

必ず、自分がか輝ける場所があるはずです。
粘り強く、周囲の人を頼りながら、前を向いて社会と出会ってほしいと願います。

▼自分に「合う」を見つけたい方は、こちらもどうぞ!

https://eipro.jp/shokucircle/events/view/1ON1

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