2022/08/25 UP
こんにちは。転職サイト比較plus編集部です。
普段様々な年代に向けて転職に関する記事を執筆している私ですが、今回は学生さんに向けて仕事選びと転職にまつわるお話をします。
ぶっちゃけた話、学生で就活に忙しいのに転職なんて考えられないわ~と思うのが正直なところですよね。
でも新卒入社時にしっかりと企業を見極めていかないと、実は大きな壁にぶち当たることになるかもしれないんです。
20代がブチ当たる就職後の壁
新卒で入社した後、みなさんがブチ当たるかもしれない4つの壁をご紹介します。
①配属先の上司ガチャ
配属先の上司も実は選べないのが悲しいところ。
社内で地位をもらっている人が必ずしも人格者ではなく、人間的に合わないことよくあることです。
配属先の上司とのそりが合わず、頑張っているのにうまく評価されないことも。
人事が新人と上司の相性を考えながら配属している会社が大半ですし、努力で人間関係を作っていくこともできますが、やはり最後は「ガチャ」と言わざるを得ない要素があるのはどうしようもないのが現実です。
②業務内容の向き不向き
社内の配属先は基本的に、性格診断や研修期間の内容、希望によって決定されます。
自分で希望した部署でも、実際に働いてみたら「あれ?やっぱり合わないかも…」と感じることもあります。
逆に希望以外の部署で配属されても、実は自分にピッタリの仕事だったなんてこともあります。
業務内容の向き不向きは非常に激しいので、配属されてからリアルを見せつけられるんです。
③先輩との人間関係
先輩との人間関係も配属先で悩みやすいポイントです。
先輩を立てる必要もでてきますし、誘われたら断わりづらいなど多用な悩みが生じやすいです。
先輩との人間関係が円滑に進まないと、業務で相談できる相手に困ってしまいますから、仕事に支障が出てしまうこともあります。
④学生時代から体が切り替わらない
学生時代の気分からすぐに身体が切り替わらないのは、非常によくあることです。
特に大学は授業を自分で自由に設定できるので、休みの日も作りやすかったのではないでしょうか。
しかし社会人になると、すぐに週5日で働くことになるので、身体が上手く順応できないこともあります。
学生時代から上手く体が切り替わらず、会社に適応できないこともあるのです。
社会人としてスムーズに切り替えるなら長期インターンも有効
学生の皆さんの中には、社会人になって無事にやっていけるのか、不安に思う人もいますよね。
社会人としてスムーズに切り替えたいと思っているのであれば、長期インターンに参加してみることもおすすめです。
長期インターンは企業に在籍して、社員と同じ仕事をこなしながら、業界についての見識を得るいい機会です。
仕事に行く時間帯や業務に向き合う時間も、実際に働いた時を実感することが可能です。
中には賃金の発生する物もありますので、アルバイトも兼ねられますよ!
学生が就職後後悔しないためには「情報取集」
いきなり脅しのように書き連ねてしまいましたが、実際社会人になるとこれだけの壁が待ち受けているのです。
でもやっぱりみなさん的には「就職で一発で良い企業を引きたい!」と考えちゃいますよね。
見出しにも書いた通り、学生の皆さんが就職後後悔しないためには、情報収集が必須です。
「でも情報収集って何をすればいいの?」って思った皆さんに向けて、以下で就職の情報収集の方法を紹介していきます。
福利厚生の充実度
学生の皆さんは、まず企業の公式サイトを確認して、福利厚生の充実度をチェックしておきましょう。
交通費支給、住宅手当支給など金銭面での支給はもちろんのこと、育休の取得率や復帰率、独自の項目まで幅ひろくチェックしておくことをすすめます。
細かい部分までチェックしておくことで、その企業が社員のことを考えているのかがわかります。
交通費支給の金額の条件が決められているか
学生さんが福利厚生をチェックするときには、交通費支給の金額の条件が決められていないかを確認しましょう。
交通費支給と福利厚生に記載されていても、実は社内では細かい条件が決められていることがあるんです。
最短ルート分の金額のみ、家賃補助に含まれる等、企業によって条件は様々です。
事前に退職者の口コミをチェックして確認しておくと、ミスマッチが少なくなります。
家賃補助の条件が決められているか
企業によっては、住宅手当や社宅借り上げ制度、家賃補助などの住居に関連する手当が設けられています。
ただしこちらも金銭面的な補助になるので、企業によっては細かい条件が定められていることも多いのです。
会社から〇駅以内、会社の指定しているマンションから選択するなど、細かく条件が分かれています。
家賃は月の支出の中でも高い割合を占めていますから、事前にチェックしておいて損はありません。
銀行等の転勤の多い企業であれば、社宅を割安で借りられることもあります。
業界や企業規模によってかなり変わるので、事前に調べておかないと、入社後一人暮らしした際に生活費を圧迫してしまう可能性もあるのです。
独自休暇制度の内容
企業によっては、法律で決められている有給休暇の他にも、独自で社員のリフレッシュを兼ねた休暇制度を設けていることもあります。
ワークライフバランスを実現するために、バースデー休暇やアニバーサリー休暇など、祝い事目的での休暇があるケースが多いです。
休暇関連の福利厚生も、事前によく確認しておきましょう。
メンター制度があるか
実はメンター制度があるかも重要なポイントです。
企業には先輩が後輩一人につき一人ついて、メンターとして指導に当たることもあります。
誰に質問をすればいいのかが明確になっているので、仕事で悩んだ時も質問しやすいのがメリットです。
後進の育成に力を入れている企業であれば、メンター制度を導入しているケースが多いので、事前にチェックしておきましょう。
転職サイトで求人が頻繁に出ていないか
就職を考えている企業の名前で転職サイトで検索をかけて、求人が頻繁に出ていないかを確認するのも一つの手です。
社内環境に何らかの問題がある場合、折角入社した新入社員でも、早期で退職してしまうこともよくあることです。
求人を頻繁に出している企業は、入社後に何らかの問題がある可能性があるのです。 求人掲載の確認タイミングをこまめにやって、常に最新の状態で求人が公開されているのであれば、就職すべきかを検討した方が良いでしょう。
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入社後でも転職でキャリアを開くこともできる
ここまでの話を見てみると、「就活で失敗したら終わりなのかな…?」と思う学生さんもいるかもしれません。
ですが実際のところ、就職先の選択を間違えても、キャリア計画をよく立てておけば転職でより良い道を開くことも可能です。
20代前半や中盤の転職活動であれば、ポテンシャルを認めてもらえて転職先が見つかりやすくなります。
入社後に自分に職場が合わないと感じることもあるでしょう。
そんな時、その職場で良い未来を切り開くための努力をすると同時に、次のキャリアを見据えた行動を起こすことで、いくつも可能性を広げることが可能です。
そのためあまり不安になりすぎないことが大切です。
まとめ
就職がゴールと考えてしまいがちですが、実は学生の皆さんは就職後も競争や働き方で悩むことも多くなります。
自分が納得して働き続けられる企業に就職したいのであれば、事前情報を徹底して行うことでマッチングできる企業がみつかるかもしれません。
なんとな~くで就職活動をすすめるのではなく、実現したいことを軸にしっかりと準備して挑んでいきましょう。