職サークル

TOP よみもの 学生委員レポート 〈「就活嫌だ」はなぜ?〉就職活動の早期化や大学の休学、多様な就活とその在り方を問う!

学生の実体験

〈「就活嫌だ」はなぜ?〉就職活動の早期化や大学の休学、多様な就活とその在り方を問う!

〈「就活嫌だ」はなぜ?〉就職活動の早期化や大学の休学、多様な就活とその在り方を問う!

かっすん文系/日本文学専攻/4年

#就活 #23卒 #人材 #コンサルティング #就職活動の早期化 #大学の休学 #私の周りで休学する人が増えています #インターンシップ #説明会 #面接 #本選考 #就活を楽しむコツ

2022/12/02 UP

こんにちは!23卒学生委員の”かっすん”です。

ここ最近、自分の思考を整理し、言語化することが自分にとって大切なことに気づきました!

皆さんにとっても、言語化は就活において大切です。自分の言葉で話せるよう、今からでも自分の言葉で表現するようにしてみましょう!このようなコラムや、ブログ、日記でも「自己表現」はできます。

また職サークルでは、学生との気軽なおしゃべりを通じて、「言語化」ができる学生交流・就活相談イベントを開催しています!私はそこでよく皆さんのお話を聞いています♪イベントの詳細はこちら

今回はタイトルで示した通り、就活を終えた23卒学生が思うことを中心に書き、就活の在り方を問いたい!と思い、書き綴ります。

ネットで見た情報によると、6月時点の就職内定率が前年度より高く、「就職活動の早期化」が進んでいるそうです。私の周りでもよく6月までに内定承諾をし、就職活動を終了していると聞きます。

また24卒対象のインターン情報が、2022年4月から公開され、企業はエントリー受付を開始しています。このような情報から、24卒の就職活動では、更に早期化が進むのではないかと感じています。

そこで就活に関する私や友人のエピソードを紹介します。リアルな就活と、学生のホンネが詰まっています。ぜひ最後までご覧ください!

納得感がある就活
~23卒かっすんの就活~

皆さん、大学3年の5月に就活をスタートしたと聞いて、時期についてどう思いますか。
ーーー早い?遅い?妥当な時期?
人によって感じ方はきっと違うと思いますが、以下で私の就活スタート初期について、振り返ってみます。

■就活ってどんなことをするんだろう?何から始めるの?~不安と好奇心の狭間で

大学3年の4月頃、大学から一斉にナビサイトに登録するようにと案内されました。あーもうこんな時期か~と思いましたね。さあ重い腰をあげて始めるかという感じ。
その後就活をどう進め、何をすれば良いのかを知るため、大学が開催する就活準備講座的なものに参加しました。まずは、就活を知るためにも話を聞いておこう、というのが私の考えでした。就活に対してどんなことするんだろうというワクワク感があった一方で、「就活」が漠然としすぎていて、不安もあり…これが大学3年の5月のことです。

今振り返ると、常に就活に関する情報を触れようとする試みが大切だったと感じます。早くから一生懸命動かなければならない、という強い気持ちがなくても大丈夫だと思います。

また、就活の始まりが遅かれ早かれ、自分の就職活動に必要な情報を必要な時に受け取ることができれば良いと思います。例えば、就活のスタートが遅れ、焦ってしまい、情報も得られず、よく分からないまま就職先が決まってしまったから不安だ、とか。そのようなこと(後悔)がなければ、自分が計画したペースで良いと思います。(※個人的な意見です)

それから就活で楽しみを見つけることはとても重要です。
そして苦しい中でも楽しみを見つける力は、企業にもアピールポイントとして伝えられる強みだと思います!私は楽しみを見つけることで、就活やりたくないという心が落ち込む時期が短かった気がします。

■就活で楽しかったこと!例えば…↓

私の場合は、就活に対する意味づけを自分なりに考え、納得感を持って進めたことで、楽しめました。私はまず説明会とインターンシップに対して意味づけをしました。これは大学3年7月頃の就活初期の考え方です。

・業界や企業への興味は、まず自分に関わっていることから考える。
・説明会は、情報収集と考える。その企業の業界について知りたいと思ったら、参加する。
・インターンシップは、業界の情報と仕事内容の得手・不得手を感じ取れるプログラムに応募する。

私は就活スタート当初、飲み物を飲むことが好き、という理由で飲料メーカーの説明会やインターンシップに参加しました。そこで知ったのは、飲料業界は消費者が認知している大手メーカーだけでなく、他にもたくさんあることです。また各メーカーで新商品を1年に何十本も出していますが、その中でロングセラー商品になるのは、ごくわずかであることを知りました。実際、毎月新作が出ています。私は、その新作ドリンクの情報を追い続けているので、納得しました!
興味がある話の内容は、やはり頭に入りますね。好きなものに関する業界の裏側をタダで見聞きすることができるのは、就活生の時だけだと思います。このようなおまけ話を求めて話を聞きにいくのは楽しいですよ!

