2021/03/09 UP
こんにちは、職サークルの平原です。
いよいよ3月に入り、企業へのエントリーシートの提出や面接もどんどん入ってきているようですね。
よく学生の皆さんから
「志望動機の書き方が分からなくて悩んでいます」
「志望動機を書いてみたけどとっても弱い気がする、自分でも納得できるものが書けた気がしない」
などのお声をいただくので、今日は・・・
企業が納得する志望動機が10分でかける!3つのステップと唯一の文法
をご紹介します。
※今から書くことは、16年間採用業界で営業・コンサルとして経験を積んできたヒラハラの経験からくる主観であり、すべての企業に当てはまるものではありません。
ステップ1 企業がなぜ志望動機を聞くか理解する
・入社後辞めないように、志望度の高い人を採用したいから
・自社のことをどれだけ理解しているのか確認したいから
こんな風に思っている方は、そもそも回答のポイントがずれています。
面接官は、志望動機を聞く際、こんな風に思っています。
「この人なんでうちを受けようと思ったのかな」
つまり、志望度の高さや理解度を測っているのではなく、あなたがその企業を受ける「理由」を知りたいのです。
「あなたの志望動機を聞かせてください」と聞かれたら
「なんで今日ココに来たんですか」と聞かれたのと同義と思えばシンプルですね。
ステップ2 企業が納得するポイントを知る
例えば、こんなやり取り。
***
面接官「あなたの志望動機を聞かせてください」
学生A「はい、御社の『人々の笑顔と満足に貢献する』という理念に共感いたしました」
面接官「・・・う~~ん」
***
面接官「あなたの志望動機を聞かせてください」
学生A「はい、御社の『人々の笑顔と満足に貢献する』という理念に共感し、〇〇事業では業界でもいち早く~~し、●●事業ではXXという最新のサービスを手掛けている…に感銘を受け、自分もそのような一翼を・・・」
面接官「・・・まあ、よく調べてるんだけどね」
***
面接官「あなたの志望動機を聞かせてください」
学生C「はい、私は新しもの好きで、世の中になかった価値を生み出していくことにワクワクします。実際大学では~~~などの活動をしていました。そこで、御社が〇〇事業では業界でもいち早く~~し、●●事業ではXXという最新のサービスを手掛けている…という姿勢に共感し、自分もそのようなスピード感のあるビジネスに携わりたいと考え志望しました」
面接官「・・・納得!!」
***
さて、AさんBさんと、Cさんの違いな何だったかわかりますか?
はい、そうです。Cさんだけが「自分のこと」を語っていますね。
志望動機を聞いて、自社のいい点、すごい点を並べられても、そんなことは面接官の方がずっとよくわかっています。
そんなことを聞くために企業な面接時間を使う必要はありません。
つまり、面接官が知りたいのは、
なぜ、あなたが
自社を志望するのかです。
あなたの企業選びの軸 → それが自社のどの点に一致しているか
を教えてくれれば「なるほど、だから自社を受けようと思ってくれたんですね」と納得します。
ステップ3 主体的な情報収集
ここまで読めば、志望動機を書く際は企業に一方的に説明されたことを並べていては「弱い」ものしか作れないということはご理解いただけるのではないでしょうか。
あなたの企業選びの軸が
・〇〇という分野でスキルアップすること
・人に信頼され、事業を動かすマネジメントの仕事ができるようになりたい
・~~~~という人にXXXXという価値を提供したい
・自分の工夫や振る舞いによって、誰かを直接笑顔にしたい
・難しい問題に、自分で解決策を提案し、解決していく仕事がしたい
・とにかくがむしゃらに働いて充実した人生を送りたい
など、いくつか設定し、それに足るものがその企業にあるのかないのか、あるならどんなものなのかを主体的に情報収集しなければいけません。
説明会を聞く場合にも、採用HPやパンフレットを読む場合にも、上記のように軸を意識して聞いたり調べたりすれば、得られる情報も変わるし、質問の機会などがあれば
「1年目でどのくらい自分で考えて提案できますか?具体的な事例をお聞きしたいです」
など、あなたの軸に沿った情報を得るための質問を計画的に用意することができます。
まとめ 企業が納得する志望動機が10分で書ける唯一の文法
- 私の会社選びの軸は~~~です(できればそこにあなたの過去の経験などを織り交ぜて実感の沸く内容に)
- (上記の軸に照らし合わせて)御社は~~~~~~という点が魅力だと感じ、志望します。
はい、出来上がり~
これでもう迷わずに志望動機が書けますね!
その後よくあるやり取り
「〇〇業界を選んだのはなぜ?」→「業界は絞っていません」でもOK
「その軸に合う会社はたくさんあると思うけどなぜ自社?」→「〇〇というイベントでお会いして~~という点が素敵だと思って興味を持ちました」
何万社もある企業全部を見たうえで自社を選ぶなんて、無理に決まっています。
結局だれしも何かしらの縁やキッカケが会ってその会社に応募するわけなので、
そこは素直にこんなキッカケで知りました、こんなポイントで興味を持っています、と言えれば十分。
あとは、企業側の自己満足で「自社を一番好きだと言ってほしい」ために志望動機を聞く人もいないことはないですが、そんな人でも上記の流れで回答できれば文句はないでしょう。
結局は、自社に入ってくれそうな人 ≪ 自社で活躍してくれそうな人 を採用したいのです。
自社に入ってくれそうだけれど活躍しなそうな人は、入社後お互い不幸ですからね。
▼最後にどの会社に入社するかで迷ったら、こんな視点で企業を見てみよう!
https://shokucircle.jp/yomimono/uself/tips210202/
▼軸が固まらない・・というあなたはこちらへ!
https://eipro.jp/shokucircle/events/view/1ON1
お次は何を軸にしていたのかな?木村さんです。
☆☆☆今月のおススメコラム
学生の皆さんにぜひ!読んでほしいお勧めのコラムを勝手に紹介します。
今回は学生委員レポートから!
▼コロナ禍就活 part2【就活迷子経験者は語る#3】(ユウカ)
コロナで第一志望の企業が採用中止に・・・!という経験をしたユウカさんがどうやって気持ちを整え前に進んだのか。とっても学びになります!