話が逸れましたが…
私は、周りから体験談を聞き、自分にとって最適な就活の進め方・取り組み方を考え、自分自身が納得することを意識しました。また就活を自分にとって有意義な時間にするためには、という観点で考えるのもよいかもしれません。そう考えれば、就活を「楽しむ」という発想になりますよ。

就活エピソード~先輩と友人の話~

ここでは、周りの人から聞いた話で、皆さんに共有したい話があります。就活自体や就活に対する価値観は、ひとそれぞれ違うことを感じたエピソードです。読者の皆さんなりに「納得内定」に向けた動きを考えてもらうための材料になればと思います。

■ここに落ちたら、どうしようか考えよう!一社選考受けて、内定をもらった先輩


ある先輩に、「就活どんな感じだったか教えてください!」と聞くと、
本当に参考にならないと思うと言い、話してくれました。
まさかの1社のみ本選考を受け、その会社に内定を決めた話でした。

その先輩は、デザイン系を学んでいる人で、デザインに関わる仕事がしたい、とやりたいことが明確に決まっていました。本選考の結果が4月に出るため、その会社に落ちたら改めて考えようという計画でした。

私は選考の受け方としてよく聞く、複数の選考を受ける方法がスタンダードで、それを前提として考えていました。しかしここだ、と自分が納得すれば、一本で突き進んで良いのだなと思いました。
ただ私は吟味し、納得感が安心感につながるタイプの人間だとわかり、その道を進みませんでした。

■大学3年の10月~12月に就活を休止し、島留学へ行った友人

友人は、大学3年の春から就活を始め、その頃から島留学に行きたいと話していました。当初友人は、10月~12月に全く就活を進められなくなることに対して不安を感じていました。しかし大学生のうちにどうしても島に行きたいということで、島留学へ行く決断をしました。

その代わりに友人は10月までに着実に準備を進めていました。1月から本選考が始まるため、業界や職種、やりたいことの整理を島留学前までに終えていました。

実際に友人は、4月に内定をもらった企業に内定を承諾し、就活を終了しました。一般的な就活の時期に自分のやりたいことができるかどうかは、自分次第ということがこのエピソードからわかりますね。

キューバに行きたいと考え、4年になる年から1年休学した友人

友人は新型コロナウイルス感染症が流行する前に一度キューバに行っており、大学生の間にもう一度キューバへ行きたいと考えていました。しかし中々感染症は収束しませんでした。友人はキューバに行くならば、大学4年の夏ごろになり、就活の時期的な波に乗り遅れ、両立できないと考えて休学を選択。友人は6月から約3ヶ月間キューバに行きました。ただ友人はキューバへ行く前、就活に関する悩みを抱えていました。休学して自費でキューバへ渡航したため、友人は「面接などで企業の方に休学してまでキューバに行った理由を明確に答えられるようにしないといけない」と話していました。またその経験をどう活かすか、就職活動に結びつくところがあるのかが心配、と不安を口にしていました。

島留学の友人のように学年をずらさず実行することもできるし、キューバへの渡航のように学年をずらして実行するという選択肢もあります。大切なことは、なぜそう決断し、行動するのかだと思います!

まとめ ~就活の在り方を問う!~

今回は23卒かっすんの就活のスタートから、就活の時期に関わる多様なエピソードについてお伝えしてきました。

就活の早期化が進んでいる中で、なぜ早く就活を始めるのか、そもそも何のために就活をするのか、なぜ今就活を進めるのかを考える必要があると思います。それは就活を早く始めたからといって、就活が上手くいくとは限らないからです。また友人のエピソードのように明確な意志があって行動し、準備をしていれば、内定承諾に至り、就活を終えることができます。

一方で就活の開始時期やピークが早まったことによって、学生の間に学業と両立しながら「学生時代にしかできないこと」を楽しむ時間が足りない、と思う人が増えているのではないでしょうか。また就活中は自分がやりたいことと就活を両立できないと考えるほど、就活が学生にとって負担になっているとも考えられます。

企業は、自社に合う優秀な人材が欲しくて他の企業より早く獲得するために早期から採用を始めます。このような就活の早期化の仕組みを理解したうえで、自分が就活を早く始めるかどうかを考えれば良いのではないでしょうか。

就活とやりたいことを両立している人もいるし、順番に片づけていくための時間をつくるため、成し遂げたいこととそれに対する強い意志を持って休学を決断している人もいます。さらに本選考一社を受けて決めるという人もいます。

就活の形は多様であるし、その期間の考え方も様々です。「就活嫌だ」の根本的な原因は、自分が就活を通してやっていくことの意味を深く理解せずに進めていることではないでしょうか。本人の意志と納得感がない状態で物事が進んでいくため、就活が嫌になったり、モヤモヤしたりするのではないかと私は考えます。

「みんながそれをやっているから私もやる」それではいずれモヤモヤすると思います。

筋トレと一緒で、それがどこの筋肉に効いているのかがわからないまま物事を進めていたら、成長している感覚、就活に置き換えると内定をもらって一社承諾する未来に向けて進んでいる感覚がないですよね。

皆さんにとって「就活は嫌なもの」として受け取って欲しくないなと思います。学生が未来に進むための、成長の場であってほしいと願います。

以上です。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

☆あとがき

このコラムを通じて言いたいことって何だろうと思いながら、迷いつつ、書き終えました。

話がまとまらなくても、まずは書いてみる、話してみることは大切です。

私が言いたいこと、なんとなく伝わりましたか?このコラムを読んで少しでも何か感じ取って前に進んでもらえたら嬉しいです。

OTHER